「原発と映画」プロジェクト準備ブログ

原発に関する映画の紹介や、首都圏で放射能から子どもを守る取り組みの紹介や、子育てしていて疑問に感じることのつぶやきなど

TPPのこと

2016-10-30 14:01:29 | TPPに関する映画

 

農協新聞電子版よりTPPについての貴重な情報をみつけたので、一部抜粋して紹介します。http://www.jacom.or.jp/nousei/tokusyu/2013/08/130830-22047.php

2013.08.30 
米韓FTAとその後・・・国民なき「国益」に怨嗟の声 大企業優先・農業・中小企業は犠牲

 

・価格暴落 農家の悲鳴
・公共事業もISDに
・労働者を抑え込む
・大企業が特許権を乱用
・自殺労働者の悲鳴が・・・

 

 米国と韓国の自由貿易協定(FTA)は、2012年3月15日発効した。9月15日で発効1年半を迎える。この間、韓国ではどのような変化が生じたか、注目を集めている。しかし、1年半という短い時間で米韓FTAの影響を確実に検証するには限界がある。ただ、米韓FTAが企業利益と国益をすり替えた協定であることは明らかだ。韓国の実情から、その拡大版と言える環太平洋連携協定(TPP)の未来像を描いてみたい。

政治の強権性が強まる
TPP交渉に監視・警戒を

◆価格暴落 農家の悲鳴

牛に牧草を与えながら経営改善を祈る農家 韓国メディアは2月、牛農家が牛を餓死させたニュースで騒いだ。全羅北道淳昌郡で、54頭の牛を飼育するムン・トンヨンさん(57)が飼料高騰、価格暴落に耐え切れず、牛を飢え死させた事例だ。ムンさんは、牛の飼養資金を集めるため水田を売り払い、保険を解約した。借金もした。しかし、経営は赤字に赤字を重ね、牛には飼料をあたえることができず、水だけを供与するはめになった。結局、餓死した牛の悪臭、異常で、近隣から行政に通報があり、40年以上の飼育経歴に終止符を打たなければならなかったという。
(中略)

◆医薬品の価格が上昇

 医薬業界にも異変が。「政府が国民のための適正薬価を決めることができない」。ソウル城北区で薬局を運営する「健康社会のための薬師会」のシン・ヒョングン代表。保険対象の医薬品・医薬機器の価格決定において、政府が米韓FTAに準じて、第三者機関の「独立医薬検討体制」を構築し、昨年6月から稼働したからだ。
 韓国はこれまで、保険対象の薬価について、公的機関である「健康保険公団」(保険公団)が医薬会社と調整して決めた。しかし新体制では、保険公団が決めた薬価に対し、医薬会社が安いと判断すれば新体制の薬価検討委員会に異議を申し立てることができる。新体制稼働からわずか半年で、医薬品や医療機器に関して8件の申し出があった。シンさんは「こんな短期間にこれだけあることは、今後さらに増えるだろう」と指摘した。
 早くも今年6月には、「独立医薬検討体制」の圧力で医薬機器の価格上昇の事例が発生した。米韓FTAを武器に米国産医療機器の価格を引き上げた初の出来事だ。医薬機器の輸入業者JM社は昨年、健康保険審査評価院(健審院)に米国産の関節接合資材のアキュトラック・スクリューの価格引き上げを要請した。理由は「他の資材に比べ優秀である」。しかし、健審院は「同じ目的の類似した資材に比べ優秀である根拠が不足する」として却下した。
 JM社は、この決定を不服として今年1月、独立検討機構に異議を申し入れ、解決を求めた。独立検討機構は4月「輸入原価を反映し、価格引き上げは妥当だ」と判断し、健審院に改善を求めた。これを受け、健審院は6月11日、従来の主張をひっくり返し、上限10%の価格引き上げを認めた。
 健審院の決定に対し、保健医療団体連合のベン・ヘジン企画局長は「明らかに政府の役割が米韓FTAによって歪んでいる。米韓FTAは、米国の多国籍製薬や医療機器企業の利益を上げるものであり、国家や国民負担を減らすものではない」と批判した。


