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a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

兵庫と高知でスタート!!

2012-10-15 00:04:17 | 旅公演
本日より、
秋の文化庁の次代を担う子どものための舞台芸術体験事業のためのワークショップが始まります。

A班は兵庫県から南下して、
B班は高知県から北上します。
一週間という限られた時間の中でのワークショップなので、
2班で回ります。

A班は新幹線にて移動。
楽しそうにスタートしています。


B班は、飛行機にて移動。
僕はこちらです。
空港に降り立つと、
なんと!!
お知り合いのアフタフバーバンの金子ざんさんとバッタリ。
さんさんたちは、
明日は保育園でワークショップだとか。
そして、さらに同じホテルだという偶然。

アフタフバーバン

ということで、
夜はご一緒しました!!
アフタフバーバンのざんさんと、きょんちゃんです。
ブログでも紹介してくれています。
http://blog.livedoor.jp/afutafubarban/archives/1681132.html

児童・青少年演劇界の先輩や、同志と呑む、
しかも、東京ではないどこかで、
というのは楽しいものです。



さて、
いよいよ、『銀河鉄道の夜』ワークショップ、
スタートです!!

夏の公演のお知らせ…4

2012-08-05 09:15:09 | 旅公演
遅くなりました。
夏のもろもろの公演、
ラストを飾るのは、
『目をさませトラゴロウ』
喜多方公演です。

8月6日
13時半~
喜多方プラザ・大ホール


喜多方発21世紀シアターに参加します。

このフェスティバルは、
日本の演劇フェスティバルの中でも、
官民一体となったすばらしい運営で、
参加するのが楽しみなフェスティバルです。

上演の喜びと共に、
フェスティバルそのものを楽しみたいです。


とっても楽しいサイコーの舞台です。
子どもから大人まで、
最後まで楽しめます。

喜多方にいらっしゃる人、
急に思い立った人、
ご来場をお待ちしております。

もっとこんな時間を過ごせればいいのになぁ。

2012-05-31 00:31:41 | 旅公演
『目をさませトラゴロウ』、あっという間に明日ツアー最終日。
なんだか、さみしい。
この作品で、ずーっと公演していたいよ。

先日のあの、竹祭りだった相模原おやこ劇場。
青年たちの活躍を、竹を担ぎながら携帯でムービー撮ったけど、
いまいちでしたな。
でも、おかげで、
問題なく、あっという間に竹祭り、終えることができました。
ありがとうございました。
相模原の公演も久しぶりでしたが、
最近顔見知りになった会員の方々ももちろん、
なんだか懐かしい顔ぶれも多かった。
時間は確かに流れている。

http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=JXR-jXIFhYA

そうそう、相模原で見かけた例会ポスター。
ついつい携帯の待受けにしてました。


で、いただいたプレゼント。
けっこう大きいので、
劇団の廊下に貼りました。



そんな感じで海老名でもまた、懐かしい顔。
まだ、劇団に入ったころの僕が、
濃厚におつきあいした記憶のあるおやこ劇場。
その時の中心の青年が、
妊婦でやってきた。
これも会員拡大。
まちがいない。

今日は、かわさきのエポック中原での公演。
高校時代の同級生や、
青年時代に一緒にすごしていたみんなが、
母になり、父になり、例会場に現れる。
いや、もっと言えば、
僕が初めて青年の指導員で、小学4年生だった男の子が、
父親として、子どもを抱いてくるんだもんな。
やっぱ舞台芸術、続けること、大時だよな。

まだまだ、迷うこと、
悩むことたくさんあるけど。
この作品を、ほんとにより多くの人に届けたい。
そう願うばかりです。

おまけは、ザ・トラゴロウアップです。

トラゴロウ、ツアー中。

2012-05-20 10:41:59 | 旅公演
今日のトラゴロウは、
複合施設に含まれた7階のホールでの上演。
そのため、
舞台装置の“竹”が長すぎて搬入エレベーターに乗らず、
向かいの立体駐車場を手で上げていくしかない。
しかも、
営業時間外に、ということで、
今日は、朝8時からの搬入。
お手伝いの方が30人!!
とっても助かりました。
ホール自体は新しく、広いのだが、
こういう場合は、なんだかもったいない気がしてしまう。
惜しい! って感じ。
搬出も大変そうだけど…。
でもこれで、最良の芝居を届けられそうです。



