みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

天網恢々疎にして漏らさず

2018年04月19日 | 俳句日記


一足早く皐月晴れの空が広がった。
それでいて暑くもなく寒くもなく、心地
良い風がそよと吹く。
人が人間性を取り戻す一瞬である。

天はこうして苦海に生きる我々に、時折
の癒しを与えて下さる。
その点では、日本の風土は世界のどの国
よりも恵まれているのだ。

だからこそ神を敬い、天地自然に感謝し
て共に生きるという、高い道徳性に立脚
した社会が形成されて来た。
名と恥の文化と言われるものである。

他国からは「ハラキリ」がその象徴と見
られているのだが、残念な事に大戦後の
占領政策と、コミンテルンの伝統破壊に
依って一般の倫理道徳まで失われた。

「名」を穢すとは立場をわきまえていな
いと言う事であり、「恥」を晒すとは職
責を果たさないという事である。
責任者は高い道徳性と教養を問われた。

財務省の事務次官とは、国の台所を預か
る最高責任者である。


県知事とは、地域の将来を預かるリーダ
ーなのである。


双方とも、我々庶民の人生を左右する鍵
を握っている存在だ。
大臣だと誤解してはいけない。
実質は、事務方のトップと首長なのだ。

首長は選挙で変えることが出来るが、役
人は首にするのが難しい。
もはや、名と恥のハラキリ文化に基づい
た官僚制度を強制すべきか?

米国に倣って、トランプ流で行かなけれ
ばならないのかも知れない。
もう一つある、公務員試験も終わらす。
頭脳は要らない、AIがある。

ケント・ギルバートさんがネットで良い
言葉を教えて下さった。
「I Y I」= Intellctual Yet Idiots
直訳すると「知的バカ」「高学歴無能」
なんだそうな。

アメリカで流行っているらしい。
どこでも常識の通用しない秀才は始末に
負えないのだ。
これに「KY」が加わると尚更である。

さて、どうしたものか?

しかし、天は流石であった。
「天網恢々疎にして漏らさず」である。
記憶力に優れているはずの「IYI」様は
この言葉をお忘れになっていた。

〈緑立つ 空に響くか 天の声〉放浪子
季語・緑立つ(春)

4月19日〔木〕快晴
日米会談が終わった。
どうやらうまく行ったらしい。
さて次は日中韓である。
真面目な官僚は汗だくで走り回っている
だろう。
気弱な者は胃に穴があくほど緊張してい
るはずだ。
皆さん国の為に頑張って下さい。

それにしても野党の行状は、卑劣以外の
何物でもない。
サボタージュ、ボイコット、プロパガン
ダ、戦前からのコミンテルンの遣り口で
ある。
ここにもIYIが捨てる程所属している。

天の目と、国民の目は誤魔化せない。
多分天罰が下る。