8月6日から「あしたが消える」が劇場公開、8月13日は「チェルノブイリ・ハート」が劇場公開されます。
「チェルノブイリ・ハート」はまだみてないので書けないのですが、注目しています。
8月6日から「あしたが消える」が劇場公開、8月13日は「チェルノブイリ・ハート」が劇場公開されます。
「チェルノブイリ・ハート」はまだみてないので書けないのですが、注目しています。
子どもがガイドブックをみて行きたいところ全部に印をつけました。
「地下体感ツアーにようこそ」の言葉にひかれたようで、「ゆめ地創館」というページにも大きな〇が!!
「入場無料」稚内のすぐ近くです。なんなんだろうとよく読むと、日本原子力研究開発機構幌延深地層センターの文字がありました。
知らなかったのは私だけでしょうか? 「ゆめ地創館」リンクしておきます。
原子力に関することこそ、フィンランドのようにオープンに情報公開して、しつこいくらいオープンな議論をしていく国になってほしいです!
「チェルノブイリのかけはし」のホームページをみていたら、福島の子どもたちが35人イタリアへ保養へ出発したそうです。日本ではきっとニュースや新聞にのることもないでしょうが、「小さいけれど大きな一歩」のような~そんな気がします。
見送った野呂さんが泣いてしまったとか~その気持ちすごくわかる気がします。
イタリアではすごい反響だそうで、現地の担当者のところには、イタリアのお母さんたちから『日本の子供達を預かりたい』という申し出が殺到し、在イタリア日本人たちからは『何でもいいから手伝いたい』と言われているそうです。
イタリアってなんていい国なんだろうと思います。チェルノブイリのこどもたちの保養に飛行機をだしてとりくんでいたのは、イタリアでした。感謝・感謝です
福島の子どものために何もできず、首都圏にいてわが子の避難を考える自分を少し責める気はあるのですが、やっと一週間東京を離れて北の大地で過ごすことを決められました。(一番の難関がわが子の説得だったとは!!本当は楽しいだけの気持ちで連れ出したかったのですが~本音をぶつけてしまいました)
4月から時々あらわれていたいろんな症状が本当に放射能のせいなのかどうか、離れてみれば少しわかるかなという期待もあります。
さすがにやっと行くことを決めたので、ホテルはかなりいっぱいです。どこにいてもパソコンさえあれば、ブログもかけるそうなので、来週は北の大地から現代避難事情をレポートできるかもしれません。
レイバー映画祭の会場で、佐藤栄佐久・前福島県知事の,5月31日の講演をおさめたDVDを販売していたので、購入して観ました。
「チャイナ・シンドローム」は原発の問題を技術面で内部から告発する人の物語だったのですが、このDVDは福島原発をめぐる問題を知事という立場にいた方だから知りえることを語ってくれているDVDで、極めて貴重と思い、ここに書いておきます。
佐藤前知事が指摘する問題はいろいろありますが、「福島原発は人災だ防げたはずだ」という根拠は次の点です。
①2010年6月17日に福島第一の2号炉で、全電源喪失による水位低下事故発生したそうです。予算委員会でも、問題にされ、2メートルの水位低下が30分続いたということがわかったものの、事故の真相は明らかにされないままだったそうです。
②原子力安全委員会の地震部会の専門委員だった石橋教授が2007年辞職されたこと。このままでは国民の信頼にこたえられないということが、辞職の理由だったそうです。
1988年知事に就任して以来原発をめぐる異常な世界を経験してきたとのこと。
☆1988年12月に第二原発の3号機で警報がなるという事故がおこったが、発表になったのは1月6日。
東電⇒通産省⇒県⇒町と情報が流れ、町に情報が届いたのは事故発生から一週間後だった。
30キロの金属片が落下して、全部回収できなかったけれど、問題はないという東電の説明に驚く。
☆東電と通産省エネルギー庁の特別な関係があるので、問題を東電の問題だけに矮小化してはならないと思う。
☆東電が燃料プールをつくりたいというので、了承。その時に、燃料の出し入れについては報告してほしいといっておいたが、当初の計画では、2010年までは増えるがそのごは減るという説明だったのに、その後「2010年に検討する」に変わってしまったこと。(その後、燃料プールを増設したいと言われたが断ったこと)
☆当初原発を巡る内部告発は、エネルギー省にいっていたが、エネルギー省と保安院は同じ場所にあり、保安院から東電に情報が流れているということがわかってきて、内部告発が県庁にくるようになった。内部告発の内容をひとつひとつチェックしていったら、原発が全部とまった。そのことを書いたのは北海道新聞と西日本新聞。メデイアがコントロールされているのではないか。
等など実例をあげながら「スエーデンとかフィンrンドのように情報をきちんと出して、議論をして国にならないと」という強い意志の伝わってくるお話でした。
(細かい部分はのちほど少し訂正します)
こちらも有名な映画なのに、観ていなくて~やっと観ました。
2004年山川元監督作品。主演役所広司(都知事を熱演しています)
「異色」という言葉がピッタリくる映画です。原発に関心のない人も、役所広司を観たくて~あるいは評判を聞いて上映会に足を運んでくれそうです。
「原子力発電を東京に誘致する」という都知事の決意を聞いて、副知事たちの激論が始まります~。
一方核燃料をつんだトラックがジャックされ、都庁へと向かってきます~
パニック・サスペンス・エンタテインメントということばで紹介されていますが、最後まで喜劇調の部分を失わないのもすごいと思いました。
原発に関心のない人も夢中になってみてしまい、見終わったらいろんなことが考えさせられているという映画でもあります。
この頃「原発の国民投票を求める会」がスタートしたようですが(正式名称がわかったら訂正します)、そんなときこの映画は力を発揮しそうです。
また、観終わったら、「核燃料輸送の問題」が心の中にリアルに残る映画でもあります。
こんな映画を作って、公開してしまった人たちに、脱帽です。
その思いや苦労を、ぜひ聞いてみたい映画です。
有名な映画なのに、なぜか今日まで観ていなくて~やっと観ました!!
