「原発と映画」プロジェクト準備ブログ

原発に関する映画の紹介や、首都圏で放射能から子どもを守る取り組みの紹介や、子育てしていて疑問に感じることのつぶやきなど

「福島生きものの記録ー被曝ー」という映画について

2013-11-24 19:53:21 | 原発の映画(観てないもの・上映情報等)

前に一度紹介しているかもしれませんが。。。フェイスブックはこちら

今ポレポレ東中野でも公開中です。

作品のHPはないですが、岩崎雅典監督が代表をされている群像舎のHPはこちら。第一作目はDVD発売されているそうです。

同HP内の監督の言葉はこちら。 第二作目「福島生きものの記録ー異変ー」の撮影も開始されているそうです。

作品についての岩崎監督の言葉を上のHPより抜粋紹介させていただきます。

ともかく原発事故現場へ

 この4月、一年がかりの映画がようやく完成した。
まず現場へ行ってみようと思い立ったのは昨年の今頃だった。ちょうど福島県南相馬市の小高区というところが警戒区域解除(2012年4月16日)となったからだ。カメラマンと録音マン、そして私の3名。東京から東北自動車道福島西インターチェンジで降り、国道115号線に入り南相馬市を目指した。およそ7時間の行程だった。

 警戒区域解除の小高区に入った。“百聞は一見に如かず”。長年ドキュメンタリーの映画作りで様々な現場を見てきたこともあって、たいていのことでは驚かなかった。が、今度ばかりは違った。小高区にはまったく人影がない。

 殺風景な光景がつづく。警戒が解除になったというのに。街の中心地の崩れた土蔵の家。国道6号線沿いの瓦礫の山々。破壊された無惨な防潮堤。転倒した車、車、車、重機の数々。大地震と大津波の爪痕。一年経ってもそのままだった。自然の猛威をまざまざと見せつけられた。でも、こうした光景は言うなれば“想定内”だった。なぜなら、テレビ映像でさんざん見せつけられていたから。
問題は“放射性物質”。見えない!臭はない!。正直、恐怖感がなかなか湧いてこなかった。

 拡散した放射性物質のさなかで

 得体の知れない放射能を感知するのはただ一つ、持参した放射能測定線量計。旧ソ連のチェルノブイリで起きた原発事故で使用された小型のものでカメラマンがネットで購入したきた。
 警戒区域浪江町との境界線で防護服をまとった福島県警に「許可証がなければUターンしてもらいます」と言われわれわれは、線量の高い小高区の北西、山麓部へ向かった。空間線量の数値がみるみるうちに上がりだす。最初、0・070マイクロシーベルト程度を示していた液晶画面が1・200、2・350と上がり、画面は赤くなりピピピッ、ピピピッと警戒音を発し始めた。
 最も高かったのは阿武隈高地の山麓部。7マイクロシーベルトを超えていた。年間に換算する約60ミリシ−ベルト。人の体の年間許容量は1ミリシーベルトとされている。とても人間の住めるところではない。でも、そこでニホンザルを一頭見つけた。群れで動いた痕跡もあった。野生の生きものたちは放射能など知る由もない。木の実や新芽といった植物性の食べ物を主食とするサル、内部からも外部からも確実に被曝しているはずだ。
 ツバメの子育てでそのことが現実となった。南相馬市小高区の無人の家の軒先でツバメが巣を作りヒナを育てていた。警戒区域解除といっても宿泊は禁じられていた。未だインフラが整っていないからだ。人の住む原町地区でもツバメがヒナにせわしく餌を与えていた。つごう五カ所でツバメの子育てを観察し、撮影した。ところがなんとそのうちの一つで親ツバメの異常を発見した。首の茶色い部分に“白班”が・・・。
 実は、チェルノブイリで調査されたツバメの被曝例の写真をいくつか見ていたので“まさか?”と直感が働いた。日本野鳥の会、保護室の詳しい人にも写真を送り意見を求める。答えは、「放射能の影響とただちに断定出来ないが、非常に疑わしい」とのことだった。さらにチェルノブイリのツバメを調べているフランスの研究者にも写真を送って問い合わせたところ、大変関心を抱き今年、日本に来ると言っているとも。もちろんわれわれも同じ場所で今年も撮影を敢行するつもりだ

