<a href="https://senior.blogmura.com/ranking/in?p_cid=11037741" target="_blank" ><img src="https://b.blogmura.com/senior/88_31.gif" width="88" height="31" border="0" alt="にほんブログ村 シニア日記ブログへ" /></a><br /><a href="https://senior.blogmura.com/ranking/in?p_cid=11037741">にほんブログ村</a>
いいなづけ、続きをご希望の人のために☆
気の弱い司祭が行く道の先で待ち伏せしていた二人のならず者、
その二人の要求は明日執り行われることになっている
二人の若者の結婚式をとり止める事でした。
作者は、このならず者が如何に人々に迷惑をかけ、嫌われているかを
文庫本の四ページを割いてくどくどと説明します。
なんとかの領主、かんとかの総督が幾度御触れを出して彼らを排斥しようと試みたかが延々と述べられています。
本当に社会の迷惑、だったのでしょうね。
怖そうな連中なんです。
元々気の弱い司祭という設定ではあるものの
このならず者がどれだけ悪い奴らか散々印象付けているのは
司祭が陥った窮地がどれほどのものだったかを想像をたやすくする為でしょう。
司祭が前方にいる二人に気づいた時からの
心理の描写、二人が巧妙に連携して司祭が断れないように
話をもって行く会話の楽しさ、
まるでドラマを見ているような気分でワクワクします。
若い二人に、永遠に結婚してはならぬと命令するその張本人の正体が明かされた時の
司祭の困惑。
そして図らずも口にした返事をめぐるそれぞれの解釈。
このお話、現代社会に焼き直してドラマにしても
良い作品になるかもしれません。
まだ読み始めなのにそんな予感を持ってます。
どうして二人は結婚出来ないのか?
答えはあらすじに書いてあります。
暴君の領主がいて、そいつが花嫁になるはずの女性を見初め、
力づくで自分のものにしようと企んだ計画でした。
ならず者を雇ったのもその仕事をさせる為だったのです。
まずは司祭を脅して結婚式を阻止するのが彼らの仕事。
どうやら任務を果たしたようです。
それにつけても司祭さん。
そんな約束をして良いのでしょうか?
話はこれからその司祭さんについて語られて行くことになります。
嗚呼一体、主人公のその若い二人、いったい何時ごろ登場してくるのでしょう。
気を持たせるテクニック。
気に入りました☆
司祭の子細が気になる方は次回をお楽しみに☆