明日から、日本の近未来の行方を決定付
ける安倍・トランプ会談が行われる。
シリア攻撃直後の会談だけに、世界中が
真剣に注視している。
考えて見れば、20世紀初頭以来の国際政治の舞台で、日本が世界から注目された
会談の中でも、成果次第では筆頭に挙げ
られるものとなるかも知れないのだ。
嘗て孫文は辛亥革命後に「日本は、東方
王道を守る干城となれ」と持ち上げた。
あながちゴマスリではなく、亜細亜の国
々の解放に期待をしていたのである。
だが、日本は余りにも国際政治に疎く、
国策を誤ってしまう。
何よりも時の為政者が、情報を軽視して
世界大戦に巻き込まれてしまった。
今回は違う。
情報の核心部分とコンタクトしている。
ということは、世界大戦を回避すること
に貢献する立場にあるということだ。
今日の世界は、大国の抑止力のバランス
で平和が保たれている。
重要な会談を前にして、当事国の国民と
して「抑止力」なる物を再確認しょう。
[抑止力]
1、報復的抑止力→撃ったら撃ち返すよ。
2、拒否的抑止力→攻めても無駄よ。
3、懲罰的抑止力→皆なで懲罰するよ。
の三つだ。
今回のシリアは⑶である。
人道を無視して、国際的に禁止されてい
る化学兵器を使った事への懲罰だった。
日本が選択しているのは⑵である。
その為の日米同盟なのだが、今回の会談は⑶への参加を要求されるかも知れない。
国家国民の意思が試される時が来る。
〈常とはの くにの緑や 松雄花〉放浪子
季語・松雄花(春)
4月16日〔月〕薄曇り
梅の優しさ、桜の美しさ、そして、松の雄々しさ。
どれも日本に欠かせない。
今回は、トキワの松の見せ所だ。
頑張れ安倍さん。