みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

ゆだち(夕立)

2017年07月24日 | 俳句日記

夏の季語の代表格である夕立は、発句に
置くときは「ゆうだち」、結句に置く時
には「ゆだち」とすることが多い。

白雨とも、驟雨とも言う。
地表の温度が急激に温められて、急速な
上昇気流が発生することによる現象だが
、この時の雲が入道雲である。

今日の福岡は、朝からさほどの日射しも
無く、薄い雲に覆われていたのだが、午
前中も午後にも、ザッと来た。
降り止めばカラリと晴れるのが定型なの
に、そうもいかずまた薄日になった。

それでも、干天の慈雨や喜雨とまではい
かないが、隣家の金木犀や柑子の木が背
伸びをしたようにみずみずしくなった。
後にはゆだちの涼風が吹いて来た。

夕立は、時として、黄昏る男を蘇らせる
こともあるらしい。

〈墨東の 粋な潰しに ゆだち哉〉放浪子
季語・ゆだち(夏) *潰し=潰島田

7月24日〔月〕薄日 午前と午後の夕立
曇天とは言い難い薄日に
ゆだちが二度来た。
合間を縫って買い出しとランドリー。
郡山は、終日の雨。
頭が痛くなるほど息苦しく、
蒸しているらしい。