「原発と映画」プロジェクト準備ブログ

原発に関する映画の紹介をメインに2011年から書いているブログです。

「避難計画で原発やめました」について

2016-07-28 13:04:37 | 原発の映画(観てないもの・上映情報等)


テレビですが、今は時にはテレビの方が、貴重なものがあったりする時代ですので、ご紹介します。

NNNドキュメント『避難計画で原発やめました』という30分程度の映像です。

アメリカのニューヨーク郊外のショアハム原発が、完成していたのに、避難計画をたてられないということで、稼働されず廃炉になったという話を紹介しながら、日本の原発(特に避難計画のむずかしさという点で、似たような状況にある伊方原発)を再稼働しようとする異常を浮き彫りにしています。

https://www.youtube.com/watch?v=-3Hj_mxLTwg

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総統閣下シリーズについて

2016-07-27 18:28:55 | 原発問題ではないけれど重要な社会問題を扱

「総統閣下シリーズ」というインターネットでみることのできる数分の痛烈な風刺のきいた動画があります。

元は「ヒトラー~最期の12日間~」という映画の動画に日本語で嘘の字幕をつけたものとのことです。

私も何篇かみましたが、痛烈な風刺は、人々の心を動かす力があるかもしれないと感じます。

「映画の川柳」という気がします。

http://dic.nicovideo.jp/a/%E7%B7%8F%E7%B5%B1%E9%96%A3%E4%B8%8B%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA

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「チェルノブイリ極秘 隠された事故報告」という本があるそうです。

2016-07-27 11:07:31 | その他

映画ではありませんが、貴重な資料と思われるので、記しておきます。

『チェルノブイリ極秘ー隠された事故報告書』(1994年4月25日(原著1992年刊) 平凡社刊行)

以下のブログで詳しく紹介されています。

http://e-satoken.blogspot.jp/2011/12/19941992.html

著者は、アラ・ヤロシンスカヤ(ジャーナリスト)
1986年4月チェルノブイリ事故の時、二児を連れ一時避難。89-91年ソ連邦最高会議議員として、チェルノブイリ被災対策と事故の真の原因および情報隠しを追及するために活動。92年<もうひとつのノーベル賞>ライト・ライブリフッド賞を受賞。

◇今は新品は手にはいらず、中古品のみのようです。

◇この本の内容を抜粋してツイッターで紹介していてくださっている方がいます。2014年5月から2016年3月までかけて全体の紹介をおえられたようです。感謝して読みたいと思います。

http://twilog.org/AYaroshinskaya/month-1603

 

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「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」について

2016-07-20 14:31:40 | 原発問題ではないけれど重要な社会問題を扱

あ全国劇場公開も半分を過ぎていますが、ようやくみることができました。

公式HPはこちらです。 http://sekai-shinryaku.jp/

「ボウリング・フォー・コロンバイン」(2002年)

「華氏911」(2004年)

「シッコ」(2007年)

「キャピタリズム~マネーは踊る~」(2009年)

とアメリカ社会の闇をユーモア(ブラック・ユーモア)をもって告発したドキュメンタリーをとり続けてこられた

マイケル・ムーア監督の七年ぶりの新作です。

今思えば「シッコ」の時はまだゆとりがあったのだと思います。

この映画に登場するマイケル・ムーア監督からはアメリカ社会への深い絶望がひしひしと伝わってきます。

希望をみつけたく、ヨーロッパとチェニジアを取材し、希望をもらって帰るというストーリーで、確かにそこにしか希望はないとわかるのですが、絶望の方が大きすぎるのをひしひしと感じます。

振り返って日本社会を考えると、アメリカとの深い関係のもとアメリカ型社会に突き進もうとしている日本は、その上原発事故の被害からたちなおるめどのない日本は、安倍独裁政治をおわらせるめどのたたない日本は、アメリカ以上の絶望の中にあると思います。

多くの日本人がこの映画をみて、アメリカのこと、ムーア監督が描いてみせてくれた希望の形を知ることはとても大切と思いました。

ムーア監督がヨーロッパを歩いたように、日本人としては、アジアの国を歩くべき時とも思いました。

どんどん映画館の上映が終わりつつあるときですので、まだの方はみてみてはとおすすめします。

 映画館には意外にも人がはいっていました、

日本に絶望感を感じていない様子のシニアのご婦人たちが、「面白かった」と話しながらかえっていかれていました。

日本のことがこれっぱっちも描かれていない映画だけに、見やすい映画なのかもしれません。ヒットの可能性もあるのかもしれません。

 

