ぱっぱらっ記 In Danmark

夫の転勤に伴い、家族四人=夫、私、長男3歳、長女1歳でデンマークで、2年間暮らした記録です。

がうでぃ・ガウディ・GAUDI!!!①

2006年04月09日 | 旅日記
今から約100年ほど前に、裕福な繊維工場主の邸宅を改装したのが
カサ・バトリョ。
現在では実際に人の住む住宅がいくつか入っているマンションです。
海をテーマにしているとも、カーニバルを象徴しているとも
ガウディの得意なドラゴンがモチーフとなっているとも言われているそうです。

言われて見るとなるほど、、
建物内部外部どこをみても直線が全く見当たらず、
建物全体が波打つ海のように見えるし、
 
エレベーターの扉は海面のようにきらきらし、ドアノブはドラゴンの手のようにも見え
 

ドラゴンの頭蓋骨を模したというバルコニーも、屋上ににょきにょきでている不思議な形の煙突も
 
鱗のような瓦屋根も、こだわりぬいた一体感がありました。


そのデザインのみではなく、大きな中庭を作る事で、
優れた通気性、採光性を実現したため、当時にしては、
画期的な住宅の近代化だったそうです。



そこから程近いところにあるカサ・ミラ。
「ラ・ペドレラ=石切り場」の別名でも知られています。
これはガウディが手がけた最後の私邸。
山をテーマにしているとも言われるこの建物、ガウディは自然そのものをあらわしたそうな。

この建物ですごいのは、馬車や車が地下へ、そして三階までそのまま行ける様に巨大な螺旋階段が作られているところです。
本当はこのスロープを屋上まで作る計画でしたが、施主の同意が得られず実現しなかったようです。

そんなことを100年前に考えてるガウディって・・・すごっ


そしてバトリョよりパワーアップしている屋上の煙突&空調用パイプたち!!
子供たちは、ちょっとした遊び場気分で走り回っていました


 
 

 
とにかく一つ一つ、これでもかというくらい細かく細かくこだわってつくられていて、
ただの窓、ただの壁、ただの柱、ただの手すり、ただの床・・というものがない。

じっくりみたら相当時間かかるだろうなぁ・・・
子連れじゃそうも行かないけど