☆♪☆ 鉄のみゅーじしゃん ☆♪☆

作編曲家・ギタリスト塩塚博のブログ。
近年は駅メロディの作曲で知られています。

ポール岡田さんのライブと、素敵なハプニング。

2010年01月06日 00時07分33秒 | ライブ、コンサート、見てきました
今日の記事の内容はかなりコアです。
興味のない方はどうぞスルーして下さい。

1/3、原宿クロコダイルで
「re-LIVE! around the'69/HAIR1969」というライブがありました。



この日の主役はポール岡田さん。
この方は、アイ高野さんが在籍した人気グループサウンズ「カーナビーツ」に
ボーカルで1969年4月に加入。 10月にグループが解散。
その直後の69年12月、当時話題のロック・ミュージカル「ヘアー」の日本版公演に出演された方。
今回はその岡田さんの著書「HAIR1969 輝きの瞬間」の出版を記念したライブです。

ゲストは70年代にすごい人気を博した「ガロ」のボーカルこと大野真澄さん。
この大野さんも実は日本版ヘアーに出演しており、
当時の舞台裏や音楽界の動きなどを語るトークショーと、
当時のロック曲やカーナビーツのレパートリーを演奏する、盛り沢山の内容。
とても懐かしく興味深い話や曲がどんどん出てきて、楽しいライブでした。

僕と「トリコロール」で一緒のアキちゃんがボーカル/コーラスで出ていたのですが、
Good Jobでした。
ギターの渡辺明(僕とは仲良し、ギターは絶品です)もいい味出してました。

ライブの後半、飛び入りゲストが何人か登場。
エド山口さん、カーナビーツのメンバー岡さん、そしてなんと、
「スパイダーズ」のベーシスト・加藤充さんが登場したのです。これは大ハプニング!!。



スパイダーズは僕の最初にして最大のアイドルミュージシャンであり僕の師匠です。
堺正章さんや井上順さんのコミカルなエンターテイナーぶりも素晴らしかったけれど、
ムッシュかまやつさんや井上尭之さん(当時、孝之)、大野克夫さんといった
優秀なプレイヤー達による鉄壁のアンサンブルと
他のグループには太刀打ちできない鋭いアドリブ演奏は、
間違いなく当時の日本の最高レベルでした。
リーダーの田辺さん(現・田辺エージェンシーのボス)も含め、
メンバーは皆さん芸能界・音楽界でずっと活躍されていますが、
ベーシストの加藤さんだけは一線を退き、表舞台に出てきませんでした。



この写真の一番左でしゃがんでいるのが加藤さんですが、その人が目の前にいるのです!!
終演後、僕は夢中で加藤さんに駆け寄り、スパイダーズが僕の憧れであること、
今音楽家をやっているのもすべてスパイダーズから出発していることなどをお話したところ、
にこやかなお顔でとても喜んで下さいました。
写真をお願いした所、じゃあツーショットで、と言って下さり、
ご自分から僕の肩を抱いて下さり、一緒に写っていただきました。



憧れの人を隣に少年のような顔のワタシです。



加藤さんはもう70歳を超えています。身長は少し縮んだようですが、
髪もふさふさで若々しくとてもお元気でした。
そしてとても明るくて面白い方でした。
僕は自分の名刺をお渡しし、またお会いできる日を楽しみにしてお別れしました。

もう、おとといのことですが、僕は今でも夢を見ているような気持です。
2010年、年明けから素晴らしいハプニングでスタートしました。
この調子でいい一年にしたいと思います。



コメント (7)
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