◆公共事業もISDに

 米韓FTAによって、公共事業が民営化の流れにさらされている。米韓FTA発効以降、電力や地下鉄などの公共事業をめぐる政府と企業間の争いが物語る。特に韓国電力会社の動きが注目を集めた。
 韓国電力の持ち株は、政府機関が55%、国内投資家が25%、外国投資家が20%を所有している。同社は8兆ウォンの赤字経営を理由に、昨年5月、7月の2回に分けて10%以上の電気料金の引上げを政府に提出した。しかし政府は、12月の大統領選挙を控え、国民関心度の高い電気料金の引上げを先延ばしする計画で、認めなかった。
 すると同社は早速、理事会を開き、米韓FTAの投資家・国家間訴訟(ISD)条項をもって、政府対応が提訴対象になるかを検討した。具体的には、[1]持ち株51%以上を保有する政府が企業の決定を拒否した場合[2]少額の外国人株主の場合[3]政府が明確な理由なしに認可行為を繰り返し遅延した場合―ISDで提訴可能かどうかが主な検討内容だった。
 結局、政府は昨年9月、ISDなどを盾にフル活動した韓国電力の猛烈な圧力に負け、4.9%引き上げることを容認した。公共事業がISD対象になった典型的な事例だ。
 ソウル市と民間企業の地下鉄9号線の論争も似たようなケースだ。国会議事堂や金浦空港などをつなぐ地下鉄9号線は昨年4月、既存の基本運賃1050ウォンをさらに500ウォン引き上げることをソウル市に要請した。ソウル市は、市民負担が増えるとして却下した。
 一方、ソウル市は、地下鉄9号線と締結した当初の契約が不合理的だとして改正を求めた。当初契約は、李明博前大統領がソウル市長当時の2005年に結んだもの。地下鉄9号線の15年間の年平均事業収益率を8.9%と設定し、この収益率を下回る場合、差額をソウル市が補填すると約束した。事実上ソウル市は、地下鉄9号線の開通初年2009年に142億ウォン、2010年に322億ウォン、2011年に245億ウォンを支給した。
 ソウル市は、当初契約した事業収益率8.9%が高すぎるとして、5%に引き下げるよう地下鉄9号線に通告した。しかし、地下鉄9号線の実権を握っているマッコーリーインフラ(本社豪州)を筆頭に「契約違反だ」「投資者利益に損害を与える」として反発を強めている。マッコーリーインフラは、米国資本が参入したグローバル会社で、状況次第でISDをもってソウル市を訴える可能性も否定出来ない。
 社会公共研究所のソン・ユナ研究委員は「米韓FTAは公共事業の衰退を招くものであり、公共事業を強化するものではない」と断言した。


◆労働者を抑え込む

 「非正規労働者を復職しろ」ソウル駅広場で労働者のシュプレヒコールの声が響いた。経済成長と裏腹に非正規雇用労働者が増える一方、正規雇用労働者にもきつい労働が強いられているからだ。全国から2万人の労働組合員が集まった。その中で、韓国南部の蔚山広域市からバスで5時間かけてデモに参加した現代自動車労働組合のキム・キヒョク(48)企画部長が取材に応じた。
 キムさんは「確かに経済成長で我々の大企業は潤っている。給料もそこそこある。しかし、労働強度はますますきつくなっている」と口火を切った。話によると、現代自動車は従来、24時間2交代制で完成車の組み立てる。これに対して労働組合は、労働時間が長く、家族との生活時間が短すぎるとして改善闘争を行った。その結果、今年3月4日から労働時間が減った。朝6時半〜午後3時半、午後3時半〜深夜1時半の2交代に変わった。しかし、労働強度がきつくなった。労働時間が減る前に1組7、8人で、1カ月に1000台を組み立てるものを、労働時間が減ったとしても、その台数を確保しなければいけない。キムさんは「企業の潤いは労働者の犠牲で成り立っている」と怒った。
 一方、企業の巨大化とともに、労働組合に対する圧力も高まっている。韓国最大手の造船会社の韓進重工業(釜山広域市)の圧力で労働組合の幹部チェ・カンソさん(36)が自殺したことがその1つだ。チェさんは、会社が2010年に大勢の非正規雇用をリストラしたことを問題視し、長期ストライキに参加した。会社は、チェさんを含む組合員の長期ストライキに対し、工場運営に損害を与えたとして158億ウォンの損害賠償を提訴した。昨年12月21日、チェさんは、損害賠償の撤回を求める内容の遺書を残し、自殺した。チェさんの遺影を抱え、ソウル市庁前で労働者の権利を訴える韓国進歩連帯のバク・ソクウン共同代表は「まったく理不尽だ。これが幸福な社会か」と訴える。

