みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

半夏生と蝉の初音

2017年07月02日 | 俳句日記

半夏生とは、ドクダミ科の多年草でカラ
スビシャクという。(写真)
和名は「片白草」と呼び、今時分白い花
を咲かせ、田植えの終わる時期を報せる
役割りを果たしていた。

そこからこの花の名前が、二十四節気の
一つに数えられるようになった。
この花が咲くと、農家は最も繁忙な時期
を終え、日本中が夏祭りの季節に入る。

ここ博多の街では、祇園山笠の舁き山が
町内の路地を一斉に走り出す。
15日の追い山へ向けて、足慣らしが始ま
るのだ。

昔、サザンオールスターズの歌に

🎶高気圧はビーナス達の交差点〜ん

という歌詞があった。
ビーナスならずとも、高気圧は真面目
な男達の交差点でもあるのである。

〈締込みを きりりと構えし 半夏生〉
放浪子
季語・半夏生(夏)

7月2日〔日〕晴
半夏生の映像を求めて福岡市植物園に。
我が宿から、徒歩20分。
改めて品種の多さに驚く。
帰りに葉鶏頭をひと鉢買った。
長い付き合いになる。