今日もマーケットで出店して来ました。
先週もそうだったけど、今日もまた懐かしい人にいっぱい出会い、お互いに再会を祝福しあったのです。
この歳になるとここまで生きて来た昔からの知り合いと再会できることほど嬉しいことはありません。
一人の人は旦那さんに死に別れたばかりの頃で
寂しくて肩を落としていた姿を見たのが最後でした。
その彼女が久しぶりに会うと昔の面影がないほどふっくらとして、
茶色や紺色ばかり身につけていたのに今日はピンクのシャツに
花模様のスカートを履いていました。
そして何と彼女も出店者で、今や料理教室の先生をしているというじゃないですか。
スマホを片手にインスタだのFacebookだのと言ってます。
旦那さんといた頃はずっと黒電話で、電気のない昔の暮らしを良しとして
生活の殆どを薪と炭で賄っていた人がですよ。
今や私よりスマホを使いこなしているみたいです。
人は変われば変わるもの。
夫婦二人でいた頃にはこんな姿を想像もできませんでした。
亡くなったMさんの事が本当に好きだったのでしょうね。
Mさんの気に入られる様に常に一歩下がって暮らしていた様に見えます。
ところが、Mさんはね、彼女にさよならも言わずに自死してしまったのです。
残暑の厳しい九月の朝のことでした。
その事で打ちひしがれた彼女でしたが、
今日会うと、すっかり立ち直り自分の人生を歩んでいる様なので安心しました。
偉いなぁと思います👏
彼女がもし死ぬまでMさんと暮らしていたら、
今日のこの姿を見ることはなかったでしょう。
今彼女は本当の意味で自分の人生を生きているのでしょうね。
Mさんが逝ってしまった事で彼女の中の本心が現れているのだと思いますよ。
Mさんの死を無駄にしないためにも
もっともっと自由に自分らしく生きて欲しいと思いました。
会えて良かったと心から手を取り合える人にも出会えたし、
良い一日でしたね。
でも一日中人の流れと音に囲まれていると
静かな山の家に帰って暫くは気持ちが落ち着きません。
お茶を飲んで一息入れるとやっとこうしてお話ししようかなという気持ちになれるのです☆