寒い朝。寒いね。寒う。お湯沸かそう。朝一番ですることはお湯を沸かすことだから。今日は台湾のジャスミン茶を淹れる。中国って聞くと何が入ってるんだろうとか警戒するんだけど台湾と聞くだけでウマそうと思うのは当然と言えば当然だけど可笑しいよね。これは信用度の問題なんだから仕方がない。昔からの付き合いってもんかもしれない。突然中国が台湾を飲み込んだかのように一つの中国と言われてもなぁ。誰もそんなことは思っちゃいない。台湾は台湾。一つの国だ。と思っている。日本人の意識ってそんなに変わらないと思う。中国のジャスミン茶と比べると香りがふくよかかな。甘さも微妙に違うかな。もちろん同じ値段のクラスで比べているんだよ。中国でも貴人が飲むのはおそろしくウマいジャスミン茶があるからね。勿論無農薬で無消毒で澄んだ空気の下で作られたお茶が。そういう国なんだから仕方がない。同じ中国といってもシルクロードと北京は違うんだ。いままでペキンと言ってたのになんで急にベイジングなんでしょうね。Peking Beijing ぺとべの違いはなんか押し付けがましいんだけど。そういう国だから仕方がないか。北京も寒いだろうな。
今日は普段の始まり。一番最初の予定が歯医者に行くこと。年寄りのすることは、医者に行くかモノを食うかしかないのだけどオレもその範疇に入ったかと思うとしみじみと・・・・。緑壽は過ぎたのだからと・・・・。さて今日はどんな塩梅かな。9時からですから予約が。年寄り1号、行ってきまーす。
人の顔を描いている。なんの思い入れもないただ頼まれたから。似てないとまずい。と思いながら。これが似ないんだな、なかなか。思い入れがないからかな。オレって思い入れで描くタイプなんだとブツブツ。頼まれたのは4年前かな。「この人、うるさいから死んでから描いたほうがいいわよ」って言ってくれたから放っておいたんだけどそろそろ絵も描けるようになったかなと思って描いてみたんだけど恥ずかしながらの出来でボツ。またデッサンを繰り返している。写真を見ながら、「こいつ年寄の癖に意志の強い目をしてる。これが描けないんだ」と嘆く。まぁ普通の年寄なら絵を描いてくれとは言わないか。武家の凛とした婆さんをイメージしないとダメなんだろうな。武士というのは姿勢がいいんだよな。スッとしているというか「いつでも人を斬る」という姿勢を教え込まれているんだ。これは女でも同じ。スッとしている。これが養育の伝統なんだろうかね。それが顔にも出ている若いうちはいいけど年取るとヘンに目だけが若い。この微妙さが難しいんだ。腕のいい人なら何ともないんだろうけどオレなんか児童画の域を出ない者にとっては線描では無理だな。油絵で荒くたく描けば何とか様になるけどそんな絵はいらないだろう。水彩で喜んでもらえるように描くにはまだまだ日にちがかかりそう。人の顔は履歴書なんだから天に唾吐くような生き方はするんじゃないぞと自分自身を戒める。人の顔って難しいね。それでも正月から人の顔ばかり描いてるけど。恥ずかしながら懲りないもんで。
アイドリングして今年がスタート。正月気分も抜けてさぁやるぞ!と書いたところで正月気分ってなかったことに気づく。去年まであったのかな?いや、去年もなかったのかな?いや、去年は母の生誕100年だったからお祝いしたから正月気分はあったんだ。その前も、父の生誕100年だったから正月気分はあったんだ。死んだ者の歳を数えるんじゃないけど父母への愛情は深いものがあるからねウチは。それなのに今年は正月気分がない。それでもstart me upと自分にエンジンをかける。このところプラグの火花が散らなくてなかなかスタート出来ないんだけど。大の大人を泣かすんじゃねぇ。お前の見たこともない所へ連れてってやるぜ、もう止まらない。ブッ飛ばそうぜ。オレをスタートさせろ!とミックジャガーは言ってますけどね。それに倣って「Start me up」2018年の普通の日々の始まりです。七草粥もいただきました。今年も、苦労せず、努力せず、頑張らず、で生きます。大の大人を泣かせるんじゃねぇ、スタートミーアップだぜ。なんのこっちゃ。
昨日ビデオで小田和正の「クリスマスの贈り物」という番組を見た。そのオープニング曲が「遥かなる影」だった。カーペンターズの名曲。close to youだ。なぜ日本語の曲名がそうなったかは知らないけど当時「遥かなる」が流行ってたのかな。just like meというフレーズしか口ずさめないんだけど誰もが知ってる曲さ。そんな訳で町中の女の子があなたの周りについてくる私のようにずっとそのままでいる。あなたの傍で・・という夢のあるというか夢見る夢子さんの歌だけどメロディーがスッと入って来てほんわかとカーペンターズ色に染めてくれる。今朝6時前にラジオをつけたら落合恵子の「絵本の時間」をやってて途中で地震情報が入って中断したけど毎朝ラジオのキャスターが気を利かして再度頭からかけてくれた曲が「遥かなる影」close to youだった。なに、このリンク。今年も霊感少年、もとい、霊感爺さんベムかな。angels got togetherだよね。
