28℃と18℃を行ったり来たり

2012-08-29 15:42:13 | 菓子工房a trois heures のお菓子

夏の終わりの猛暑って、辛く切ない・・・

家の二階は40℃近く、一階もクーラーなしでは、生活が出来ない状態が続いています。

こんな中で、一階で菓子教室を、二階で販売菓子の製作をしています。

 

販売しているお菓子は、濃厚なバタークリームやチョコレートのガナッシュのお菓子ばかりだから

真夏はやっぱり注文も落ちます。

来年は、夏にゼリーみたいなものを販売出来るようにしたらどうかな、とか

秋のお菓子セットを考えたり

来月から復活するクラーヌさんへの卸のお菓子や

来月末(9/30)のフリーマーケットと

来月の菓子教室のメニュー

を、堂々巡りしています。

   

 

今日、作ったお菓子は、今週末、土曜日の午前中に届くことになっています。

平日、頑張って、週末のお楽しみの箱と思って頂けたら、作り手として冥利に尽きます。


9月は紅茶でございます。

2012-08-27 08:54:43 | お菓子教室

                     menu A.  紅茶のお菓子Ⅱ 

                     さくっ、ふわっと幸せな食感と香り

 

                     menu B. 紅茶のお菓子Ⅰ

                     これほどまでに滑らかな食感・・・

9月の菓子教室は紅茶のお菓子二品を紹介いたします。

紅茶、といったら、どのような味、香りを想像するでしょうか?

ベルガモットで香りをつけたアールグレイを想像するのではないでしょうか?

落ち着いた芳香、鼻をすっと抜ける柑橘の香り。

 

menu Aのお菓子は、とても豪華、よく作りこまれています。

でも、家庭の台所で作ったホームメイドのお菓子です。

お味はお店以上!!!!

menu Bは基本の作業で作るお菓子です。

気軽に何度も作ってみたくなる、そんなお菓子だと思います。

 

作ってみたい、というお気持ちひとつでご参加下さいませ。

お申し込みはこちらからお願いいたします。

 

 

 

 

 

 


欧州ツアー

2012-08-23 09:35:45 | 日々のこと

パリ滞在、4日日目に事件は起きました。

 

滞在したアパルトマンは、マドレーヌ寺院と目と鼻の先にあって、ちょっと歩けば、すぐにセーヌ河を渡ってルーブル美術館に辿り着きます。

とても便利な立地条件ですが、当然、物騒な事件とも紙一重です。

 

この日は、一日自由だったので、ロダン美術館に行ったり街歩きをしていました。

雨の中、パリの街中をたくさん歩いて、帰宅すると・・・

空き巣に入られていたのでした。

 

警察や鍵屋を呼んで、ことが済んだのは半日後、午後11時くらいにやっと

ちかくの三ツ星ホテルで一息をつきました。

アパルトマンの現地スタッフの取り計らいで、その日うちにホテルに移されました。

結局、何も盗まれてはいませんでしたが、パリでの一人身に起きた突然の事件にかなり動揺しました。

 

翌日、パリ滞在5日目は、ホテル・リッツの地下厨房で行われる菓子講座に参加しました。

さすがは名門のリッツ・エスコフィエです。

濃紺の分厚い絨毯の廊下を通って地下に案内されると、迷子になるくらい広く、素晴らしいキッチンが広がっていました。

この日は、苺をテーマにしたお菓子を習いました。

大きな銅鍋で苺の甘く煮ます。

こういう大きな教室ではたいてい同じだと思いますが、ほとんどはシェフのデモンストレーションが中心に進められていきます。

けれど、その道を極めたプロの手さばきを間近で観察出来ることは、とても貴重です。

パリではほとんどの製菓材料が日本で自分が日ごろ使うものの半値、それに近かったりしてかなり興奮しました。

とくにふっくらと上質のバニラビーンズを惜しみなく使うのは納得です。

このお値段ですもの・・・

サクっと、そしてしっかり弾力のあるブリオッシュ生地でカスタードクリームを挟んだ「トロペ・ジェンヌ」

フランボワーズのパフェなどなど

4時間あまりで3品作りました。

ルノートルでもそうでしたが、講座が始まる前に、お茶と焼き菓子がテーブルに置かれ

それを頂きながら、スタートします。

日本でも、ちょっと「ハイソな教室」だと、こんな粋なはからいがあります。

 

ルノートルは生徒3人だったことあり、アットホームな雰囲気でしたが

リッツはシェフの助手を務めるアシスタントもいて、広くプロの厨房での威圧感もありました。

 

リッツの豪華なしっかりした紙の手提げ袋を抱えてホテルに戻り

夕方、オペラ座近くの空港からのバス停留所まで夫を迎えに行きました。

 

つづく

 

 

 

 


欧州ツアー

2012-08-22 17:55:38 | 日々のこと

初日から二日連続で、ルノートルの菓子講座を受講して、三日目は何も予定のない自由な一日でした。

格式あるサロンのプティ・デジュネをしてみようかしらん・・・とあれこれ調べて行ったのですが

結局、朝食に3000円近く払うのは、贅沢?もったいない!、と、まともな考えに達したので

この日も狭いアパルトマンで、作ったお菓子と日本から持参したドリップパックのコーヒーの朝食となりました。

 