◆大企業が特許権を乱用

 韓国最高裁やソウル地方裁判所などが林立する瑞草区一角の事務所で、知的財産権に詳しいナム・イソプ弁理士と出会った。ナムさんは、グローバル企業の知的財産権の悪用で中小企業が深刻な状況に陥っているという。
 韓国ではこれまで、司法機関がパソコンゲーム屋の取締権限を行使した。しかし、米韓FTAでは、著作権利者に「透明な方式を提供する」内容を盛り込んだ。要するに、著作権利者が司法機関の合同調査チームに加わることが認められたわけである。つまり、ゲームのソフトウェア会社は、明確な著作権侵害証拠がなくても、著作権侵害の疑いを理由に司法機関にゲーム屋の家宅捜査を要請し、司法機関とともに家宅操作を行うことができる。ナムさんは「事件当事者が司法機関と合同で被疑者の家宅を捜査するなんて、正常な国ではありえない」と批判した。
 その実態を確かめるため、中小ゲーム業者で作る韓国インターネットPC屋協同組合を訪れた。チェ・スンゼ理事長の紹介によると、同組合には1万5000軒が加入しており、米韓FTA発効以降、韓国マイクロソフト社から会員6000〜7000軒に通告が来た。通告には「無断コピーで知的財産権を侵害している」「使用料金を追加しないと提訴する」などの内容が書き込んであった。チェ理事長は「中小企業は威嚇に弱い。提訴に巻き込まれ、時間と財力を投じる余裕がないからだ。この半年で会員数百軒が閉店した。政府は、知的財産権を悪用する企業を早急に統制すべきだ」と話す。
 経済専門のテレビ局・MTNで知的財産権問題を担当するイ・ナミ記者にも事情を聞いた。イ記者によると、米韓FTA発効以降、ソフトウェアの著作権違反を取り締まる件数が急増した。2011年の取締まり件数は590件だったが、米韓FTA発効直後の昨年4月には、2988件と5倍増えたという。イ記者は「知的財産権を強化することには異議がない。ただ、米韓FTAがソフトウェア会社など企業の特権を強化し、それを悪用するケースが増えていることが問題だ」と指摘した。

(中略)

 米韓FTAは、国民の犠牲を代価に企業利益を追求するものであり、国民のいない「国益」を追求するものである。初の女性大統領・朴槿恵氏は誕生から半年、「幸福な社会」づくりをスローガンに、李明博前政権の「対立社会」との違いを強調し、政府のイメージ刷新を図ろうとした。しかし、相次ぐ人事の失敗に追われ、政治改革には、なにも踏み込んでいない。親企業的な傾向も前政権と変わりない。むしろ、「女性らしく密かに」企業との関係を強化し、弱いものいじめを加速する恐れもある。日本政府が参加したTPP交渉には、米韓FTAを鏡に「湯船のカエル」にならないよう国民の監視・警戒が必要だ。

(フリーライター・森 泉)

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TPPと映画

2016-10-27 22:36:26 | TPPに関する映画

現在国会で審議中のTPPのことが気になり、TPP関係の映画はないのだろうかと調べてみました。時間がないので、簡単な紹介のみですが、書いておきます。

 

