みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

2.26の日

2019年02月26日 | 俳句日記

植木市のアカマツ

2月26日〔火〕晴れ

皇太子殿下のお誕生日からずっと晴れの日が続いています。
今日も晴天。
大濠公園へでも出かけましょう。

久々なのでワクワクします。
ツナサンドにフルーツサラダを添えてランチをこしらえました。
紙バックに納めたところで、携帯が鳴ります。

出勤前の友だちが、また大根を差し入れると言って来ました。
母が大好きな大根。
持っていけばまた眼を細めるでしょう。

間も無くやって来た彼に予定を話すと、公園まで送ってくれると言います。
母の所へも寄ってくれるそうです。
心配は御無用です、経営者ですから。

公園では鳥たちが待っています。



餌を振る舞うと、また狂喜乱舞しました。



鳥達との宴が終わると護国神社に向かいます。
今日は2.26の日。
私の中では、あの日の青年将校も英霊なのです。
勿論、特攻の碑にもお参りをしました。

神社では植木市の準備が進められていました。
一本の植木に目が止まります。
「あら!こんな所でお目にかかれるなんて⁈」
やはり気に掛けてくれているのでしょうか?

ご縁とはこんな事なのです。
何年もご無沙汰しているのに、ふとした事で気付かされる。
貴方にも日常の何処かに大切なメッセージが?

今日は彼の古希の誕生日でもありました。
半世紀にわたる知遇を得させて頂いてます。
大変な恩人でもあります。
私事は止めておきます。

この方の人柄だけは手短に伝えておきます。
大学を卒業すると当時の科学技術庁長官の秘書を皮切りに3人の先生に最後まで仕えています。
現在も某大臣の秘書役として議員会館にいます。

信頼される事務方として人生を貫く資質についてエピソードを紹介しておきましょう。
二十代の頃、ある学生が一年もの入院をした時、一日も欠かさず見舞のハガキを出しています。

また、ある同僚が選挙に落選して困窮した際には
家財を売って助けてあげました。
実に永田町は、彼のような菩薩に依って支えられているのです。

ダメ議員もダメ秘書も多いのですが、彼らは数年もせずに消えていってしまいます。
あの情報渦巻く世界で半世紀も信頼を失わない凄さ、若い人は教訓になさると良いと思います。

〈春風や 仰ぎて清しき 松の峰〉放浪子
季語・春風(春)