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雑感録

When I’m sixty-four PART2(89)みたび井沢元彦(ネタバレ注意)

井沢元彦の本が次々Kindle Unlimitedに上がってるので、今度は『英傑の日本史〜智謀真田軍団編』をDL。前にも書いたように、僕が好きな戦国武将は織田信長の次に真田三代(通常、幸隆・昌幸・幸村〈繁信〉の直系三代だけど、ドラマでは昌幸+信幸〈後に信之に改名〉・幸村兄弟がお馴染み)。真田家のことは池波正太郎の長編・短編やNHKの水曜ドラマや大河ドラマであらかた知ってるので、ほとんど斜め読み。 

まず疑問だったのは、信長・秀吉・家康のような本流の戦国大名ではない、田舎の小大名・真田家をなぜ井沢は取り上げたのか? たぶんタイトル通り、智謀と策略・武力で天下人・家康だけでなく、「真田日本(ひのもと)一の兵(つわもの)」と日本中に武名を轟かせた真田三代に敬意を表してのことだろう。 

真田家は武田家臣団の一員だった幸隆から始まる。だから、話の序盤は武田信玄・勝頼親子の話が多い。幸隆は武田家臣団だから当然だけど、家康も三河の国主だった当時、敵ながら信玄に学び、尊敬してたという。いわば、幸隆と家康は心の師を同じゅうする兄弟弟子のようなものだった訳だ。 

ちなみに築山殿と家康の不仲説はいまさら僕が言うまでもないけど、井沢も「家康と正妻、築山殿の仲は悪かった」とはっきり書いている。
昨日の“大我”ドラマ?は秀長が初登場。備中・高松で羽柴兄弟は不穏な会話をするし、家康は信長を殺すと言いだすし、「どうなる信長」でしたな。 

その後の昌幸と幸村の徳川相手の奮戦、信幸・幸村の兄弟を東西に分けた話は、真田ファンならご存知のとおり。今回は朝廷の話が出てこないので、井沢お得意の言霊信仰やケガレの話はなし。あまり書きすぎても読む方も困るだろうから、今日はこの辺で…。


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