パリに行ったからには、製菓道具・材料を買いたいと意気込んでいたので

連日、メトロ4番線 les halles まで乗り継ぎ、「MORA」、「A SIMON」、「G. Detou」に通い詰めました。

 

「G. Detou」は製菓材料屋さんです。

小さなお店ですが、所狭しといろいろな材料が棚にきちんと整列されています。

ルノートルのシェフのお墨付きです。

 

パリの6月はけっこう寒い。

日本と違って湿度も低いから?としか考えようがないのですが普通にドライフルーツの横にチョコレートが並んでいたり。

チョコレートってチョコレート部屋に置かないの?と思ってしまうのですが、ここでヴァローナのジヴァラ・ラクテ4kgに

出会ってしまい、ほかのメーカーのチョコレートも数キロ単位で迷うことなく購入しました。

 

帰りは、両手に10㎏近い荷物を抱えてメトロに乗ったのでした。

そして、この後、2週間近くの4カ国を移動しての旅において、かなり、厄介な荷物となったのでした。

 

つづく

 


8月の朝ごはん

2012-08-20 15:49:32 | 日々のこと

                    

 

ブルーベリーとミニトマト、ゴーヤをたくさん収穫しています。

昨年まで、ブルーベリーはパイかジャムにしていたのですが

今年は、マフィンにしたら割と好きな食感と甘さで6個ずつ焼いては朝食にしています。

そこで気づいたのが型のこと。

アルミやブリキの方にグラシン紙を敷いて焼いていましたが

このグラシン紙を節約したくてシリコン型で焼いてみました。

シリコン型で焼くと、水分がこもるのか、なんだか、蒸しパンのような弾力。

カリッとしてフワッという食感はありません。

写真とは違いますが、シュトロイゼルをたっぷりかけて焼きあげます。

 

試しに使ったお得感たっぷりのお値段の中力粉で焼いた胡麻のパン。

油脂はごま油です。

ごま油の濃い風味はなくミルキーな優しい甘さになります。

 

 


本日は、キャラメルのお菓子です。

2012-08-19 17:38:30 | お菓子教室

今日はメニューAの「キャラメルのお菓子」を作る菓子教室がありました。

起きてすぐに掃除を済ませて、とりあえず天声人語だけ読みます。

「立秋」の文字が出るようなって、あぁ、夏も終わり

と思うのですが、生徒様のお盆休暇の話を聞くと、夏が終わった後の

年末に向けての忙しい雰囲気がまたやって来るんだな、と想像してしまいます。

 

さて、本日のお菓子は、ほんのりと、ほろ苦いキャラメルのムースに

ホワイトチョコレートのムースを重ねた、軽やかなお菓子です。

胡桃をたっぷり散らして焼き上げた生地は、えぇ!!!と驚くフンワリ感。

このムースのお菓子・・・・

ちょっと、その辺の本とかには載っておりませんよ。

まだ空きがありますので、ご興味ある方はお問い合わせ下さいませ。

お申し込み、お問い合わせはこちらからどうぞ!


シュー・ア・ラ・クレーム

2012-08-06 11:23:04 | 日々のこと

                                 

シュークリームは、いまだにそう得意ではありません。

「こんもり丸く形良く美味しそうに膨らむ」

というのが、かなり難しい。

業務用オーブンとの違いや、生地の配合、作り方の技術ももちろん大事ですが

この業務用オーブンには最終的に、どうやっても敵わない、と実感しています。

販売のお菓子製作に使っているオーブンは、小型業務用平釜ですが

これでも限界を感じます。

 

だからあまり作りません。

でも、時間とお金をよそに置いて、きちんと良い材料で作ったシュークリームは

頬っぺた落ちるほど、美味しいと思います。

 

実家に久しぶりに姪たちが来ているので20個近く焼いて持って行きました。

クッキー生地を乗せて焼くと、まあ、こんもり膨らむのであまり失敗がありません。

甘さは控えめです。

 

 


手土産

2012-08-06 11:06:26 | 菓子工房a trois heures のお菓子

                                        

帰省の手土産にと、作らせていただきました。

秋田まで車で飛ばして道中、クーラーバッグに入れて下さるとのことでしたので

抹茶のマカロンを入れました。

100%乾きモノの焼き菓子の方が良いかと思いましたが、人を感激するお菓子でないと

意味がないかな・・・

とも思ったので。

ふんわりマカロンは抹茶の他、胡麻&キャラメル、そして、この春夏に新しくレモンのマカロンが加わりました。

新しく考えなければ・・・と思って、今回、ココアのマカロンを作ってみました。

ココアは仏ペック社の濃いココア。

ベルギーやオランダ方面の甘さはなく、苦味の方が強いかな。

ガナッシュは64%カカオのスィートチョコレート。

スィートだからといって甘いかというと、そうでもありません。

酸味が加わって、苦味に感じます。

だから、無難に誰でも美味しく感じるのはミルクチョコレートなんだと思うのですが

不思議と、6月にパリに行ったときに、あちらではスィートチョコレートが主流に感じました。

年間のチョコレートの消費量も違うし、こういうのも文化の違いなのかなー。

 

脱線しましたが、今ごろ、秋田の、とあるお家でこのお菓子を広げて頂いているのかな。