☆TPP映画祭というのが2012年に開催されていました。

http://eiga.com/news/20120602/7/

http://www.webdice.jp/dice/detail/3496/

ここで上映されたのは、「モンサントの不自然な食べ物」「フードインク」「シッコ」「幸せの経済学」「外泊」「ブルーゴールド」「お米が食べられなくなる日」とのことです。

 

☆NPO法人アジア太平洋資料センターによって「誰のためのTPP?」

というドキュメンタリーも作られていました。

http://www.parc-jp.org/video/sakuhinichiran.html

 

☆「TPPは、「ロボコップ」と「ターミネーター」の世界のようだ」というカレイドスコープさんブログもリンクします。

http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-1000.html

 

◆映像ではありませんが、すぐ使えるテキストも発行されているそうです。

http://notppaction.blogspot.jp/2016/08/tppq.html

 

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「チリの闘い」というドキュメンタリー映画が公開されているそうです。

2016-10-22 13:44:56 | 原発問題ではないけれど重要な社会問題を扱

「チリの闘い」というドキュメンタリー映画が劇場公開されているそうです。

東京のユーロスペースを皮切りに全国各地でも公開されることと思います。詳しくはみてから書きたいと思います。

http://www.ivc-tokyo.co.jp/chile-tatakai/

 

今年になって、原発問題以外の映画の紹介が増えていますが、原発問題の根っこがほかの問題と強くつながっていることが明らかになりつつあるためです。

原発を推進する巨大な力と立ち向かう道を模索するときに、世界史上巨大な力に立ち向かった人々の経験はきっと、参考になるのでは思いつつ紹介してます。

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『アメリカ─自由からファシズムへ』という映画について

2016-10-18 13:12:54 | 原発問題ではないけれど重要な社会問題を扱

アーロン・ルッソ監督による2006年公開のドキュメンタリーです。

『アメリカ─自由からファシズムへ』(America: Freedom to Fascism

日本では未公開とのことですが、注目しておきたく、書いておきます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

私が、アーロン・ルッソ氏と「アメリカー自由からファシズムへ」のことを知ったのは、たまたまみたユーチューブでの映像に、氏のインタビュー画像があったからです。

アーロン・ルッソ氏の生涯は、ウイキペデイアがやはりわかりやすいです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%83%83%E3%82%BD

 

◆1943年ニューヨーク生まれ

◆映画プロデューサーとして、『ローズ』(1979年)、『大逆転』(1983年)等を手がける。

◆2004年にはリバタリアン党から大統領選に立候補する。

◆2006年に「アメリカー自由からファシズムへ」を製作・監督する。

  映画の中で、連邦準備銀行 (FRB) が政府機関ではない民間の銀行であり、そもそも中央銀行の存在  自体、合衆国憲法に違反していると主張した。

 ◆その後ニコラス・ロックフェラー氏との対話を、ジャーナリストのアレックス・ジョーンズのインタビューにこたえて語る。

◆2007年永眠

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最近でいうと、スノーデン氏のことを思い出します。

状況は違いますが、真実を誰かが話さないとと勇気ある行動をされた方だと知りました。

せめて彼が残してくれたものが多くの人の目に届きますようにと願います。

◇インタビュー映像は、こちらです。

https://www.youtube.com/watch?v=EeWqlJHzcSo

 ◇こちらのブログでは、「アメリカー自由からファシズムへ」映画公開時の監督インタビューを文字おこししてくれています。

http://mizu888.at.webry.info/201303/article_78.html

◇映画本編もできればみたいとは思いますが、以前にインターネット上でみれたものはのきなみみれなくなっている一方、ちょっと本物か疑わしいものがでているみたいなので、もう少し確認してから

もしみることができたらまた書きたいと思います。

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「財源がない」のは本当なのか?。。。タックス・ヘイブンについての講演会

2016-10-18 12:33:54 | その他

今回は、映画のことから離れますが、興味深い講演会が開催されることを目にしたので、お知らせすることにします。

原発事故の真相究明も責任追及も被害の実態解明もされず、いのちを守るための予防措置も、講じられない中、人々の暮らしだけはそれぞれの違いはありますが、どんどん厳しく苦しくなっているのが、今の日本と思います。

その加速度ぶりは目をみはります。

政府は二言目には「財源がない」といいますが、本当でしょうか?

