みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

春昼(しゅんちゅう)

2019年02月21日 | 俳句日記

春昼の空

2月21日〔木〕晴れ

ついに2月の満月は見逃したか⁈
と思いきや、今朝の未明、西の方仰角45度付近の空にぽっかりと春満月が浮かんでいた。
慌てて願い事を唱えたのは勿論である。

新月には、月が満ちるが如く物事が向上したり、
増えたりすることを祈り。
満月には、当面の願い事を祈るのだそうだ。
私の願い事は他愛もないので言わずにおく。

子雀達の登校時分になると薄雲が掛かって来た。
取り立てて外出する予定も無いのでPCに向かっ
ていたが、ベランダに春の日が届き始める。
雲行きを気にしながら掛け布団と毛布を干した。

時が経つごとに室内も春の陽気となる。
それじゃあと、懸案になっていた床屋に向かう。
風邪がぶり返すのを恐れて控えていたのだ。
鬱陶しくて仕方がなかった。

ジャンバーを羽織るだけでマフラーも不要。
春はいいなぁ春は。
他家の玄関先に真紅のシクラメンが咲いていた。
シクラメンは春の季語である。



頭がすっかり軽くなって帰る道すがら、久々に
私に影法師があることに気付いた。



これから日毎に彼とは縁が深くなる。

〈春昼の 道にくっきり 影法師〉放浪子
季語・春昼(春)