円明園～最北の西洋楼遺跡まで足を伸ばして！～

　でも、円明園の見所は、やっぱり巨大な公園部分にはないと思うのは、manamiだけではないだろう～。
　というのも、1856年に勃発したアロー戦争（第2次アヘン戦争）に際して、フランス・イギリス軍が侵入・略奪・破壊した結果、嘗ての離宮は廃墟となってしまい、その後の月日の流れによる自然風化に加えて、義和団の乱や文化大革命も加わり、更に破壊が進んでしまった結果、現在の公園のような場所になってしまったのだ…。
　そんな中で、わずかに当時の面影が残るのは、長春園の北側に隣接した西洋楼遺跡で、円明園参観では欠かすことのできない場所。迷路や噴水等を含めた西洋式建物が並んでいた面影が、破壊された石製ブロックから見て取ることができるのだけれど、近くの小道に並べてある当時の姿を示した銅版画の展示と見比べながら歩くと、イメージは更に膨らんで楽しい！

　このエリアに並べられていた12体の動物のブロンズ像は、“12生肖獣首銅像”と呼ばれているのだけれど、首から上が切断されて海外に流出したという物語が持っている。その後、様々な方法で少しずつ中国国内に買い戻されてきてはいるものの、まだ、国外にあるものも残っていて、稀に、フランス・イギリスの破壊の歴史を伝えるエピソードとして、今でも話題になることがある…。
　とか思いながら夢中で歩き回っているうちに、疲れてしまったのか、気が付いたら、もう1つの有料参観エリア“全景模型”に足を運ばないまま、出てきてしまった…。これは、プチ失敗！ははは…。


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円明園～広～い、本当広～い、離宮！～

　この日のmanamiは、地下鉄4号線・円明園駅から直ぐのところにある、清朝時代の離宮・円明園を早朝から訪問！離宮とはいっても、今では、実質的には公園のようなもので、7時からオープンしていて、普通にランニングや散歩を楽しんでいる近所の人の姿も見られる場所なので、人が少なく日差しも柔らかい時間帯を選んだといったところ…。

　南門で、西洋楼遺跡や全景模型の参観も含まれるセットチケット（25元）を購入して、中へ…。円明園は、元々、1709年に清朝4代皇帝康熙帝が皇子（後の雍正帝）に贈った庭園が起源になった離宮で、イタリア人建築家を招いてヨーロッパ式を取り入れたりしながら建築された後、乾隆帝時代にはフランス式も加えて更に拡張が行われて、繁栄を極めたのだそう！

　で、広義の円明園は、万春園・狭義の円明園・長春園の3つのエリアに分けられていて、正直、どれも、自然溢れる巨大な公園のような感じなので、この中を歩き回ろうとすると、相当の距離を覚悟しなくてはならない…。「杭州10景、円明園40景」と言われたりもしたそうだけれど、今の円明園には、建物はほとんどなくなっていてアクセントが少ないので、やや退屈。まあ～、確かに、新緑の中に大きな池が広がってきて、小鳥の囀りが聞こえてきて、自然に満ち溢れてはいるので、それを満喫するだけでも、都会のオアシスの中に居るような感じではあるのだけれどね～。
　ちなみに、今の季節は、ホワイトやイエローやピンクの蓮の花が凄く美しかったので、これだけでも、見に行く価値はあるかな???


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えっ、見逃した??? これ、もう、最高だったのに…

　確かに、今日の天気予報は、雨模様だったけれど、こんな形になるとは…。
　manamiが、帰宅するかしないかというタイミングで、東南東の空に上がったのは七色に輝くアーチ。
　お～、何と美しい完璧なレインボー。これほど完全に半円形を描く虹を見た記憶は、久しくないな～。これは、幸せの前兆であって欲しいな～、もう最高の月曜日だ！


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本格寿司～注文できるのは、納豆巻きだけ???～

　最近、新源里エリアのお店を探検する機会の多いmanamiだけれど、この日は、日本料理レストラン・本格寿司の2号店を訪問！
　カウンター席に案内されて、メニューを捲って、注文したのは、海鮮サラダ（58元）＋いかげそ揚げ（48元）、それに納豆巻き（38元）。飲み物を何も注文せず、普通のお茶を飲んでいても、150元近くの消費に…。

　お寿司屋さんだから仕方がないけれど、日本人会の優待特典の対象にもなっていないし、やっぱり、ちょっと割高感あるよね～。それに、店内は、兎に角中国人で賑わっているので、なんとなく、日本人には近寄り難い雰囲気になってしまっているかも???
　まあ～、これも、時代の流れかな～。やっぱり、行くなら1号店だね！

　住所：朝陽区新源南路16号世方豪庭1楼101室　℡：8453-1105


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花家怡園～これは使えるっ！北京らしいレストラン！～

　北京料理レストラン・花家怡園が営業しているのは、地下鉄5号線北新橋駅から徒歩2～3分、“簋街”と呼ばれるレストランが集まる一角で、manamiは日本からの出張者を案内して、これまでにも何度か訪問したことがある…。
　四合院造りで如何にも北京的な雰囲気を醸し出した店内装飾に加えて、ディナータイムには楽器の演奏や手品等、ちょっとしたパフォーマンスもあったりして、そういう意味でもかなり楽しんでもらえるお店。
　が、普段は個室を予約して大勢で訪れているので、1人で立ち寄ったのは、この日が全くの初めて…。というのも、市内散策の途中でたまたま近所を通り掛かったのだけれど、間もなくランチタイムは終わってしまうという中で、他に適当なお店が思い浮かばなかったから…。

　プチ高級ビール・燕京原漿白啤（28元/缶）で、渇いた喉を潤しながら、北京名物の前菜・芥末鴨掌（48元）を口にして、まずはホッと…。それから、当店自慢料理だと勧められた白菜のピリ辛炒め・花家白菜（12元）も登場して、少しお腹も満たされたところで、最後に老北京炸醤面（16元）を…。お味噌をベースにした炸醤面は、軽く食事を済ませたい時とかに食べたくなる、便利な1品なのだよね～。
　まあ～、1人だと、この程度の分量しか食べられないけれど、クイックランチとしては、ピッタリでしょう～。色々なシーンで使えるお店だよ！

　住所：東城区東直門大街235号　℡：5128-3315


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