日本の財源がないといわれる根本の理由にせまる学習会と思います。

根本を理解していないと、日々の暮らしにどんどんおいまくられていったり、何にむけてどう声をあげていけばいいのかわからなくなったり、声はあげても目先の解決にしかならなかったりしそうです。

関心ある人の目に届きますようにお知らせします。

http://tax-justice.com/

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”なんと!タックス・ヘイブン問題の世界の第一人者「タックス・ジャスティス・ネットワーク」の代表が、イギリスから緊急来日!!”

グローバリゼーションの影で過酷さを増す世界の貧困と格差。その解消のためには世界中の富を再配分すべきであると言われています。
他方、先般、パナマ文書により、世界の元首や大企業などがタックス・ヘイブンを利用した税逃れを行っている実態が暴露されました。この文書には約400の日本の企業や個人の情報も含まれています。一部の大企業や富裕層等が課税を逃れ、その穴埋めを市民が負うという不公正な税のあり方は是正されなければなりません。
本集会では、この問題の最先端の情報を収集し、活動している国際組織であるタックス・ジャスティス・ネットワークの代表者のジョン・クリステンセン氏と、シニア・アドバイザーのクリシェン・メータ氏をお招きして、「税の公正(タックス・ジャスティス)」に関する基調講演と、さらに、この問題に関する課題と提言等のご報告をいただきます。多くの皆さまのご参加をお待ちしています。

【日時・場所等】
日時:2016年10月29(土)13:00~16:30(12:30受付開始)
場所:田町交通ビル 6階ホール (港区芝浦3-2-22  ■ JR田町駅「芝浦口」徒歩3分)
資料代:1000円
※お支払いが難しい方は入場時にお声をおかけください。無料で資料をお渡しします。

 

【プログラム】

(ミニ講演)
「タックス・ヘイブンを追及する市民運動が、なぜ今必要か?」
雨宮 処凜氏 (作家、社会運動家、公正な税制を求める市民連絡会共同代表)

(基調講演)
「税の公正(タックス・ジャスティス)とは」
ジョン・クリステンセン氏(タックス・ジャスティス・ネットワーク代表)

(報  告)
「タックス・ヘイブン対策の課題と提言」
ジョン・クリステンセン氏
クリシェン・メータ氏(タックス・ジャスティス・ネットワーク、シニア・アドバイザー)

(総  括)
合田 寛(公益財団法人政治経済研究所理事)

(ミニ講演)
「市民運動と国際連帯の必要性」
宇都宮 健児氏(弁護士、元日弁連会長、公正な税制を求める市民連絡会共同代表)

【事務局連絡先】
弁護士/猪股 正  〒 330-0064 さいたま市浦和区岸町7-12-1 東和ビル4階
埼玉総合法律事務所 TEL.048(862)0355 FAX.048(866)0425

*チラシのダウンロード→ こちら

☆カレイドスコープブログでも、この講演会のことが紹介されています。

http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-4597.html

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「残されし大地」という映画があるそうです。

2016-10-17 10:41:49 | 原発の映画(観てないもの・上映情報等)

映画「残されし大地」“LA TERRE ABANDONEE”(原題)
(ジル・ローラン監督/ベルギー/マルセイユ国際ドキュメンタリー映画際正式招待作品)

