みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

梅雨の蝶

2019年07月07日 | 俳句日記

神苑の木漏れ日


7月7日〔日〕晴れ

南九州の人たちには申し訳ないほど、福岡では雨が降らない。
昨日の晴天には梅雨が明けたか?と錯覚した。
梅雨前線が南方に押し下げられているらしい。

今日は小暑、五節句のひとつ七夕祭りでもある。
五節句の参詣には願いが叶うと言う。
護国神社にお参りをした。
夏日のそれの様に木漏れ日が映えていた。

今少し寿命を下さいと念じた。
帰り際に織姫のように美しい梅雨時の蝶が、木漏れ日の中でひらひらと見送ってくれた。



梅雨明けにはまだ暫くある。

〈参詣に 希望添えるか 梅雨の蝶〉放浪子
季語・梅雨の蝶(夏)




博多の梅雨入り

2019年06月27日 | 俳句日記



6月27日〔木〕朝の雨 昼曇り 夕晴れ

遅れに遅れていた北部九州から四国、中国、近畿にかけての梅雨入りは昨日発表されていたようです、記録的な遅延なのだとか。
私は、新聞を見落としていました。

朝は、確かに先日書いた旅の宿での谷川の瀬音に似た雨音で、漸く梅雨入りしたか?と再び安堵しましたが、その後の天気に又もや?を覚えます。
この天気、尋常じゃありませんよね。

博多では、山笠の最終日(7月15日)に梅雨が明けるのが極りです。
追い山の終わったその日の博多の空に似た今日の夕空に、またぞろ錯覚を覚えます。

今年は、ざっと降ってぱっと上がる災害の多い“男梅雨"かも知れません。
くれぐれも雨災害にお気をつけて‼︎

〈入りか明けか 半信半疑の 梅雨の入り〉放浪子
季語・季語(梅雨入り)



満月の日

2019年06月18日 | 俳句日記

明けの月


6月18日〔火〕薄日

夏至まであと五日。
この分だと夏至と同時に梅雨に入りそうだ。
今日は満月。
明けと宵の月を詠めそうで嬉しい。

〈短夜を 名残惜しげに 明けの月〉放浪子
季語・短夜(夏)


宵の月

〈望月や 雲と溶け合う 月涼し〉放浪子
季語・月涼し(夏)

梅雨入り予報

2019年06月17日 | 俳句日記




6月17日〔月〕晴れ

穏やかに晴れた。
おとといの雨は梅雨入りの雨では無かった。
じゃがいもの花が少ししょげていたので、いつもより多めに水をあげた。

どうやら九州北部は今週半ばの“ついり”らしい。
さて、令和初の梅雨はどのような姿を見せるか。
和みの霖雨であって欲しい。
国際情勢も緊迫の度を増している時だけに。

〈兎も角も 止してくりゃれと 男梅雨〉放浪子
季語・男梅雨(夏)

じゃがいもの花

2019年06月15日 | 俳句日記

雨あがりのジャガの花


6月15日〔土〕雨のち晴れ

梅雨の走りなのか?梅雨入りしたのか?
今朝の雨音は、谷川の傍らの宿に寝ているような錯覚を覚えた。
かつて宿泊した処をいろいろと思い出していた。

その雨も午後には上がり、時に日も差した。
濡れていたベランダも夕刻には乾き、じゃがいもの花がしっかりと開いていた。
ジャガイモの花は今時の夏の季語である。

〈里山の 畑想うか ジャガの花〉放浪子
季語・じゃがいもの花(夏)