なぜ“生きもの”に拘るのか

 今回撮影対象にしたのは何も野生の生きものたちばかりではない。家畜もペットも、そして人間も撮った。当然ながら、これら生きものは皆等しく被曝の対象となったからだ。
 例えば、和牛畜産農家の人々。被曝により商品価値のなくなった牛をどう扱ったものかと悩んでいた。国は昨年5月、被曝牛の殺処分を指示。農家の同意を得ての処分だが、われわれの取材した畜産農家はこれに抗し、約300頭の和牛を飼い続けていた。自分のところの牛だけではなく他の農家から頼まれた牛も引き受けて。こうした活動を支援するサポーターたちと立ち上げたのが「希望の牧場」。ここで問われているのは“命”の問題だ。人間に食べられるために飼育されてきたニワトリ、ブタ、牛といえども人間の犯した事故の単なる犠牲者と見捨てていいのか。
 (中略)

 土も水も森も空気までも汚染された自然。だが、逃げ場のない“生きものたち”はその汚染された生態系の中で生きて行くしかない。これを悲劇と言わずしてなんと呼べばいいのか。
 わずかな救いは、こうした現状を科学的に調査し、データを集め解明してゆこうとする研究者たちと出会えたことだ。夏の盛り、高線量の山中でアカネズミやモグラを捕獲する作業に同行した。地味な活動であるがこうした蓄積から始めるしかいまのところ手立てはないと痛感する。 福島第一原発事故は暗示する。これは“福島”だけの問題だろうか。放射性物質という得体の知れない魔物が、今後どんな影響を家畜やペットや野生の動物、そしてわれわれ人間にまで及ぶのか。今のところそれは、誰も知り得ない。確実に言えることは、放射能漏洩事故は人災であるということ。オーバーではなく、人類の存亡に関わる問題と思う。
 生ものの記録に拘る所以である

 

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突然自分のブログが変わってしまいました!

2013-11-23 22:02:20 | その他

どうなってしまったのかと思ったらこれまで使っていた図柄が使えなくなってしまったとの記載を見つけました。

やむをえず不本意ながらしばらくはこれでいくことにします。

図柄の印象というのは、かなり大きいですね。何とかもう少し違うものに変えたいとは思っています。

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「A2-B-C」という映画があるそうです。

2013-11-17 08:32:52 | 原発の映画(観てないもの・上映情報等)

公式HPはみつけていません。海外から広がっているようです。

この題名の意味するものが何か、勇気をもって映画に登場したお母さんにエールと支援を。

こちら

  とりいそぎ

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香港社会運動映画節

2013-11-13 12:14:09 | 原発の映画(観てないもの・上映情報等)

ひとつ前に紹介した「原発の町を追われて」が上映された香港の映画祭があるというので、調べてみました。

第十一回香港社会運動映画節:
http://smff2013.wordpress.com/page/2/
http://smff2013.wordpress.com/2013/08/04/smff2013-antinuclear-japan/

こちらに紹介されています。

原発・放射能関連では4作品が上映されたそうです。

「反原発デモ映像ダイジェスト」
制作:レイバーネット日本 上映日:10/17, 11/17
大衆の反核運動をマスコミが伝えないことを追求すべきだと試写会で香港の人にまで言われました。

「原発の町を追われて~避難民・双葉町の記録」
制作:堀切さとみ 上映日:10/17, 11/17
避難民の困難さは、大陸から香港への新移民と共通している点もある、と試写会で香港市民の声。
また「怒れる沿線」に登場する菜園村住民も「賠償よりも故郷残せ」と訴えています。

「犠牲」 The Sacrifice  上映日:10/16, 11/16
監督:Emanuela Andreoli,Wladimir Tchertkoff|制作:Feldat Film
放射能の恐ろしさをストレートに教えてくれます。

「真実はどこに? WHOとIAEA 放射能汚染を巡って」 Nuclear Controversies
監督:Wladimir Tchertkoff|制作:Feldat Film 上映日:10/16, 11/16
日本でもすでに話題になっています。

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「原発の町を追われて」という映画があるそうです。

2013-11-12 20:04:31 | 原発の映画(観てないもの・上映情報等)

「原発の町を追われて」 2012年作品/56分/日本

副題は、「避難民・双葉町の記録」 公式HPはこちら

撮影          西中誠一郎/井口みどり/堀切さとみ

編集&ナレーション   堀切さとみ

制作協力        松原 明
音楽          自由の森学園高等学校 第24期生
筆字タイトル      渡部翠峰
 
 
制作者の堀切さとみさんは、さいたま市在住で、2008年に市民メディアセンター・mediRで映像を学んだ方だそうです。
(初めて作った作品は、上関原発建設に反対する祝島の人たちを撮った「神の舞う島」(20分/2009年)だったそうです。)
原発事故後、自分の住む町に避難者がこられて、最初はボランテイアでかかわっているうちに、映画をするにいたったそうです。
2012年のレイバー映画祭で初公開したときは40分のものでしたが、その後56分となったそうです。
 
