日本と言う国もまた、野良猫好きだけのものでもない。
・・と言うことなんですよね。。
自分の猫(元野良猫)を溺愛し過ぎ、もうその存在は猫以上のものになってしまっており、
故、猫に対して適正な判断が下せない状態に陥ってしまっている訳ですね、私は。
でも、私はFeLVの子たちと暮らし、もう絶望と診断が下れば(また、自分で絶望と判断すれば)、
生きてる限り、苦しんでいれば病状の緩和こそ通院させてしまいますが、それ以上望を託すような強引な治療は一切致しませんし、そっとしてやれるものならそうさせたいと常に思って来ました。
これまで黙っておりましたが、
FeLVキャリアーの子たちを6頭看取ってき、内、2頭を安楽死させました。
このようなことを書くと、『だから簡単に野良猫を安楽死だなんて言えるんだ』とでも思われそうなので、どうしようか迷いましたが、
やっぱり猫に対しての適正な判断、また、何が(人間ではなく動物である)猫に対し、人道的であるかを考えたい、考えて頂きたい為、綴ろうと思います。
もう随分前ですが、
とあるブログのコメント欄で、飼い猫の安楽死について賛否両論議論が飛び交っており、全て拝見しておりました。
ほんとうに、さんかくたまご様のサイトでもそうですが、色々な方々のご意見と言うのは大変勉強になり、一つの考えだけで頭カチカチであることが如何にナンセンスであるか、また、自分にとってどんなに損なことか、何かに対し、解決策が見つけられないのは、多方面での考えができないからだと言うことが、とても勉強させてもらえ、私はとても感謝致しております。
何故、真剣に拝見させて頂こうと思ったかと言うと、
『動物愛護を真面目に論じるサイトです』と書かれていたからです。
動物がどうにもこうにも苦手で、如何なる野生動物を見ても敵視しかできないと言う方が綴っておられるのではないのです。
だから、動物好きの自分は大変関心を持たせて頂いた次第です。
そしたら、凄いのなんのって・・(;^^)
(さんかくたまご様のサイトについてはまた後ほど・・)
先にお話を戻します、
飼い猫の安楽死についてですが、
反対派のご意見としては、
◆ 猫は人間ではなく動物だから
◆ 猫は野生動物だから
◆ いくら飼い主でも、生きようとがんばってる猫の命を奪う権利はない
と、だいたい皆同じようなお考えだったように記憶しております。
(下の二つが特に多かったと思います。)
賛成派はやはり、
◆ いくら動物でも苦しいのは同じ
◆ 苦しみが緩和できないのなら、苦しみから解放させてあげるのも飼い主の指名
◆ 可哀そう・・
と言った意見が多かったような・・
(ごめんなさい、やや曖昧で・・;^^)
そこで、ある男性(と思しき方)が、
『散々ペットとして部屋の中で飼っておいて、病院で治療を施し、死ぬときだけ、野生もへったくれも無いだろう。』
と、書き込みされており、私はそのご意見に胸を打ちました。
正しく正論・・と私は思ってしまいました。
(これが正論かどうかは決められるものでは無いかも分かりませんが・・)
私がこの方に受けた印象ですが、
この方はもしかしたら、猫と言う生き物に対し、人間が手を加え、ペット可して飼育することにあまり好意的でなない・・?のかも分かりません。。あくまで印象ですが・・笑
物凄く難しいと自分が思うところが、
(猫を完全室内飼いであることが前提として)
飼い猫は(元野良でも)、完全に安全な場所で生きる完璧ペットであり、
野良猫は、生きてる場所は危険だらけの険しい屋外であり、
でも、動物としては全く同じ。猫としてもほぼ、まず同じ。
飼い猫の場合、
どんなに愛してしまっても、決して人間ではなく、猫は猫。
それだけは絶対に忘れてやってはいけない事なのですね。
でも、共に暮らす以上、苦しみがあれば放置はできない。
たとえ不治の病だとして、
◆ 動物だからこそ、動物としての、ある程度生きる権利の尊重も必要だし、
でも、
◆ 動物だからこそ、いつまでもストレスを与え(通院・処置)、生かすことも、果たして猫への適性判断と言えるのか・・?
