ギターの、お師匠さん。

と言っても、もちろんワタシのことではありません。

日本のフュージョンシーンをリードする素晴らしいギタリスト。
僕にとってのまさに「お師匠さん」をご紹介します。

この一週間、お笑いの「だるま食堂」だけでなく、
音楽、ジャズ系の、しかもギター系のライブを2本、見に行きました。

まず5/18は、荻窪「ルースター」で「水野正敏グループ」を見ました。



リーダー水野さんは日本ジャズ界の誇る名ベーシスト。
村上ポンタさんのトリオ「PONTA BOX」のメンバーとしても知られます。

この日のギターの矢堀孝一さんは、超絶のテクニックの持ち主でありながら、
よく歌う、色気のあるフレーズをこれでもか!!と連発するお師匠さん。



矢堀さんは向谷実さんの「メロディーズ」のギタリストであり、
4月の向谷ライブに参加させていただいた時にご一緒した仲ですが、
あまりに素晴らしいギターを弾くので、そのうちライブを見に行こうと思っていました。

この日もクネクネとうねる、実に摩訶不思議でいながら色気のあるフレーズを繰り出し、
もう一人のギタリスト、鬼怒無月さんと熱いギターバトルを展開。
このお二人、見事なほど個性が異なるので、
ギター屋としてはホントに面白くて、参考になりました。

矢堀さんは、CDの録音にも多数参加、教則ビデオなども出されています。
ホームページはここ。
http://www.uprize.jp/yabori/

そして、今日5/23です。

日本のフュージョンシーンを「カシオペア」と共にずっと牽引した
「ザ・スクエア(途中Ｔスクエアと改名)」のリーダーでギタリストの 安藤正容さん。
その安藤さんがスクエアのデビュー当時のメンバーだった「みくりや裕二」さんと組んだ
アコースティックギターのデュオ、「あんみつ」。
今日5/23は横浜「Hey Joe」でパーカッションとベースを加えた4人でのライブでした。



実は、話せば長くなってしまうのですが、「ザ・スクエア」と僕とは古いつきあいです。
デビュー時のドラム「河合マイケル」が僕と大学の同級生で、
一緒にバンドをやっていた仲。
ちなみにマイケルはスクエア退団後ソニーレコードに就職、
ディレクターとして「プリプリ」や「ユニコーン」を世に出した人物。
ドラマー、パーカッショニストとしても今なお活躍しています。
そのマイケルがこの日はドラム・パーカッションで参加。
これはなんとしても見に行かねば、ということで行ってきました。

安藤さんは今更言うまでもないですが、 ため息が出るほどに完璧なテクニック。
フレージングもよく練りこまれ組み立てられた音楽的なもので、
ホントに見事なお師匠さんです。
みくりや(御厨)裕二さんも、素晴らしいプレイで、
お二人のかけあい漫才のようなギターが楽しめました。

安藤さんとは、永らくおつきあいがなかったのですが、
僕が去年用賀に引越したら、犬の散歩をしている安藤さんとバッタリ遭遇。
それ以来、ご近所さんづきあいをさせていただいています。

終演後、マイケルと安藤さんとスリーショットでパチリ。



ホントに楽しい夜でした。
素晴らしいお師匠さんのライブを見て、すごい刺激を受けましたね。
僕ももっと練習して、お師匠さんのレベルに少しでも近づけるよう頑張ります。