 

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イラク戦争から帰って、国賠訴訟をおこされた自衛隊員の方のことを描いた映画があるそうです。

2016-07-12 15:09:41 | 原発問題ではないけれど重要な社会問題を扱

参議院選挙がおわりました。

今回の選挙ほど様々なことを考えさせられた選挙は近年ではなかった気がします。

投票日当日まで、どういうふうに二票をいれるのかぎりぎりまで迷いました。

迷えたのも民進党・社民党・共産党・生活の党の野党共闘があったからこそで、様々なことが「ここから出発」となりますようにと願います。

◆不正選挙についての疑惑もさまざまに語られた選挙でした。

それというのも、投票用紙をまとめる作業までは手作業でも、そのあとの集計を機械でやっているそうで、いくつもの段階をえることによって、透明でなくなっているからのようです。

昔は開票は完全手作業でした。100パーセント人の目にある中での開票作業。。。疑惑のうまれる余地もなかったわけで、私としては結果がでるのは遅くなってもかまわないから、昔のやり方にもどしてほしいと思います。

 

◆東京選挙区から立候補されていた増山麗奈さんは、「桃色ジャンヌダルク」「ママの約束」「サダコの鶴」を作られた映画監督でもありました。

最後の訴えをみていて、感動したのですが、その中に増山さんの最新の映画の存在を知り、ここに書いておきます。

池田頼将さんという航空自衛隊の方がイラク戦争時にクエートに派遣され、そこでけがをし、大変な後遺症をおってしまったそうです。ご本人は悩んだ末に同じような思いをしている人がきっといるだろうと考えて、国賠訴訟をおこすことにしたそうです。増山さんは池田さんのことを描いた映画「戦場の真実~イラク派兵中負傷を隠蔽された元自衛官の告白~」(増山麗奈監督・編集  古村剛・企画)をとられたそうです。

そのあとすぐ増山さんは選挙活動にはいられたので、そのためか今インターネットをみても、その映画のことはほとんどでてきませんが、初公開のときの案内文をご紹介します。


「集団的自衛権が行使されたら、若者が戦場の被害者になってしまう!」イラク派兵中の事故を放置されたため、流動食しか食べれず、一日の大半を寝て過ごさなければならない重い後遺症に苦しむ元自衛官の池田頼将さんは、国を相手取り、事実を認め謝罪させるための裁判を起こし ている。秘密保護法施行、集団的自衛権行使など安倍政権が戦争への舵取りをすすめようとしている今、「戦場で何が起こるのか」を池田さんの告白、イラク市民へのインタビュー、戦場ジャーナリスト志葉玲氏のイラク・イスラム国解説などを交えわかりやすく伝える映像作品。

一方池田さんはそのあと、すぐ冤罪(と思われます)で逮捕され、起訴されているそうです。池田さんのことはインターネット上であちこちにでていますが、ひとつリンクしておきます。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/shivarei/20160205-00054133/

増山麗奈さんの最後の訴えはこちらにあります。いつまでみれるかわかりませんが、一応リンクしておきます。

https://www.youtube.com/watch?v=PcpSZrPPG4Y&feature=share&

 

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「マンデラ自由への長い道」について

2016-07-09 23:06:03 | 原発問題ではないけれど重要な社会問題を扱

日本語の公式HPはなくなってしまったようですが、こちらに大切なことは全部書いてくれています。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%A9_%E8%87%AA%E7%94%B1%E3%81%B8%E3%81%AE%E9%95%B7%E3%81%84%E9%81%93

南アフリカでの黒人の人権がない状況の中から、どうやって人権を獲得してきたのかの長い長い闘いのすべてを描いている映画です。

今の日本の状況も厳しい中なので、大いに励まされる映画です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ネルソンさんは最初は黒人の中でも弁護士として活躍しているエリート的な存在だったこと。でも次第にひどい目にあっている同じ黒人の姿をみて変わっていったこと。