もう苦しみから逃れられないのならば、
飼い猫なら尚更、程よく安楽死させてやることが人道的な判断ではないのか・・?
色々頭の中を巡ります・・(;^^)
猫は動物なのだから・・
野良猫安楽死については・・
生かす為の理由ならいくらでも挙げられる。
(生かせてやれるものならば生かせてやりたい自分としては・・)
仔猫に対し、せっかく生きる為に産まれて来たのに・・これからなのに・・
元気な猫なら、こんなに元気で生きてるのに・・
怪我を負った野良猫、外で苦労し続けて来た老猫、
だからこそ、
安全な場所でせめても穏やかな時間を過ごさせてやりたい・・
全て保護出来るのなら誰だってそうしたい!!
でもそれは物理的に不可能なのが現実なんですよ。。
里親募集すれば良い?
あのありえない莫大な数の里親募集はいったいいつになったら終わるの?
(野良猫を助ける為、野良猫被害問題解決のため、保護・適正譲渡にご尽力下さる方には大変感謝申し上げます。
m(_ _)m 里親募集全てを否定など致しません。)
ただでも、徹底した無断餌やり禁止が実施されない限り、野良猫の悲惨地獄も野良猫被害問題も保護・適正譲渡活動も、恐らく終わりは来ないでしょう。
さんかくたまご様とサイトでお話される皆さんは全くもって正論だと思います。
管理能力を超えた野良猫は殺処分する他無い、と言うご意見ですね。。
ほんとうに終わらせたいと思うならそうする他ないのです。
(一頭保護して必要なこと全て施したらなんぼかかると思うの!一頭数万円よ!)
無責任な保護、無責任な譲渡しかされない方には分からないかも知れません。
だから野良猫大好きな自分としては、適正管理限界な現実・・結果安楽死に繋がってしまう訳なんですよね・・
現在でも行政により山盛り野良猫合法ガス猫殺処分しておきながら、
個人の野良猫安楽死は動物愛護法に反します、とは、ちゃんちゃら笑えます。(怒)
笑えないか・・、怒りですね・・(怒)
しかも、行政に安楽死を強要するのではなく、許されるのなら自分(自費)で行うと言ってるのだ。
ガスで殺されるよりマシやろ!(涙)
結果、野良猫殺処分はやがてゼロへと実を結ぶのに!!!
しかも、さんかくたまご様のサイトでは、野良猫の路上死は殺処分以上の数だとも述べておられます。
(ただこれに関しては正しい統計が出せないようですが、にも関わらず物凄い数とかで。だから実際はそれ以上と言うことですね。)
そりゃあそうでしょ、外で轢かれて死んでる猫、保健所ではなく、自費で火葬納骨に出す私たち夫婦のような人間、他にも知っていますから。苦笑
そんな野良猫依存症な人間からも統計を取らないとね。
これでも行政による元気野良猫ガス殺処分は合法で、
個人の元気野良猫安楽死は違法だなんてね・・
まずは生かせる手段・・と言えど、
そもそも、外で自由に動き回ってる野良猫を適正管理するって、どう考えたって無理でしょう。
大きな大きな敷地の中で(自分の私有地)、ほぼその中で生活してると言うのなら、多少管理は出来るかも分かりませんが、全くの外で、どうやって適正管理するのでしょう・・。
一日中ついて回らないと無理でしょ・・苦笑
(極論ではない。真面目に思います。)
さんかくたまご様のサイト拝見し、私は顔から火の出る思いがしました。
野良猫愛護活動めいたマネをしていた者として。
普通しますよね?
あれだけの情報収集量を見たら・・
出来れば、市や県のセンターにも同じ思いを感じて頂き、野良猫愛護に関し、今後の方針を真剣に検討して頂きたいところなのですが、
果たしてどうなのか・・
もし、恥ずかしい・・と感じて頂けなければ、お考えは改善されることなく、ウチの市も県も、野良猫減に対してほぼ絶望だろうな・・と思ってしまいます。泣