アントンPチェーホフの短編「恋について」を読んだ。読もうと思って借りた本じゃないけどイリーナ・ザトゥロフスカヤの挿絵がいいなと思って。読んでみるとまぁ訳し方もあるんだろうけど「本」なんだ。文章が。なんと品のある文体で悲劇の恋の行く末を淡々と書いていることでしょう。ロシア文学って大体がこんな雰囲気なんだけどいま読むと新鮮
インテリ地主アリョーヒンは問わず語りに客達に若かりし頃の恋の話を語りだすところから始まるんだけど地方裁判所副所長の妻アンナ・アレクセーエに恋しお互いの気持ちを口には出さず心だけ通じ合う二人。夫の転勤で引き裂かれる二人の運命は・・・・という物語だけど「チェーホフとの恋」に綴られた作家自身の恋、人妻アヴィーロワとの秘められた恋がモチーフというからチェーホフの愛のかたちが見えるようだ。このチェーホフ没後30年に書かれたアヴィーロワの「チェーホフとの恋」は否定と肯定と意見が分かれるとのことだがチェーホフならそうだろうなと「恋について」を読めばそう思えてくる。やっぱり本は書き言葉で読みたいね。今の本は「しゃべり言葉」文体が多すぎて凄いテーマでもなんか嘘っぱちで軽いから記憶に残らないからとチェーホフを読んで納得した。恋が美しかった時代・・・・か。
インテリ地主アリョーヒンは問わず語りに客達に若かりし頃の恋の話を語りだすところから始まるんだけど地方裁判所副所長の妻アンナ・アレクセーエに恋しお互いの気持ちを口には出さず心だけ通じ合う二人。夫の転勤で引き裂かれる二人の運命は・・・・という物語だけど「チェーホフとの恋」に綴られた作家自身の恋、人妻アヴィーロワとの秘められた恋がモチーフというからチェーホフの愛のかたちが見えるようだ。このチェーホフ没後30年に書かれたアヴィーロワの「チェーホフとの恋」は否定と肯定と意見が分かれるとのことだがチェーホフならそうだろうなと「恋について」を読めばそう思えてくる。やっぱり本は書き言葉で読みたいね。今の本は「しゃべり言葉」文体が多すぎて凄いテーマでもなんか嘘っぱちで軽いから記憶に残らないからとチェーホフを読んで納得した。恋が美しかった時代・・・・か。
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