みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

ブログの再開

2016年03月27日 | 記事

 二年ぶりにブログを再開しました。お彼岸も過ぎて、東北も光のどけき春となりました。

 九州くんだりから、東北に住み着いて1,460日目の今日ですが、毎回春になると九州にいた時よりも

春の到来がありがたく、凍り付いていた全身の氷が少しづつ、少しづつ解け始め、陽光も、そよ風も、

鳥の声も、花の色も、心の奥、脳幹の中心にまで沁み込んで来るような気がしてきます。

 北国の人は、みんなこのような喜びを味わっているのでしょうか。

それとも、生まれながらに繰り返されてきた季節だからと、いつもの情感で受け止めて、

意識は別の方向へ流れてしまっているのでしょうか。と、すればもったいない話です。

 私は震災の翌年に、お釣りの人生が復興のお役に立たてばと思い、福岡からやってきました。

そして、もっと前向きな真摯な気持ちで、人生の進路を変え、被災地に移り住んだ若者たちが大勢いることを知りました。

嬉しい限りです。難渋されている方はもっと有難いことでしょう。この若者たちに大いに期待します。

 そこで私は、東北の若者と、こうした得難い心を持った全国からの若者たちにエールを送る意味で、

南国人としての立場から、諸々の考え方や受け止め方を比較しながら、

東北の将来性・可能性のヒントを、このブログで提言していきたいと思っています。

 四年住んでみて、東北にはすごい宝が眠っているような気がしてきたことも、再開のキッカケです。

皆様とともに、その宝を探し当てる旅に出かけましよう。イザベラ・バードのように、芭蕉のように。

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