☆♪☆ 鉄のみゅーじしゃん ☆♪☆

作編曲家・ギタリスト塩塚博のブログ。
近年は駅メロディの作曲で知られています。

僕の「ジョン・レノン」ベスト10

2020年12月09日 13時31分01秒 | 好きなアーティスト
昨日はジョンの命日。実際に亡くなったのは日本時間の12/9なので、今日がリアル命日、なんてことはどうでもいいですが、あくまで僕個人のジョン・レノンの作品ベスト10を発表しちゃいます。個人の意見なので、反論とかはなしでお願いします。



1、A Hard Day’s Night
衝撃のイントロ、疾走のロック、規則性を持ちながら躍動する巧みなメロディ、7thの調性から通常長調の調性にチェンジするサビ(ここはポール作、という説あり)。ジョンの最高傑作ではないでしょうか。
2、You Can’t Do That
アルバム「A Hard Day’s Night」は13曲中10曲がジョンの作品で、作家としての怒涛の勢いが感じられます。中でも特にこの曲はブルースコードのカッコいいロックナンバーでありながら、よく練り込まれたメロディを持ち、これまた通常長調のサビへと転ずる傑作曲。
3、Norwegian Wood
当時の東芝レコードディレクター高島さんが付けてしまった世紀の誤訳「ノルウェーの森」。本当は「ノルウェーの木材」なのにね。シタールも出てきてオリエンタルな3拍子。シンプルな旋律が味わい深く、ジャズミュージシャンのカバーも多い。
4、Girl
「ノルウェー」も収録されているアルバム「ラバーソウル」はジョン、ポールとも佳曲が多く、二人の合作曲2曲も素晴らしい。ポールの「ミシェル」と対をなす短調の「ガール」は、琴線わしづかみの名曲。
5、Help!!
ジョンの特徴的な作曲技法のひとつに、「メロディを動かさず、コード進行を動かして曲にする」というのがありますが、その傑作でしょう。ちなみにその技法で作られた曲には「I Should Have Known Better」「Lucy In The Sky」などがあります。
6、恋のアドバイスYou’re Gonna Lose That Girl
ひら歌部分は割と平凡な進行でありながら、驚きのサビへの展開とひら歌への帰還。
7、Lucy In The Sky With Diamonds
「サージェント」アルバム以降はポールに押され気味になったジョンだが、このアルバムで抜群のクリエイティビティーを発揮したのは「A Day In The Life」ではなくこの曲と思います。
8、If I Fell 恋に落ちたら
傑作アルバムHard Day's Night収録の、ジョンとポールの2声デュエット作品。美しい調べとハーモニーだが、ヴァース(序章)部分から本編への流れがミラクルです(゚Д゚;)
9、I’ll Be Back
これまたHard Day's Nightの最後に収録の佳曲。同じAのキーの中で長調と短調が交互に出てくる。ジョン本人は、デル・シャノン(「悲しき街角」など)を参考にしたと発言しているが、もちろんパクリではない。ジョン・ポール・ジョージの3人によるコーラスも美しい。
10、Day Tripper
ビートルズ時代のジョンの作品の中で、特にジャズ系ミュージシャンによくカバーされるのは「ノルウェー」とこの曲。セルジオ・メンデス&ブラジル66のカバーは特に秀逸。ビートルズの曲でギターリフは珍しく、巧みに構成されたサビの進行は脱帽するしかありません。

次点/Please Please Me
デビュー曲Love Me Doが地味な曲で不発だったビートルズをいっきにブレイクさせたこの曲は、元々もっとスローで地味な曲だったそうだが、ロックビートにアレンジして大正解。カモン、カモン部分のインパクトが素晴らしい。

この他の、ベスト10に入れてもおかしくない惜しい作品は「I Should Have Known Better恋するふたり」「You've Got to Hide Your Love Away悲しみはぶっとばせ」「Strawberry Fields Forever」「Yes,It Is」といつたところ。
ソロになってからは、そんなに好きな曲はないけれど「ジェラス・ガイ」「インスタント・カーマ」「スターティング・オーバー」は好きです。
コメント
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