さて、
昨日の公演。
2年ぶりのかわさきおやこ劇場での例会。
何を隠そう、僕の出身のおやこ劇場である。
客席に、懐かしい顔がちらほら。
青年時代に、ともに時を過ごした人たちが、
というのが、なんだか嬉しかったり。
しかし、
一番の喜び、というか、驚きは、
僕が子どものころに遊んでもらっていた青年が、
孫を連れて観劇に来ているではないか!!
「3歳になったから入会。初例会だよ」
とは、なんとも嬉しいじゃありませんか。
土曜日ということもあって、夫婦で来ていて、
男青年のほうは、それこそ何十年ぶり。

思えば、青年時代に再会した時、
彼女はお母さんになっていて、
小さな子どもを抱えて会議に参加していた。
なぜか、熱狂的に「あきらく~ん」なんて呼ばれて、
その時は、もう、すっかり忘れていて、
誰だろう? あのお母さん、
なんて思っていたら、
そうそう、おしめまで変えられた青年ではないか!!
所属の地域が違ったので、しょっちゅう会っていたわけではないけれど、
それでも、青年時代の“劇場っ子”としての僕の大切な思い出。
青年になって、仲良くなった会員のお母さんたち、
たくさんいるけれど、
それとは違う、懐かしく、くすぐったい感じ。
それが今や、僕が間もなく40歳で、
かわさきおやこ劇場は、41歳。

たぶん、いろんなところで、
大人になった“劇場っ子”たちが、
似たような経験をしているだろう、
でも、それは似て非なるもので、
どれもが、一人ひとりにとって、大切な思い出。
そして、いま、あの場所で育った僕が、
作品を創造する側の人間となって、再会する。
あの時憧れだった青年たちの孫に見せる。
なかなか誰もが経験できるようなことではない。
大切な、大切な、経験だ。

40年以上が経ち、
全国に様々な形で“劇場”がある。
そんな中で、こういう出会い直しが、
きっと、地下水脈を流れる水のように、
しみわたっていくことが文化・芸術なのだろうな、と。
そして、
そんな出会い直しをまだまだ続けることができるかもしれない、
そう思える予感というか、においというか、
そんなことを想像することができるのが、
やはり、僕たちの仕事なんだな、と。

大好きな『目をさませトラゴロウ』を、
そうやって、
いろんな人たちに見てもらいたい。
初めての出会いも、出会い直しも、
どちらも大切な、“出会い”である。

2011年12月13日 京都府宇治市立西大久保小学校

2011-12-15 16:39:57 | 旅公演
前日移動してきての仕込み。
お手伝いで待っていてくれた先生方が屈強で、
荷降ろしがあっという間に終わる。
助かりました。

休憩時間に食事をしましたが、
浅ちゃんの誕生日ということで、
ちょっとしたお祝いも。



名前が間違っているっぽいが……。

宿に帰ると、
テレビを眺めつつ、
軽くいっぱい、
と思っていたら……。





初めての旅で、
研究生もお疲れのようで。

小さめの体育館のため、
ぎっしり、と言うつもりでしたが、
やはり小学生は思ったより小さい!!
余裕で入ることができました。
リハーサルから元気に声が出ていて、
なかなか期待が持てます。
特に2年生が選抜チームとして歌うのですが、
その子たちが元気なこと。
期待です。







これまでと同じく、
開演直後のプロローグでは、
音楽だけで、
スライドが映し出される。
そして銀河が写されると、
ため息のような声が聞こえてくる。
これがいい。

前半は歌と踊りで進む部分も多く、
観ている時間もあっという間。
客席が引き込まれている様子がわかる。
そのうち、子どもたちが参加するシーンになる。
リハーサルで感じたとおり、
体育館が劇場空間と化し、
その空間を様々な歌声が埋めていく。
この公演ならではの楽しみだ。
選抜チームは歌も振りも完ぺきで、
楽しい瞬間だ。
そして、1幕のクライマックスを迎え休憩となる。













2幕は物語が進んでいく。
最初のシーンが鳥取りのシーンから始まり、
これで休憩していた気持ちが、
グッと舞台に向いていく。
今更ながら、秀逸な戯曲であり、
演出だ。
ラストまで、
舞台に客席が集中していく。
この奥行きの深い作品を、
小学生の子どもたちがどう感じてくれているだろうか。
どんな1シーンでもいい、
この体育館で体験したこの公演を、
覚えていてくれたらな、という思いでいっぱいになる。