すごい!!のひとことです。
1979年3月16日に公開されたアメリカ映画。12日後の28日にスリーマイルの原子力発電所の事故がおき、そのためもあって大ヒットしたそうです。
原発の安全神話の裏側をここまで描いた映画は貴重です。
それにエンターテイメントなのがすごいです。
多くの人にみてほしい映画です。
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ニュースキャスターとカメラマンが原子力発電所を取材中、たまたまコントロールルーム室で事故の現場を目撃。隠し撮りした映像をテレビで流そうとするけれど……。
原発の取材中に事故に遭遇した女性リポーター。ずさんな管理に気づいた原発管理者。利益優先の経営者。真実を伝えようとするリポーターのジャーナリスト魂と、安全な原子炉運転を願い命を懸ける技師の技術者魂。明日にもおこりうる原発事故を描いたサスペンスアクション映画。
これは放射能のことを描いた映画ですが、迷わず「その32」にします。
亀井文夫監督はすでにおなくなりになっていますが、「この映画は50年後に価値がわかってもらえる」と生前話されていたそうです。残念ながらまさにその通り~今観る価値のある映画となってしまいました。
目に見えない放射能というものは、生きるものに何をするのか~そのことをひたすら映画は追いかけていきます。
ビキニ事件から三年後の1957年製作。
たくさんの大学の研究室や研究所が、それぞれのやり方で放射能を測定し、放射能の生物への影響を研究しようとしているのを見せてくれます。
測定では、集じんフィルターを焼いて測定したり、気球で上空を測定したり、雨水をためて測定したり~。
稲を栽培する水に放射能をいれて米への影響を調べたり~。
実験に出てくる動物は、ジュウシマツ・ハツカネズミ・ウサギ・ショウジョウバエ…と多種類にわたり。病気や遺伝的影響を調べたり~。
人の血液を検査したり。
被爆者の病気や被爆した人から生まれた子どもの問題を提起したり~。
放射能が「ただちに影響がなかったとしても」どの段階でどのような問題をうむのか、これでもかこれでもかと見せてくれます。
観るのはつらいシーンもあるのですが、日本人は(いえ人類は)みんな観ておくべき映画と思いました。
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放射能の生き物への影響というのは、こうして知恵を集めればいくらでも研究が可能ではないかということを思いました。1957年当時これだけされた研究がその後どうなったのか、何故現在までこういう研究は引き継がれなかったのかということも思いました。
この映画には、「予算がなくて」と言っている研究者が複数でてきますが、まだ研究の自由があった…、しかしその後予算と共に自由もなくなっていったということなのでしょうか??