黒人の人種差別をなくすためのグループにはいっていったこと。

その主要メンバーがすべてつかまってしまったあとにも、あとからあとから立ちあがる人たちがいたこと。

最終的に国際世論が味方について、差別をする側を追い詰めていったことがわかります。

ネルソンさんの心の中にはいつも子ども時代の幸せな思い出があったこと。

長い長い闘いを描いた長い長い映画のことをひとことで書くには無理がありすぎるのですが、

参議院選投票日を控えて、この映画のことを思い出して書いておきます。

 

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原発メーカー訴訟について

2016-07-09 16:50:12 | 放射能と原発

矢部宏治氏の「日本はなぜ「基地」と「原発」をとめられないのか」をつい買ってななめ読みしてしまいました。

国民の大多数が「原発はいらない」と思って、行動しても、総理大臣が沖縄の基地の県外移設をすすめようとしても、そのとおりにはならないこの国のおかれている現状をていねいに詳細に書かれている本でした。安保条約についての本は読んだこともありますが、これほどわかりやすい本はなかった気がします。

◆日米合同委員会というのが月に二回開かれていて、日米の重要な問題はここで決まっている実態。それは憲法よりも上位におかれていること。日米原子力協定の問題。

◆国連の中で、日本とドイツは敵国と規定されていること。日本に基地をおいていることをアメリカは中国にどう説明しているかという話。

◆日本と同じように敵国と規定されて米軍基地もおかれ、苦難の戦後の歩みをはじめたドイツが、周辺の国に謝罪し、関係改善につとめ、すべての国との講和条約を結んで、1994年に主権をとりもどした話。などが印象に残りました。

ドイツと同じようにはいかない複雑な状況はあるとしても、ドイツと同じような道を目指して歩んでいく以外に道はないのではと思いました。そういうことを考えていて、今あらためてその重要性を気づいた訴訟に、原発メーカー訴訟があります。HPはこちらです。

http://maker-sosho.main.jp/

訴訟の会の事務局長の方のお話を聞いたことがあります。

「メーカーの責任は問えないという仕組みの中で、原発事故の被害を受けた国である日本のメーカーが、今度は世界に原発輸出を進めていくという状況、それに対して日本にいる市民が黙っていていいのか、もっと国際的な連帯を求めて原発の被害を明らかにしていくべきではないのか」という思いのこもった裁判です。

7月13日に東京地裁での判決が予定されているそうですが、地裁でどんな判決がだされてもそれでおわるわけではない訴訟と思い、注目していきたいと思っています。

 

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矢部宏治氏が語る「日本はなぜ基地と原発をとめられないか」について

2016-07-08 14:09:01 | 原発事故の真相に近づくために

<矢部宏治氏紹介> ○ 1960年、兵庫県生まれ。編集者。慶応大学文学部卒。株式会社博報堂マーケティング部をへて、1987年より書籍情報社代表。著書・共著に『本土の人間は知らないが、沖縄の人はみんな知っていること』(書籍情報社)、『本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」』(創元社)がある。2014年10月に発売した『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』は、8万6000部(2015年2月現在)を売り上げる。

    ◆  ◆  ◆  ◆  ◆

矢部宏治氏のもとに、「311後日本人は大きな謎をとく旅をはじめた」というツイッターがきて、はっとさせられたこともあり、「日本はなぜ基地と原発をとめられないか」を書こうと思われたそうです。

こんなに反対の声があっても原発をとめられないのはなぜか、根本にあるもの。。。日米の密約など事実にもとづいて明らかにしていく。多くの日本人がそれを知る作業なしに、基地の問題も原発の問題も解決しないと考えてのことだったそうです。

 ↓ こちらのブログに矢部氏と孫崎氏の対談の映像とそのテープおこしをのせてくれているので、ご紹介します。

https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=79318

  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆

 ↓ こちらのブログには、原発問題を解決するためには、日米安保条約の問題に向かっていく必要があるという矢部氏の考えがわかりやすく書かれているので、ご紹介します。

http://www.rollingstonejapan.com/articles/detail/24024/2/1/1

  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆

この「原発と映画プロジェクト」の準備ブログも書き始めたのは、「311のような被害を繰り返さないため」だったのですが、調べれば調べるほどいやでも視野が広がっていくのも感じています。「日本人は311以後大きな謎をとく旅にでた」という言葉に共感します。

