12月の歌会は忘年会を兼ねて京都東山の蕎麦茶寮 澤正であった。
さすがに店の趣も19品種のそばの創作お料理、器も凝りに凝ったもので京都ならではの味を堪能した。このまま横になってうつらうつらとしたいところ歌会に入る。
背なにふる枯れ葉も厄ももろともに両の手ひろげ空に放たむ teto
この提出歌は欅の枯れ葉も落ちて裸木になってしまったが来春には芽吹くであろうことを期待するように私も今年の厄を振りはらって新しい年を迎えようという気持ちを詠んだ歌。
たった1票しか入らなかったがこの歌会の重鎮が枯れ葉と厄の発想の新鮮さ、取り合わせの面白さを評価してくださったのがとても嬉しかった。