地下鉄6号線北海北駅から、徒歩10分程。北海公園と景山公園の間を南北に走る胡同・恭倹胡同沿いにある隠れ家的な宮廷料理レストランが、皇宮氷窖小院。
看板のようなものはほとんどないに等しいし、外見的にはそこにレストランが存在することは分からないような造りなので、うっかり通り過ぎてしまう心配がなくもないかもしれないけれど、この日初めて訪問したmanamiでも、迷うことなく辿り着けたのだから、まあ~、何とかなるでしょう~。
で、レストランの前に到着したら、「どんな感じなのかな?」と思いながら、真紅の木製扉に組み込まれた小扉をそっと押し開けると、そこには、ちゃんとレストランが広がっていた。テーブル席+個室という造りで、調度品なども含めて、歴史を感じさせてくれる少しノスタルジックな素敵な空間…。
そして、注文したお料理は、いずれも、当店名物だという翠羹蟹黄獅子頭(18元)・炒豆腐脳(28元)・麻辣仔鶏(58元)の3品に、白飯(5元)。そして、ノドを潤すためのビールを1本。もちろん、ここでのブランドは燕京ビール(10元)!本当は、白酒が当店名物だと薦められて、とっても興味を魅かれたのだけれど、昼間から1人で白酒という訳にも行かないので、これは次回以降のお楽しみだね~。そして、最後のフルーツは、セルフサービス…。
話は前後してしまったのだけれど、このレストランの名前の一部にもなっている“氷窖”というのは、日本でいう「氷室」に相当するものだと思えば分かり易いかな??? 清朝時代に、冬場にできた厚い氷を切り出して、この地下に保存しておき、夏場に皇帝に“涼”を提供するのに利用していたのだそう。ということで、地下には氷を保存していた土蔵が残っていて、今でも、人数が揃った時の宴会場として利用されているとのことだった。
ここは、食事自体も柔らかい味わいで美味しかったのだけれど、観光ポイントとして訪れてみても、とっても面白いスポットだね!
住所:西城区恭倹胡同5巷5号 ℡:6401-1358
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