みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

薔薇の季節

2017年04月30日 | 俳句日記

小笹という処に咲いた薔薇である。
福岡に帰って来れば、ここに住むこと
になる。まだ先の話だが、母親に来い
と言われれば、致し方がない。
このような花々が、かしこに咲いて
いる処だけに、浄土だと思えば異論な
どない。
ところで、薔薇という花は、人類の
進化と同じように、大きく枝分かれを
して来ている。
元々イバラがルーツであるこの花は
野いちごとなり、りんごとなり、桜と
なり、梨となる。
まるで、アーリア人がゲルマン人と
なり、ノルマン人となり、ローマンと
なり、セム族と混血してイスラム人と
なったことに似ている。
そして、人類の歴史はこれらの人種
の戦いに明け暮れることになる。
そう言えば、バラ戦争というものも
ありましたね。
人類の未来がバラ色で有りますよう。

〈バラ香り 季節はめぐり 菊香る〉
放浪子
4月30日〔日〕晴
93年の月日が同じ
空間でひとつになる。
生命の縁起、
ひ孫を抱く母は輝きに
包まれていた。

義勇公に奉じ

2017年04月29日 | 俳句日記

毎朝、3キロの距離にある護国神社に、
散歩に出かける。私にとっては大切な
日課である。
ここ福岡県のお社には12万の御霊が祀
られているが、その中の301柱が特攻
兵士の御霊であった。
作戦の是非など問うのは、もはや詮無
いことだ。確かなことは、醇呼として
純なる決意を以つて死地に赴いた人々
であったと思うだけで十分なのである
。其れが、供養というものだ。
あれから70年の月日が流れ、未曾有の
災害が生じた時、全国から述べにして
2000万の人々が被災地を訪れた。
まるで同じ『義勇公に奉じ』た心の発
露なのである。日本人の真心なのであ
る。

〈永遠の世の 眞光仰ぐ 皐月風〉放浪


4月29日〔土〕晴
北朝鮮がまた撃った。
何故、人類は意味の無い
処に陥ってしまうのだろう。

郷土というもの

2017年04月28日 | 俳句日記

写真の撮り方が不味かつた。どうしても能古島と志賀島を入れたかつたのである。
今日は、百道浜に出向いた。年ぶりのことだ。外国人が忽ちに増えて、シンガポールか何処かにいる気分になった。
20年前に、この街が出来た時、まるで宇宙人がスートンと海の中に運んで来たように思ったものだ。我が街が発展することを望まぬ者はいまい。街はこれからこの街で暮らして行く人々のものだからである。だから、私は、能古島と志賀島を入れたかつた。

早朝の福岡城址

2017年04月27日 | 俳句日記


全国を飛び回っていると、天守閣のある風景にでくわす。正直、羨ましい。
福岡市の城址公園である舞鶴公園は、城内の大濠公園まで含むと、ニューヨークの
セントラルパークより広い世界有数の都市
公園なのだが、いまひとつインパクトを
欠くのである。画竜点睛を欠いているので
ある。
原因は明らかで、天守閣がない。
随分前から再建の話はあった。その為の
団体まで設立されているのに、なかなか
先に進まない。
アジアのリーダー都市宣言までして、
インバウンド戦略を立てているというのに
何故なのだろうか?
写真の真ん中に天守閣が聳える景色を想像
してもらいたいものだ。

元寇防塁

2017年04月26日 | 俳句日記

雨の中、福岡市の藤崎という街を訪れた。この辺りには元寇防塁が史蹟として残されている。800年前にも危機があった。
1000年前には騎馬民族の刀伊が進入して
来た。
博多は、常に半島情勢の最前線である。

〈防塁も 肩に力の 皐月雨〉放浪子

4月26日〔水〕雨
旧友に頼みごとをする。
有り難い存在
しかし、互いに歳をとった。