みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

仲春、病院の内と外

2018年03月02日 | 俳句日記

晴れていてよかった。
初めての通院による抗癌剤点滴日。
午前5時起床、7:30分のバス停に立つ。
朝の冷気に爽やかさすら感じる。

8:30 病院に到着、以下レポート。
直ちに採血、化学療法治療者は最優先。
結果が出るまで看護師が健康チェック。
それが終れば多少の私用が許される。

9:30 主治医の診断と検査結果説明。
全般良好、腫瘍マーカーもやや下がる。
10:00 化学療法室に向かう。

中はこうなっている。

医療用カーテンで仕切られたブースの中
に電動シートと点滴コントローラー、テ
レビが備えられ、ここで3時間を過ごす。
投与の手順は2月16日のブログの通り。

参議院の予算委員会が開かれていた。
共産党は相変わらずの蕎麦問答。
まるで緊迫する極東情勢から国民の目を
逸らさんばかりである。

お陰で20分毎の血圧測定が上がりっぱなしであった。
13:30 院内での加療終了、携帯用ポンプ
を肩からぶら下げて治療室を出る。

春は、初・仲・晩と三春に分かれる。
支払を済ませて外へ出ると、仲春の空が
天神のランドマーク、アクロスの上に青
く広がり人々がおちこちに憩っていた。

本当の春に入ったばかりの陽光の中に、
子雀たちがいたいた。

おばあちゃんも嬉しそう。


僕はポーズを取ってくれた。
勿論、保護者には了解の上の写真です。


青年が本を読んでいた。
こんな青年、私は好きだな〜。
皆んな私に生命をくれる。

〈人光る 仲春に我 生きて在り〉放浪子
季語・仲春(春)

3月2日〔金〕晴れ
支払は31850円、社会保険と高額医療費
の限度額認定制度が無ければ、私はとっ
く死んでいた。
この国だから生きている。
棲家に帰る道すがら、母に結果を報告に
行った、すこぶる喜んでくれた。
母にも生命を貰った。




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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (齋藤睦子)
2018-03-03 16:06:22
小さな季節の変化、かわいい子雀たち、
気持ちがほんわかします。
政治への怒り、血圧のくだりはなんだか見えてくるようで(笑)
ところで放浪子さま、
蕎麦問答とはどういう意味でしょうか?
想像するに、よく知っている人に何も知らないものが聞くという事でしょうか?
Re:Unknown (tf679)
2018-03-05 13:40:23
モリ蕎麦(森友学園)・カケ蕎麦(加計学園)
問題という揶揄です。
Unknown (斎藤 睦子)
2018-03-06 15:07:22
あ~~そっちでしたか、
調べてもわからないわけだ(爆笑)
郡山は申し訳ないような青空、福岡にもお届けしたい!
Re:Unknown (tf679)
2018-03-07 07:14:25
楽しんで頂けて幸甚です。
郡山は第二の故郷です。
弥栄を祈ります。

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