☆♪☆ 鉄のみゅーじしゃん ☆♪☆

作編曲家・ギタリスト塩塚博のブログ。
近年は駅メロディの作曲で知られています。

ヌッチ様が、やってくる。

2010年07月16日 00時06分06秒 | クラシック音楽
今回の記事はコアな内容です。ご興味のない方はスルーして下さい。

大好きなオペラ歌手は誰、と聞かれたら、
いろいろいますが、女性だとアンナ・ネトレプコ。
男性はレオ・ヌッチですね。

なんと!!今年はこの二人とも来日して公演してくれるという、大当たりの年になりました。

ただ、愛しのネトレプコは、マスネの「マノン」主役で来日予定ですが、
第二子を妊娠しており、降板する可能性が高いとのもっぱらの噂なので、
僕はチケットは買っていません。

で、ヌッチ様です。



彼はイタリア人のバリトン歌手で、特にヴェルディのオペラでは欠かせない人。
ヌッチは、本当に歌が上手く演技も達者で、どのオペラでも好演していますが、
本来とても陽気なイタリア野郎であり、
表情が豊かで眉毛がまるでマンガのように上下に動く特技があり、
僕は明るいオペラでユーモアと悪戯心のあふれる役柄を演じている彼が大好きです。

僕は彼の出演しているオペラのDVDを何本か所有していますが、
ヴェルディ作品が多く、「オテロ」「リゴレット」「仮面舞踏会」「ファルスタッフ」、
あとドニゼッティの「愛の妙薬」など。
この中では「ファルスタッフ」と「愛の妙薬」が喜劇です。
「妙薬」はヒロインとしてネトレプコも出ており、楽曲も楽しく美しく、大好きなオペラです。

今回ヌッチ様は12月に「バリトン・リサイタル」という形でソロコンサート。
嬉しいぢゃあーりませんか。
もし「リゴレット」のような悲しくて重たいオペラだと、
僕自身がちょっと疲れてしまうし、
ソロコンサートなので、ぜんぶ!!ヌッチです。当たり前だっつうの。
発表されている曲目も明るい曲から悲しい曲までバラエティ豊か。
料金だってオペラと比べたら安いです。

ヌッチ様は68歳、心臓病持ちなので、もう来日できないと言われたこともありました。
っていうことは、これは日本で見られる最後のヌッチ様になるかも知れません。

12/6、東京オペラシティ・タケミツメモリアルホールが既に発表されていましたが、
今日の夕刊に12/10に東京文化会館でももう一本やる事が判明。
これは、両方行っちゃうかー!?

ヌッチ様の歌を聴いてみたい方、Youtubeに結構動画がupされているので
ご覧になってみてはいかがでしょう。

コメント
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