血液検査をするというのも検討の余地があるのではと思いました。
おととい字幕が完成したという文字通り日本初公開のドキュメンタリー映画をレイバーネット映画祭で観ました。
HARD RAIN ハード・レイン 「パンドラの箱から降り注ぐ放射能」
2007年79分 オーストラリアのDabid Bradbury監督
7月2日のブログで、「これだけは観てほしいという映画は大体でそろってきたのでは」と書きましたが、「ハード・レイン」と「世界は恐怖する」の二作を観てとんでもない間違いだったということを認識させられました。
それほど二作ともすごい映画でした。
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オーストラリアは、核兵器も原発もない国ですが、ウラン鉱山のある国です。
ウラン鉱山のある国に住み、ウラン鉱山反対の闘いを描いた映画をつくったり核にこだわりつづけてきたデビット・ブラッドベリー監督に世界はどうみえるか~
それは少なくとも私には衝撃的でした。
人類がパンドラの箱をあけてしまったのは、1945年8月広島に原爆が落とされたとき~というところから映画は始まります。
原爆であれ、原発であれ、ウランがなければなりたたない。
「ジャビルカ」という映画ではレンジャー鉱山というウラン鉱山反対の闘いが描かれ、映画が完成してから勝利したけれど、その後闘いは消え、2006年現在オリンピックダム鉱山の大拡張が計画されていることが紹介される。
そしてウラン鉱山とはどういうものなのかということを映画は詳細にみせてくれます。
地中に眠っていたウラン鉱石は、掘り出され、砕かれ、化学的処理をされ、原爆や原発の原料となって各国に輸出されるわけですが、その結果全体の鉱石の80パーセントが放射能をおびてしまって残るそうです。本来は25万年間とじこめなければいけない放射性の膨大な廃棄物をとじこめることはできず、風によって大気中を運ばれ1000キロ遠くでも検出されたり、地下水にしみこんで自然界へと広がっていっているそうです。
ひとつのウラン鉱山が掘り尽くされると、その会社は撤退してしまい、あとから被害が出てきても訴える相手がいない状態にされているそうです。
それでもさらにオーストラリア政府は、ウラン鉱山を保有する会社を特別扱いにし、ウランを中国に輸出するために、極秘のうちに拡張計画がすすめられているそうです。民主主義の国家であっても、原子力産業に関わることとなると、巨大な力の前に市民の声がかき消されてしまう点は日本と全く同様なのだと感じました。
それからカメラは世界をとびまわります。
日本では美浜原発事故のことと共に、もんじゅの問題を告発します。事故続きの経過や配管が薄いため地震に弱い構造なのに、活断層と疑われる場所につくられていること。
イギリスではセラフィールドのことをとりあげます。放射能漏れ事故があったけれど、そのことがわかったのは6ケ月後だったとか。平常時でも常時放出しているので、子どもの歯からも放射能が検出されているとか。
アメリカが戦争に劣化ウラン弾を使っているのは、放射能戦争だということ。
最後に解決策はないのかということも描いています。風力発電・バイオマス・天然ガス・太陽・地熱…。私が一番興味深かったのは、遠距離を送電すると無駄が多いという話でした。現在では届くのは25%なので地域ごとの電力利用システムをつくり90%利用できるようにできればというお話でした。
☆各国のいろんな立場の人たちの発言・インタビューも多く、誰がどういう人なのかわからないので、その部分は十分に理解できたとはいえません。「温暖化防止」といいながら原発推進してきたことへの警鐘・疑問は全く同感しました。ていねいな解説がのっているパンフレットがあればさらに深い内容を理解できるのかと思いました。
☆貴重なコメントがいくつかでてきます。
・内部被曝と外部被曝の違いは、火にあたって温まるか、火のついた炭を食べるかという種類の違いである。
・母子には1ミリシーベルトが限界。1,2ミリシーベルトで二重らせんがくずれガンを誘発するという言葉もでてきます。
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上映終了後、アジア太平洋資料センターの内田さんよりご挨拶がありました。4月半ばに日本への紹介を決めたこと。監督はテレビ局につとめたあとフリーになり、核の問題~中でもレッ化ウラン弾の問題~についてたくさんとっていること。オリンピックダム鉱山のウランは東電も買っているということ。、9月に第二回目の拡張がされようとしているので、ぜひ抗議をしてほしいという訴えがありました。
このブログでも7月19日に書いていましたが、今朝の東京新聞が大きくとりあげています。
四年で1億3000万円 本年度は8300万円。
こんなことに税金を使うなんて、もっともっとやることがあるでしょう!!と言いたいです。
真実を公表しないでおいて、市民のインターネットを監視するために税金を使うなんて、許せません!!
どんどん知らせていきましょう。
もちろん例え真実を公表していたとしても、国民の言論の自由・表現の自由を監視しようとするのは許せません。
1995年
原作・脚本・監督 宮崎駿
「耳をすませば」と併映
6分48秒
宮崎駿監督がはじめてCGを使った実験映画
「風の谷のナウシカ」も核をテーマにした映画ともいえるわけですが、「On Your Mark」は原発(らしきもの)も出てくる映画とのことで観てみました。
宮崎駿監督の映画を語るのはむずかしいです!
核や放射能の当たり前にある日常に暮らす未来社会の人たち(?)の核のない世界へのあこがれを描いた映画と感じました。
きっと人それぞれいろんな感想や解釈もあるでしょうけれど…。
6分の映画について語りあったなら、60分くらいはすぐたってしまいそうです。