吐露と旅する

きっと明日はいい天気♪

先週の話なのですが

2013-02-05 23:56:39 | インポート
先週の金曜日は、私はお仕事がお休みでした。
そして、さっちゃんは、いつにも増して寝起きが悪く
お父さんと私の、数え切らないほどの声掛けも虚しく
さっちゃんが起きたのは、なんと6:45でした。
そこから、焦ってテキパキ動いてくれれば良いものを
動く速度は、やっぱりいつもと同じで、全く急ぐ気配はなく
朝食を食べ出したのは、7:20過ぎ。

それにしても、何故さっちゃんはこんなにも寝起きが悪いのでしょうか。
特に、私がお休みの日は、特にひどいのです。

もしかして、これは。
これは、もしかすると。

私に甘えてる?

甘えているかどうかはともかく、お母さんが家にいる日の朝は
さっちゃんが、いつもよりダレてしまっていることは確かです。
お休みだからと、私がダレているのがうつるのかというと、そうではない。
私は、お休みの日は、自分の時間をたっぷりと満喫するために
家族を送り出すまでは、熱いフライパンの上の豆のように、せわしなく動くので
普段よりも、ずっとせわしないはずなのです。

なんだかんだと、7:35
こりゃもう駄目だわ。

「さっちゃん、今日は施設をお休みします」
「でじゃーと」のバナナを食べながら、首を横に振るさっちゃん。
「だって、お迎えのバスに、とても間に合いそうにないもの
 さっちゃんのせいで、バスが遅れたら困るから、今日はお休みです」
それを聞いて、今頃になって慌ててバナナを食べ終え、牛乳を飲むさっちゃん。
だって、今日の昼食は、醤油ラーメンに、いちごクレープが出るんだから
そりゃーお休みしたくないよね。

だったら、早く起きればいいのにー。

もたもしていたら、施設をお休みしなければならなくて
大好きな職員さんとも、お友だちとも会えなくて
毎日楽しみにしている昼食も食べられなくて
お昼休みに遊ぶことも出来ない。
そういう経験をさせてみたら、次の私のお休みの日には、どうなるんだろう?
そんな、試験的な意味もあり、思い切って、本当に施設を休ませてみました。
さっちゃんは、最初はぐずぐず言っていましたが
そのうち、ぐずぐず言うことに飽きたらしく、お部屋で遊び始めてしまいました。

ちょっと待てよ。
これでは、ただの休日の風景ではないか。
いかん、何もせずに家でだらだら過ごすのもよろしくない。
取り敢えず、出掛けよう。

と、言うことで、さっちゃんと私は出掛ける用意をして
札幌駅へと向かいました。
そして、私の用事を済ませ、札幌駅パセオでお洋服や雑貨などを見て回り
そして、また改札を抜けて駅のホームへ向かうと
私たちは、立ち食いそばのあるホームへ出ました。

「すみません、ワカメそばと月見そばをください」
130201_1420~01.jpg
130201_1420~02.jpg
月、沈みかけてますけど。

冬の札幌駅。
丼から立ち上る湯気とつゆの香り。
寒さの中で急に顔が温まり、うっかりすると、たれそうになる鼻水を啜り
さっちゃんと私は、あっという間にお蕎麦を平らげました。
温かいお蕎麦なのに、本当に、あっという間の出来事です。
130201_1422~01.jpg
何故に、その「あっという間」の速度で、普段も動いてくれないのだろうか。

そして、私たちはいつも使っている駅へ戻ると
夕方の、さっちゃんのピアノのお稽古まで、まだたっぷり時間があったので
近くのカラオケへ行くことにしました。
さっちゃんは、ヘルパーさんたちと毎月2~3回はカラオケへ行っていますが
私とのカラオケへ行くのは、数年ぶりです。

機械の操作は私、歌うのはさっちゃんです。
最初のうちは、さっちゃんの好きそうな童謡や今どきの曲を入れていたのですが
そのうち、私はムラムラと「懐かしの歌謡曲」を入れたくなり
しかも、私でさえ「古いわー!」と思うような
『恋の奴隷』や、『あの鐘を鳴らすのはあなた』などを入力し始め
歌詞はまったく知らないはずなのに、頑張って歌うさっちゃんが面白くて
(もっとも、さっちゃんオリジナルの歌詞の、替え歌なのですが)
ふと、サザンオールスターズの『夏をあきらめて』の入れたところ
(私にとっては、研ナオコの歌というイメージの方が強いのですが)
なんと、歌ってくれちゃうんですよ!
切なさもしっとり感も、微塵も感じられない、さっちゃんの『夏をあきらめて』は
どっちかってーと、ボサノバ風でした。
今度は、ちあきなおみの『喝采』を入れてみようっと♪

こうして、さっちゃんと私は、お休みを満喫したのでした。

でも、今度は、きちんと起きて準備をしようね。