2011年の福島原子力発電所による事故のあと、帰還困難区域として指定された富岡町に独り残り続け、動物の保護活動を続けることで有名になった男性と、傍らに寄り添う寡黙な父。
人気のなくなった町の中、今もひたすら畑を耕し続ける老人とその傍らで折鶴を作る妻。...
南相馬の仮設住宅に住む夫婦は、お彼岸の墓参りをしながら放射能測定器を片手に「翌年こそ」の帰還を先祖に誓う・・。
淡々と進んでいく日常生活の中で、彼らが自然体で紡ぐ言葉の中に「ある日」を境に、かつての故郷を失った人間たちの今とこれからが見えてくるーー。

5年前に福島を襲った「不運のその後」をある視点を持って描き出すことで、観る者に「土地と人」との切ろうとしても切れない強い結びつきを考えさせる。
しかし“反原発”というスタンスをベースにしながらも、それだけを声高に語るわけではなく、土地本来の持つ変わらぬ自然の美しさを切り取り、感じ取ってもらうことに、監督としての静かな抗議が込められているとも言えます。

監督は日本人を妻に持つベルギー人で、本作が処女作そして遺作となるジル・ローラン。
長年、主にヨーロッパの映画界でサウンド・エンジニアとして活躍してきた彼が妻の母国である日本に移り住んだあと、自らメガホンを取ってもと選び取った題材が「福島」でした。
しかし、祖国ベルギー・ブリュッセルにて編集作業のために一時帰国し、
それが最終段階に差し掛かったころ、地下鉄テロで命を落とすという思いがけない出来事が。映画はプロデューサーや同僚らの悲しみを超えた努力によってその後、完成しました。

福島、そしてテローー。
期せずしてダブルのドラマが織り込まれた本作品。衝撃的なニュース性を持ちながらも、映画そのものは人ならば誰もが持つ“五感で感じる”という、どこか肉体的な心地よさにも満ちています。
身を委ねたくなる美しい景色、耳に心地よい音、そして美味に映るもの・・それらをこよなく愛し、鋭敏な感覚を持っていた監督、
ジル・ローランの感性が、直接、観客の五感にも心地よく響くことが予想されます。

まさに「命を懸けて、命の尊さを描いた」本作。

今はこの世にない、かつて存在した監督の身体に備わっていた感覚が、ひとりひとりの中にその都度、蘇る“不思議な装置”でもあるこの映画・・・それは本作の持つ本来のメッセージが伝わることと
同時に、亡き監督本人にとっても癒しとなることでしょう。

2015|ベルギー|72分|カラー|
制作:CVB Brussels (http://www.cvb-videp.be) プロデュース:シリル・ビバス

監督:ジル・ローラン 
PROFILE :1969年ベルギー、バストーニュ生まれ。
在ブリュッセル芸術学校INSAS(http://insas.be)にて録音技術を学び、サウンドエンジニアとして活躍。主にヨーロッパを舞台に多くのドキュメンタリー、フィクション映画の製作に参加。2005年、映画”The Roof”にてマルセイユ国際ドキュメンタリー映画祭で最優秀レコーディング賞を受賞。参加した日本公開作品には「闇のあとの光」(2012カルロス・レイガダス監督 カンヌ映画祭・監督賞受賞作品)、「チキンとプラム煮 〜あるバイオリン弾き、最後の夢」(2011 マルジャン・サトラピ監督)など。
(参加作品の一覧:インターネットムービーデーターベスよりサウンドエンジニア、Gilles Laurent分
http://www.imdb.com/name/nm5428363/?ref_=fn_al_nm_2 )

 

    ◆   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆   

☆東京新聞の記事が全貌を伝えてくれます。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201609/CK2016092002000260.html

☆鵜戸さんが書かれているブログはこちらです。映画上映についてのことはフェイスブックで発信されているようです、このブログからフェイスブックにはいれます。

http://gillesfilm.hatenablog.com/entry/2016/08/27/162755

☆9月27日を皮切りに、ベルギー本国での上映が始まったそうです。

☆プレミアム上映ということで、日本では10月1日(高崎)、10月16日(京都)で上映され、2017年3月から劇場公開が予定されているそうです。

京都の上映会の様子はこちらから

http://kiff.kyoto.jp/news/detail/150

 

