青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

みかん山からの贈り物

2015年10月18日 22時42分40秒 | JR(貨物)

(改札口の相模灘@根府川駅)

天気が良かったので、当てもなく西湘バイパスなんぞを通りながらフラフラと根府川辺りまでドライブして来ました。夏が過ぎ、幾度かの台風が去って、すっかり秋めいた乾いた風が相模灘から吹き抜ける根府川の駅。東海道本線で無人駅なのって根府川駅だけらしいですね。けど、休日なんかは結構な乗り降りがあるし、無人駅にしておくこたあないような気もしますが。


古い瓦屋根の木造駅舎、駅前には一本の桜の木を囲む車寄せ。一応こんな駅でもタクシーが客待ちをしている。こっから近い山の上に小田原ヒルトンホテル&リゾートスパという施設がありますので、そこへ行く人が多い。元々はこの小田原のヒルトンってスパウザ小田原って言って厚生年金が500億近くのカネを投げて作った鬼のように無駄な公共宿泊施設だったのだが…周辺環境は変わっても、根府川の駅の雰囲気は何も変わりませんね。

  

東海道本線では最も海に近い駅を、伊豆行きの特急列車が通過して行きます。ホームに釣り人の姿と撮り鉄の姿が多いのはさすが根府川。どちらも駅から歩いて行ける距離に好ポイントが多いのが魅力ですねえ(笑)。ちなみに根府川の駅は駅舎側にあったカンナの花咲く土手沿いの貨物側線が1番線だった関係で、現存するのは2・3・4番線のみ。

 

子供が帰りに見に行きたいと言うので石橋俯瞰で三脚出して遊んでたら、ミカンの収穫作業を終えたばかりの農家のジイちゃんが子供2人に混じって遊んでくれた(笑)。遊んでくれただけでなく、帰りにもいだばっかのミカンを両親の両手一杯にいただいてしまい恐縮。小田原のミカンってのは最近なかなかスーパーなんかでお目にかかる事もありませんが、少し小ぶりで甘い中にもしっかり酸味があるのがポイント。


家族全員でもぎたてミカンを頬張りながら3075レ。東海道本線を日のあるうちに下って行く愛知のロクヨン運用。八王子だったり高崎だったりにゴロゴロしてたせいで関東では珍しくもなかったロクヨンの運用も、愛知機関区に集約されてからはめっきり少なくなりました。ちょっと前までは鹿島貨物とかに入ってましたけど、一過性だったみたいですねえ。

ヤマ男たるロクヨンが蒼き相模灘を横目に下る光景はちょっと新鮮だったりもしますが、寒くなってきたら私は改めて木曽路のロクヨンタンカーを撮影しに行きたいなと思っていたりするのであります。
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