絵も近い将来AIにとってかわられる。AIの贋作なんかめったなことで見破れない。とくに西洋絵画なんかそうじゃないかな。リアルな写実画とかスーパーリアルとかなんかそうじゃないかな。日本画も基本線描だからデジタル解析向きだよね。色の配合なんか独壇場だろうな。中国の贋作村の奴らより優秀だからね。そこへいくと水彩画やパステル画はAIがちょっと苦手な分野じゃないのかな。なんせ偶然できる暈かしや滲みがAIの理解の外だからね。明日から水の量増やそうと単純にほくそ笑む。ほんとうはAI ができるのはデッサンくらいだと思っているんだがパースのような風景画を描く人はとってかわられるかも。AIのほうが正確だからね。正確じゃない絵、偶然の絵、そして魂の絵、抽象的にしか表現できない絵、語りかける絵、AIに描けない絵、今年は、岩崎ちひろさんの生誕100年だって。もう一度彼女の絵に触れてAI に描けない人間にしか描けない絵を目指そう。
昨日レターパックが送られてlきました。オレオレ詐欺が「レターパックで現金送れ」のあの有名なレターパックです。「やったー、正月早々間違って俺んちへ現金送って来たバァサンがいるぞ」と手に取ってみるとちょうどの重さ。期待を膨らませて開けてみるとなんと友達からの年賀状。それと彼が10年かけて育て上げた「言の葉大賞」本2冊。バカヤロー、俺は終活で断捨離なんだぞ本なんか送って来るなとブツブツ。「Leap for Curiosty」(知的好奇心を持って飛ぼう)とメッセージが。オレなんか足が弱って飛ぼうにも飛べないんだバカヤロー。それでも手に取ってみた。 やるじゃねえか。高知では知りえない情報がここにある。なんでもリテラシーに重きを置いたやり方で言の葉を大事にする教育とのこと。毎回800字くらいのテーマに沿ったコメントの応募で入選者を選抜という仕組みなんだとか今回のテーマは「生きる力」だった。小学校から一般まで参加。中学生なんかしっかりとした意見を持ってるのに驚く。読んでいて泣けてきたり感心したりだ。あと30年もしたら頭が良くないと仕事すらない時代が来る。AIにとってかわられるからだ。その時、唯一対抗できるのが言の葉の力なのだと俺の友達の主催者が言ってるのが見える。10年で全国区か。お前、大したもんだよ。
長寿、富貴、康寧、好徳、善終。これが人生の五つの福ということらしい。長生きして、金に困らず、健康で人徳があってよい死に方をするということだ。それに越したことはないけど最近、長寿ってどうなの?ボケて他人に世話かけて施設で暮らして長寿って言われてもなぁ。本人はうれしくもなんともないし周りもそうだろう。「早くくたばっちまえ」と思われながら大小便垂れ流して生きてもなぁうれしくも何ともないと思うのだが。それでも長生きは壽なのかな。金に困らずと言っても困るのは困るけど年寄りはそんなに金使うことないからなぁ。それに地位もかんけいないし、余計に持ってたら強盗に襲われてってなこともあるから。あえて福とは思わない。金で買えないこともあるからね。健康でみんなに好かれてよい死に方をするってぇのはまさに福だね。最後まで一人で生活できてある日、みんなにお別れを告げてぽっくり逝くこれが福だね自分にとっては。三福というのかな。そう言えば「三なすび」っていうからな。これって関係ないか。「長かろうと短かろうと我が人生に悔いはない」と裕次郎も歌っているからね。
めでたしは「愛で甚し」が語源。おめでとうは「お愛で甚とう」が本当でお芽出とうと変化しおめでとうになったって。愛しくてたまりませんというのがその意味なんですね。普段あまり考えもせずにあいさつ代わりに使っている言葉にも深い意味が隠されているんだ。心をあからさまにする言葉と隠す言葉。西洋と東洋。言葉の文化が表と裏の違いがある。その逆もまた真なり。言葉は深い。西洋と東洋は何処で交わったのかアフガンかトルコかハンガリーか。シルクロードの西の入り口辺りでは東西の融合した言葉が使われていたのだろうか。どっちみち日本は東の端の国だから独自の言葉か全ての言葉を飲み込んで新しい言葉を生み出したのか語源は表の言葉だから隠さないといけない理由が日本語にはあったのかな。ふと興味が湧いてきた。
あけましておめでとうございます。昨日といえばもう昨年になるんでしょうか24時間前とは時間の距離が遠く感じます。その昨年、おだやかな風のない日にお墓参りに行ってきましたんですがひと通り用事を済ませて墓に向かって「帰るよ」というとそれまで穏やかで何にもなかったのに急に風が頭の上を吹き抜け近くの竹を揺らしたのです。まるで挨拶を返すかのように。その時僕は霊を感じました。「ロクでもない息子ですみません」とか「親不孝でしたね」とか自嘲の言葉を口にして墓の前で反省してましたんですがこの言葉を霊は聞いていたんでしょうかね。「バカヤロウ」とか「その通り」とか言いたかったんでしょうか。それとも「気をつけて帰れ」と言ってくれたんでしょうか。その夜は紅白で安室奈美恵(ってこんな字だったっけ)を見てから寝たんですが朝起きたらまるで憑き物が取れたかのように体が軽いのです。何なのでしょうね。不思議な体験でした。さて新年、穏やかな日。うちは干支の犬にちなんで「リカオン」の絵を玄関に飾りました。今年のテーマは「美意延年」です。美しいものを見ると寿命が延びるというのでしょうか荀子の言葉だとか。今年も美しいものを見て過ごしたいと思います。本年も宜しくお願い致します