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ベルリンのウラン国際映画祭おわったそうです

2016-10-17 09:03:39 | 原発の映画(観てないもの・上映情報等)

今年で六年目となるベルリンのウラン国際映画祭は、今まで300本以上の核関連の映画が上映されているのだそうです。

以下のHPには、今年の注目のドキュメンタリー映画などが解説されています。核実験や核事故に関わる健康被害(直接の被害とともに、後処理に関わった人々への被害も)に関しての映画など注目だそうです。

http://uraniumfilmfestival.org/en/atomic-films-in-berlin-2016-four-highlights

おそらくは日本ではみられない貴重な映像もあったと思います。

残念ながら私は英語がわからないのですが、すぐわかる人もいると思い、リンクしておきます。

自分でも翻訳誰かに頼むなどして、内容を理解できたならまた書きます。

日本では、東京平和映画祭も今年の予定がなかなか発表されないなど、原発の映画の映画祭は、ますますむずかしい状況も感じますが、被害現地から離れている場所の方がやりやすいということもあるのかとも思います。

引き続き気にしていきたいと思います。

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「いのちのかたち」という映画が11月公開されます。

2016-10-16 00:50:54 | 原発の映画(観てないもの・上映情報等)

伊勢真一監督作品 

とりいそぎ書き留めます。

http://isefilm-movie.jimdo.com/2016%E5%B9%B4-%E6%9C%80%E6%96%B0%E4%BD%9C-%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%A1%E3%81%AE%E3%81%8B%E3%81%9F%E3%81%A1/

 

 上記HPより、伊勢真一監督の言葉をご紹介します。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

じっと目をつぶる

 −映画『いのちのかたち』に寄せて−

 かんとく・伊勢 真一

 「その木に呼び止められたとしか思えないの」

友人のいせひでこさん(画家・絵本作家)が興奮気味にその木のことを語ってくれたのは、確か2012年の忘年会の席だった。根をむきだして横たわっていたというクロマツ。ひでこさんがその木と出逢ったのは、私の映画『傍(かたわら)〜3月11日からの旅〜』(2012年製作)の舞台、宮城県亘理町吉田浜だという。勢いに押されるようにして、吉田浜に向かったのは、2013年、年が明けてすぐのことだ。

 あの津波で集落の痕跡さえ見えなくなった荒野に、そのクロマツは待ち受けていた。

 堂々としていた。

 被災地では、それまで筆を執ることが出来なかったというひでこさんが、ごく自然にスケッチ帖を取り出す。そして、ごくごく自然にカメラは回り始めた。クロマツの倒木に寄り添うひでこさんのその姿にまた、寄り添うように撮影は続いた。

 あの日までのことを、あの日のことを、あの日からのことを、記憶しているにちがいないクロマツの心の声に、耳を澄ませる。そしてスケッチする。ひでこさんは幾度も吉田浜を訪れ、クロマツとの対話を深めていった。

 一枚を描き終え、二枚を描き終え、三枚を描き終え、それでも鉛筆をおこうとはしなかった。

「見尽くし、描きとどめるのだ・・・」と。

描き終えた作品を額に入れることもしなかった。

「未完の物語だから・・・」と。

 クロマツとの出逢いから4年の歳月が流れた。

  生まれ、育ち、朽ち果て、

また生まれ巡る──。

 吉田浜の一本のクロマツ、安曇野のアカマツ林、自宅の庭に息づく草木・・・そして幼子たち。

ひでこさんはそれらの「いのち」と語り合い、そのメッセージを絵やことばに、「かたち」にしていく。

 いのちのこと・・・、一人ひとりの、一つひとつの、いのちのこと。いのちには、それぞれの名前があり、かたちがあること。

 いのちに寄り添う画家・絵本作家 いせひでこを通して“いのちのかたち”に触れる物語。

 「じっと目をつぶる。 すると、何が見えてきますか」

(長田弘『最初の質問』より)