日本という国がどんな国なのか、今世界はどうなっているのか。。。様々なことを知らないと、原発をなくすこと・311のような被害を繰り返さずにすむことができないのを痛感しています。

この旅がどうなっていくのか、今のところ誰にもわかりませんが、この旅はやめるわけにはいかない旅だと思います。

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「封印された大震災 愛知県半田市」というNHK中部放送局の特集番組について

2016-07-07 23:59:09 | 原発問題ではないけれど重要な社会問題を扱

歴史のことは、あとからしか検証できないものもあるようです。

イギリスが、イラク戦争のことを真剣に検証されておられるニュースをみていて、「未来のためにこそ、歴史の検証が大切」という思いを強くします。

「封印された大震災 愛知県半田市」は1944年におきた地震のことを描いたNHK中部放送局の特集番組とのことです。「証言記録 市民たちの戦争」の中の一作でもあります。

こちらからみることができます。

http://cgi2.nhk.or.jp/shogenarchives/bangumi/movie.cgi?das_id=D0001220050_00000

以下のHPの下の方にもリンクしてくださっています。

http://enzai.9-11.jp/?p=5823

1944年といえばまだ第二次大戦のさなかですが、その時に愛知県半田市などをおそった「東南海地震」のことは隠されていたために、知る人が少ない情報の中、終戦記念日のための特集として制作され、2011年8月10日に放送されたそうです。

その番組を作られたプロデユーサーの方は不幸にも、なくなられているそうですが、渾身の力作であることは間違いなく、ここに紹介しておきます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

歴史を振り返るためにもう一つ重要な文書についても、映画ではありませんが、ここでふれておきます。

アメリカは軍の機密文書も年月がたったものは、情報公開されるそうで、どの国もそうなってほしいと願わずにはいられません。

2005年4月に「地震を使った対日心理戦争計画」と題する米軍機密文書(1945年、CIAの前進である米戦略事務局OSSによって作成)が米国で公開されたそうです。

第二次大戦末期の1944年にカリフォルニア大学のバイヤリー教授を中心とする地震学者たちが総動員され、

「日本近海のどこの海底プレートに強力な爆弾を仕掛ければ、人工的に巨大な津波を起こせるかシュミレーションを繰り返した」という。

その中のひとつの章では、

「日本人の目を覚まさせるには地獄に飲み込まれたと思わせる必要がある。
そのためには、地震を恐れる日本人の特性を徹底的に突くべし。地震攻撃に勝るものはない」と結論付けているそうです。

また、当時の米軍における研究開発部門の責任者であったスタンレー・ロベル博士やマーシャル・チャドウエル博士の分析によれば、

「日本の周辺にある海底の地震プレートをピンポイントで爆破すれば、巨大な津波を発生させることが可能となる。目標とすべきプレートの周囲に8キロ以内に爆弾を仕掛ければ、1年以内に狙った場所で地震を起こすことができ、津波も誘導できる」

とも書かれているそうです。

そして秘密文書の最後には
「地震・津波攻撃の目的は日本人をパニックに陥れることで、神国日本や軍部独裁に対する不信感を醸成することにある。日本人が国家を捨て、個人の生存を第一に考えるようにするためのショック療法ともいえる」と記されているそうです。

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「汚名~放射線を浴びたX年後~」ができているそうです。

2016-07-04 10:03:07 | 原発の映画(観てないもの・上映情報等)
「放射線を浴びたX年後」と「放射線を浴びたX年後2」についてはまだ書けていませんが、三作目ともいえる「汚名~放射線を浴びたX年後」が日本テレビで深夜放映されたそうです。
7月3日に再放送もあったとのこと、またあるかもしれません。
伊東監督は、ひたすら撮影を続けていて、順次まとめて公開していく。。。それが映画という形であったり、テレビという形であったり。。。とにかく多くの人にみてもらいたいという思いで走っておられるようです。
注目したいと思います。
 
NNNドキュメント’16
 汚名 〜放射線を浴びたX年後〜 (1時間・日本テレビ)
放送時間 6月26日(日) 深夜24時55分〜
語り 樹木希林
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