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夕庵にて

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ときどき写真と短歌を

桔梗と5匹の鬼

2023年07月19日 | お出かけ
花の寺、桔梗咲く世界遺産の奈良の元興寺への再訪。
6世紀に蘇我馬子が開いた法興寺を前身とする古刹。



浮図田(ふとでん
境内の地中から掘り出された石仏を整理し
その供養をするために植えられた桔梗



飛鳥時代や奈良時代の瓦が再利用されている。
飛鳥寺に使われた日本最初の瓦の
数千枚が再利用されたそうな。(まだらの部分)

裏前栽は静かでしっとりと落ち着いた風情。
緑の苔が美しい。

今年も優しい桔梗に会えた。


やはり石仏とのマッチングが一番ぴったりとくる。

涼しげな水色の桔梗に心が洗われるようだ。



風が吹けば、石の仏と桔梗が語り合っているような・・・







この寺庭には5匹の鬼がひっそりと隠れている。
元興寺の鬼は飛鳥時代に現れたという妖怪。
征伐の時に逃げ込んだのがこの奈良町という。
石仏の後ろや、祠の傍に、大きな木の葉隠れに今も隠れている。
「あっ、見つけた!!」「こんな所にいたの?」
それを探すのが楽しみの一つ、今回はみんな見つけた!!

再訪の元興寺の鬼達は祠のそばにひっそりと待つ  夕庵

   

  


元興寺の本堂、石仏、鬼達も古代の瓦に護られている   夕庵

いろいろな形をとどめている鬼達。
よく見ればどれも妖怪のような恐ろしさは見られず、
しばらくにらめっこ。
2本の角も手を合わせているのも、眠っているのも、威嚇しているのも
ユーモアがあって愛嬌たっぷりである。
古都の歴史を物語るならまちの中に
庶民の信仰のお寺として静かに在る。

(球面体)

(放射線ぼかし)

(変形3D)