  ◇     ◇     ◇     ◇     ◇     ◇     ◇

さらに「続・原発の町を追われて」という映画もできているそうです。 

観た人はこの映画の騎西高校の出来事がすべてだと思うかもしれない。でも、避難生活も二年目、三年目に入り、町をとりまく現状は変化し続けている。
町長が代わり、町役場が埼玉から福島県いわき市に移った。
双葉町は一律帰宅困難地域だったのに、4%は帰宅可能になった。とはいうものの、線量が低いと言うだけで津波で家はなくなっている。
また、除染はしないと前町長は言っていたのに、新町長になってからは「足並み揃えて」除染を始めることになった。
ある町民はいう。「福島残留の双葉町民と、全国に散った双葉町民の温度差は、福島県の姿勢と地元御用メディアの報道にある」と。「除染や復興に期待を持たせた扇動に、フクシマ組は踊らされている」と。

上映会のたびに、映画の舞台となった埼玉県・加須市以外の場所で避難生活をおくる、双葉町の人が観に来てくれる。昨日は都内に単独で避難しているKさんが来てくださり「騎西高校も大変だけど、単身での避難組はもっと地獄だった」と語った。福島から出たという点では同じでも、避難場所によって苦労は一様ではない。

Kさんは「続編は?どういう内容?この映画の後に起こっている問題を、私はすべてしゃべりたい」とおっしゃった。そして「騎西高校が閉鎖になっても、双葉町を追うのをやめないで。町民の誰かにくらいついて、ずっと記録を残し続けてほしい。今の私たちは地獄だけど、八十歳になった時には『懐かしいな』と思いながら観られるときが来るから」

そういうわけで、『続・原発の町を追われて』を編集中だ。本編のタイトルを筆字で書いて下さった双葉町避難民の書道家・渡部先生が「続編のタイトルも書いてあげる」と言って下さった。「なぜ『原発の町を追われて②』じゃないのか」と不服そうだった。「『続』で終わらせないで、ずっと撮り続けなさいよ」

              「原発の町を追われて」のHPより抜粋

  ◇   ◇   ◇   ◇    ◇     ◇    ◇
 
☆2013年8月に渋谷アップリンクで劇場公開されています。こちら
 
 
双葉町の人たちの避難生活を描いた映画としては、「フタバから遠く離れて」が有名です。ただ大変な生活をさせられている人々ということではなく、井戸川町長を先頭に、明確な抵抗の意思の伝わる映画でした。
 
「原発の町を追われて」は、「フタバから遠く離れて」とは全く違うという感想をみました。
 
どう違うのか自分の目で確かめたく、早めにみたいと思います。みることができたら、また書きます。

 

 

 

 

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被ばくを推定する検査のいろいろ

2013-11-08 13:39:42 | 放射能と原発

「人間が」とあえて書きます。「人が」と書くと生物になったような気がするので。

どのくらい放射能で被ばくしているかを知るにはどんな方法があるのでしょうか?

尿の中の放射能濃度を測定する方法

ホールボデイカウンターによる方法

血液中の白血球分画をみる方法

  とここまではかなり知名度が高くなっている気はします。

尿中の8OHdGを調べる方法もあると聞いたので書いておきます。こちら

一人の人間がどれだけ体内に放射性物質を取り込んでしまったかなんて、それこそバンダジェフスキー博士がされたようになくなってからでないと、だれにも正確に知ることはできないのだと思います。

だからこそ一つの方法ではなく、可能性のあるあらゆる方法を組み合わせて推定すること。その推定をもとに被ばくを減らしていくことが大事を思います。

今食品の市民測定所が各地にできたように、人間の体内の放射能値を測定する場所も各地に広がりますようにと祈って、ここに書いておきます。

体内の放射能値を測定することは、どうすれば放射能値を減らせるかという研究につながります。

ベラルーシではベラルド研究所というところが、そういう役割をはたして来られたと聞きますが、日本にもそういう場ができてほしいです。

 ◇   ◇    ◇    ◇    ◇

人間の内部被ばくを市民が誰でも知れるようになると困る人たちがいます。

だから秘密保護法が通ったら内部被ばくのことも秘密に指定されてしまうのではないかと懸念しています。

何が秘密かも外からわからない秘密保護法なんて、笑い話になってしまいそうです。

何と何が秘密なのかくらいは市民がわかるようにしてほしいものです。

「どうしてあんなものを通したのだ」といつか子孫に責められそうで、まだできることをしなければと思います。(こんなものが通ったら孫になんて会えないかもしれないですが)

彼らが隠したいと思っているものを、隠そうとしても無駄だと悟ってくれたらいいなと思います。

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