B舞台を見ているとき、
僕が座っているところから、
いつも子どもたちの顔が見える。
できるだけその時の顔を写真に収めるようにしている。
いい顔しているのだ、本当に。



今年度はこれで、
最後の公演となる。
来年もおかげさまでこの公演を続けることができる。
さらに、一緒に作るという部分にこだわって、
素敵な公演となるようにしたいと思う。

2011年12月12日 京都府長岡京市立長法寺小学校

2011-12-14 17:40:52 | 旅公演
ちょっとした坂があるため、
トラックが横付けできないので、
それなりに、体育館まで、遠い…。
でも、
先生たちがたくさん、助けてくれました。
いつもながら、こういうシュチュエーションは、
テンションが上がります。
小学校ならではの、
小さめの体育館なので、
多少、仕込みにくさはありましたが、
無事、仕込を終え、週末の休日へ…。

リハーサルでも、伸び伸び声が出ているし、
何より開演前の校長先生のお話で、
体育館が見違えるようでびっくりした、
と話していたことが、
子どもたちの思いを代弁していたように思う。
この学校、いいな、と思った。
先生たちも、子どもたちと一緒になって楽しもうとしてる。



開演。
体育館が真っ暗になっただけで、
騒ぎ出す。
舞台の照明の色が変わると、
うわっという歓声。
そして、
銀河が現れると、
さらに大きな歓声があがる。
そして、ジョヴァンニの登場とともに、
体育館が静かになっていく…。
なんというか、
無邪気で、
それでいて、ストレートな反応。





ソングでの参加も、
期待通り、大きな声が出ていた。
上手よりも情熱。
子どもたちの元気な声が楽しいのだ。













そして、1幕最後のキャンドルサービスも、
先生方も加わって、
相当きれいなものとなりました。







2幕も笑いと、
集中した時間とバランスよく、
気持ちの良い空間でした。
児童代表のあいさつも、
子どもらしいあいさつで、
ついほくそ笑んじゃいました。











終演後のバラシも、
搬入同様先生方の力強いお手伝いで、
遠いトラックまで……助かりました。
こういうのが、
長い旅の中で、
いちばん元気をくれます!!
そして、残すところ、あと1ステージです。

2011年12月9日 京都府福知山市立三和中学校

2011-12-10 13:00:44 | 旅公演
このシリーズ、天気は微妙で、
曇ったり、雨に降られたりで、
快晴の日があまりなかった。
全日の仕込では、
非常に肌寒く、
雨は降らなかったが、
東京の人たちから、雪が降っていると聞く。
確かに寒い。

150人くらいの中学校で、
隣の小学校から5,6年生が見に来て、
200人くらいの客席。
リハーサルでは、
ちょっとシャイな感じで、
声が心許なかったけど、
今回のパターンでは珍しく、
振りの方が結構いけてる。
これまでと違ったパターンで、
ちょっと楽しみ。





開演前の校長先生の話が
ユーモアを交えて、
また、
来年、再来年に入学を迎える小学生に向けた優しい語り口調で、
ほほえましかった。
あたたかいムードでの開演。



舞台に集中する感じ、
心地よい客席。
途中、スコールのような雨が降り、
激しく天井を鳴らす。
これは結構きつかった。
開演前までは降っていなかったのに…。
不幸中の幸いは、
この激しい雨が、1幕のほんのちょっとの間だけだったこと。

中学生の参加のシーンは、
リハーサルよりも声は出ていたし、
何より、
B舞台横の選抜チームが、
舞台の俳優と結構いい感じでコラボしてた。
正直言って、
人数があまり多くないから、
違和感なく一体感があるんだな、と。















後半、観るところでは、集中して、
おかしくなったら笑っちゃう、
という実に素直な反応でした。
先生も一緒に楽しんでくれてるな、
というところも良かった。
キャンドルでは、
校長先生自ら俳優に火をもらいに行ってた。
ちょっとしたことだけど、
学校の雰囲気を感じる一場面だ。





おおらかで、
シャイで、
そんな学校だったけど、
終演後の拍手は大きかった。



バラシのお手伝いもしてもらい、
ホッと一息できそうな週末へ…。

2011年12月7日 福井県高浜町内小中学校合同

2011-12-07 23:51:44 | 旅公演
町内の小学4年生以上から中学生までが全員観るという。
なるほど、ホールでやると、
そういうメリットもあるのか。
780のキャパで、満席。
中ホールで演劇的には最適な空間。
ワークショップをできたのが、
中2の子たちだけだったので、
その辺が心配でした。
まぁ、これは老婆心なのですが、
小学生と一緒に、中学生が照れずにやってくれるかな、
なんていう危惧がありました。
そして、入場が開場時間を早めたにもかかわらず、
異常に時間がかかるので、
牧歌的な雰囲気と言えばそれまでですが、
ちょっといろいろと心配してしまいました。