 まるで絵本のようなドキュメンタリーが

誕生した。

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プルトニウム元年Ⅲ

2016-10-09 04:12:26 | 原発の映画(観てないもの・上映情報等)

1993年1月放送の「プルトニウム元年Ⅱ」は今探してもみつけることができませんでしたが、1993年8月放送の「プルトニウム元年Ⅲ隠される被ばくヒロシマは~」はこちらに映像があり、解説も詳しいです。

http://bww.jp/r/2013/01/10/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E9%9B%BB%E5%8A%9B%E3%82%92%E6%80%92%E3%82%89%E3%81%9B%E3%81%9F%E7%95%AA%E7%B5%84%E3%80%8E%E3%83%97%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%8B%E3%82%A6%E3%83%A0%E5%85%83%E5%B9%B4%E3%80%8F/

さらに「プルトニウム元年Ⅳ」も製作予定だったけれども、圧力により見送られたそうです。

<つづく>

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プルトニウム元年

2016-10-08 23:52:17 | 原発の映画(観てないもの・上映情報等)

1992年8月に広島テレビで放送された「プルトニウム元年ヒロシマから~日本が核大国になる!?~」に注目したいと思います。翌1993年1月 1993年8月と第三作まで製作されたその第一作目です。

インターネット上で、約15分ずつ四つにわかれてしまってはいますが、みることができます。

https://www.youtube.com/watch?v=WrgyvW1iIuc

https://www.youtube.com/watch?v=k1E0-C0h-qY

https://www.youtube.com/watch?v=RKvGtWMTddg

https://www.youtube.com/watch?v=SBzArXKOQFA

イギリス・フランスに再処理を頼んでいたプルトニウムが、これから本格的に日本にかえってくるという時代、日本で六ケ所村に再処理工場が建設中で、「もんじゅ」にプルトニウム燃料が運び込まれた時代に、広島テレビによって作られたドキュメンタリーです。

それまで、原子力については、「自主・民主・公開の原則」が守られてきたのに、科学技術庁の一片の通知で、情報非公開が始まった時代でもあります。核燃料を積んで横須賀から島根原発へとトラックで運ばれるのを市民が追いかけて監視する様子、島根原発から使用済み燃料が海外へと贈られる様子、そして途中から船名を変更され「あかつき丸」となった船によってプルトニウムが日本にもどってきて、「もんじゅ」の燃料として運び込まれていく様子をカメラはおっていきます。

フランスのラ・アーグとイギリスのセラフィールドの再処理工場についても丹念に取材をし、問題を伝えてくれます。

ラ・アーグでは、「白血病になり工場を訴えている配管工」「元村長」「周辺の地域の医師」が登場します。

世界で一番早く運転を開始したイギリスのセラフィールド周辺の被害はより深刻なことが伝わってきます。

周辺の町では白血病やガンが多いこと、魚の奇形も多いこと、1957年のプルトニウム生産炉の事故は30年間も隠されたことが、語られます。

フランスの高速増殖炉「スーパーフェニックス」は、事故と故障が続き、緑の党の強力な働きかけもあり、この時点で、運転停止期間が延長したという話もでてきます。

フランス・イギリスの経験を学ぶどころか、逆行してプルトニウム社会に突入しようとしている状況をとめようと、広島の市民運動「プルトニウム・アクション・ヒロシマ」の活動も丹念に描いています。中心になっておられるのは、被爆二世の方で、原爆を知っているものが、原発についても反対していきたい思いが語られます。

その運動は、本当にささやかな活動で、お祭りでの展示を断られたり、話に行った先でもなかなか理解されない中でも、続けておられる人たちを描いています。

「ヒロシマ、そしてフクシマ」をみたばかりで、「原爆被爆者はなぜ原子力の民間利用に反対しなかったのか?」という「監督からの問いかけ」がまだ頭の中に回っていた私としては

原爆による被害を受けた人の中にも原子力の民間利用に反対した人がいたのだと描いてくれたドキュメンタリーに出会えたことは、その答えをもらったような気がします。

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