フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

nude couche'

2015-11-11 06:23:39 | Weblog
畑で芋とブリを焼いていると「椎茸見つけた」とバジルが持ってきた。

忘れられた椎茸だったので育ちに育って大きい。

今日は「ホダ木」に椎茸の菌を植えようと来たんだけど木が腐って使い物にならないから木を買うか拾うかにしてからということで小屋の縁側に座って飯を食っている。話題はモジリアーニの絵の値段についてだ。この前ニューヨークタイムスで読んだんだけどモジリアーニの「ポーレットジャルダンの肖像」が42.8million dollarで売れたってというと日本円でいくらだということになってまぁざっと50億くらいかな「生きてるうちに評価してあげてたらな」とモジリアーニの貧困のうちに死んでいかなければならなかった人生に同情した。モジリアーニの絵は僕が一番好きな絵でいまだに彼の線のすごさの秘密が分からない。多分誰が描いてもモジリアーニの線にならないんじゃないかな。あの細い線が強く動き出す迫力。どうやったらあんな表現できるのかな。なんてウダウダ言って帰ってそして今日。朝刊にモリジアーニの「nude couche'」が210億円で落札と言う記事が出ていてビックリ。これはピカソの「アルルのおんな達」についでの高額だと。予想通り中国人が落札したらしい。「爆買い」なのかな。せめてニューヨークあたりで保管してもらいたいね。とブツブツ。「耄尻兄い」としては日本に買ってもらいたかったな。いやイタリアに残しとくべきだろうと思った。絵も作家の人生のように流転するのが運命なのかな。
コメント
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