ところがそんな心配は、
まさに取り越し苦労で、
リハーサルでも、
思ったより、声が出ていて、
なんかいい雰囲気に包まれました。

開演しても、
満席で立ち見の先生も含めて、
身を乗り出すように見ていて、
ホッとしました。
ソングの参加でも、
客席後ろに座っている中学2年生、3年生の方から、
大きな声が聞こえて、
それが全体を引っ張ってくれたように思いました。
小学生の子どもたちは、
どういう風に感じてくれたでしょうか。
かなり中学生のお兄さん、お姉さんを、
意識してみていたように思いました。
この町ならではの、雰囲気なのかもしれません。







こういう劇場の雰囲気で、
子どもたちが少し背伸びをして観劇する体験は、
何よりも代えがたいと思います。
わからないことはわからないなりに、
1シーン、1シーン、
何か印象に残ったものを覚えていてくれればいいなぁ、と思うのです。



余談ですが、
会館の方や、教育委員会の方の、
楽屋などでのちょっとした心遣いに癒されました。
時間にすればあっという間ですが、
お茶場や、楽屋の小物などで、
長い旅の中で、印象に残るような感じがありました。
また、来たいな、と思えることは大切だと思うのです。


2011年12月5日 京都府京丹後市立大宮中学校

2011-12-06 11:43:06 | 旅公演

虹!!

学校に着くと、
ブラスバンド部が待っていてくれる。
演奏、というわけではなく、
荷降ろしのお手伝い。
何しろ2F体育館。
これは、とっても助かるし、
何より、劇団員のテンションが上がる。
「これ持つと背が縮むよ」
などと軽口叩いて道具を渡すと、
「背、縮みたいです」
なんて、返事が。
女の子は、いくつの時もいろいろ大変だ。
でも大丈夫、背が高くて、絶対得すると思うよ、きっと。
と、余計なことを言ってみたり。





ただ、
なかなか鉄骨やら、条件がよろしくない体育館で、
苦戦しつつ仕込み。

開場すると、
体育館に驚くとともに、
ちょっと騒がしかったり。
リハーサルも、歌の声があまり出てなくて、
ちょっともったいないなぁ、と思ったりしました。
人数的にはそんなに多くないのだが、
なんとなく散漫な感じで、微妙。
開演すると、
反応が、なんというか、幼い。
先生も言っていたことだが、
普段、あまり演劇を生で観る機会がなく、
見慣れていないということもあるだろうが、
どうも、先日の小学生と変わらない感じで、
どうなのかな、と思ったり。
それでも、数分でその思いはなくなる。
芝居に圧倒され、静かに見入っている。
ときどき思い出したように、
茶々を入れたりもするのだが、
それが浮いていることはわかるのだろうか?
それもほんの一瞬。
素直な反応というか、
思い出したように、芝居を観る。









言葉は悪いけど、
暗転とかで、茶々入れて目立ちたい、
つっぱりたい、という感じ。
だけど、
つい、芝居に見入ちゃって、騒いでたの忘れちゃう感じ。







これこそ体育館演劇の醍醐味。
彼らのホームグラウンドを劇場にして、
こちらの空間にしてしまう。
演劇とは、そういうものだと思う。
若い人たちの、
新鮮な、素直な感動は、
空間をさらに濃密にしてくれる。
こういう経験の積み重ねは、
確実に劇団の積み重ねとなっていく。
嬉しい公演だ。

先生たちのキャンドルサービスも、
最初はからかい気味だった生徒が、
だんだん黙っていくのが何とも言えない。
これまた、体育館だからできる演出だ。















終演後のバラシは、
まずは屈強な先生方が力強いお手伝い。
そして、もちろんブラバンの子たち。
彼女たち(彼ら)は、
合唱でも先発メンバーのパートを担当してくれて、
緊張しながらも、
楽しそうに歌ってくれた。
下校時刻ぎりぎりまで手伝ってくれた。
本当にありがとう!





1泊だけでは残念な、
京都の日本海側・京丹後、終了です。