ぱっぱらっ記 In Danmark

夫の転勤に伴い、家族四人=夫、私、長男3歳、長女1歳でデンマークで、2年間暮らした記録です。

がうでぃ・ガウディ・GAUDI!!!③

2006年04月13日 | 旅日記
とりを飾るのはやっぱり・・・
 
      
      サグラダファミリア!!!
 
キリストの誕生を物語る 生誕のファサード 


 
  
ガウディの死後、実際に建築が始まった 受難のファサード

 
ステンドグラスも天井もすばらしいいぃぃ
 

100mの鐘楼の内部には外壁に沿って螺旋階段が渦巻いています。
写真右下の鐘塔の階段を昇った後に螺旋階段があるので、
結構な段数だったのですが、テツジロー頑張って一人で昇って、降りました!

てっちゃん、ルパン三世の映画の中で「サグラダファミリア」を見たことがあったので、楽しみにしてたんやよなぁ~
 

感動すると「すごい!すごい!!」とアホみたいに連呼する私、
サグラダファミリアの内外でやっぱり
「すごい!すご~っ!!ほんますごいわ~」とやかましく言ってしまいました。
バルセロナの日本人観光客はすごい数なので・・少々恥ずかしかったかも。

そういえば、テツカノ産んだ直後も「すごい!すごい!!」っていってたような・・


建築が始まってから100年以上経つ今でも完成しないサグラダファミリア。

正直「スペイン人、シエスタばっっかりとってはたらかへんからちゃうん~??」
なんて思っていましたが、

実際見て納得・・・

細部の細部まで装飾されていて、一つ一つの彫刻がその筋の一流職人でないと
作れない複雑さで、なんだか「執」という文字が頭に浮かんできそうな・・・
そんな緻密さ。
「緻密な絵」ではなく、ばかでかい立体のものがこの緻密さなので、
もしかしたら「気持ち悪い」と思う人もいるかもしれませんね~


そしてガウディはもうこの世にはいないわけで・・・

つまりガウディの研究をしながら、その遺志をついで・・・


となると「そりゃあ完成せんわ~」と思いました。

でも是非に是非に完成したサグラダファミリアをもう一度見たいものです。



ところで、こんなにすばらしい作品をこの世に残したガウディ。
その才能は認められてはいましたが、最期はとてもあっけないものでした。

ガウディは40年以上サグラダファミリアの建築に携わってきましたが、
最期の12年間は他の一切の仕事を断ってこれに取り組みました。

ついにはサグラダファミリア内に寝泊りするようになりました。

しかも建築費を献金のみに頼るとする「聖ヤコブ巡礼の会」の意向による
資金不足が原因で、建設は何度も中断されたため、
ガウディ自身も資金の調達に奔走したそうです。


そして、最期は日課にしている教会のミサに出かける途中、
考えに没頭しながら歩いていたため、路面電車にはねられ亡くなりました。
しかも、ぼろぼろの服を着ていた彼は、浮浪者と間違われ、
しばらくはどこにも連絡されず病院に安置されていたそうです。


ガウディは銅器具職人の父の元に5人兄妹の末っ子として生まれましたが、
母、兄弟全ても早いころに亡くしています。
ガウディ自身も幼いころからリウマチに悩まされていたそうです。


やっぱり全てに恵まれた環境でないからこそ、何かが生まれるのかね~・・なんて思ったりして