チェルノブイリの事故の前日から三日間と、事故から10年目を描いた劇映画という予備知識だけで観ました。
イスラエル生まれの女性監督が、ものすごくきちんと調べられ、こだわってつくられたものすごく奥の深い映画です。
映画館で、ひとりで観ておわりにしない方がいい映画と思いました。
自主上映で、講演を聞いたり、話し合ったり、資料を読んだりして、深く理解したい映画と思いました。
製作途中で、福島原発事故がおきたそうです。
<続く>
もう少し詳しくわかってからあらためて書くことにします。
このむずかしいテーマを劇映画として、製作完成された方たちがいたことを知り、その方たちに、心から敬意を表します。
1月に完成し、劇場公開はせずに、自主上映により広げていかれています。
どのように描かれているのか。。。
ぜひ観てから、コメントを書きたいと思います。
「日本の青空」という日本国憲法のなりたちを劇映画にされた方たちの手による映画です。
「日本の青空」はとてもすばらしかったと思っていますので、期待したいです。
監督は「日本の青空」(大澤豊監督)とは違って、池田博穂監督です。
新潟県巻町の住民投票(原発建設反対NOをつきつけた)を描いた劇映画とのことです。
「シェーナウの想い」も住民過半数の存在にいかになれたかを見せてくれている映画で、今静かに広がっています。映画の出来がいいとか悪いとかより、そこに学ぶべきものがあると感じる人が多くて広がっているように思います。「渡されたバトン」も同じような映画となりうるかもしれません。。。
追記
「日本の青空」は前回安倍政権時に憲法改悪の動きがさかんになっている中で、製作上映され、憲法改悪をとめる力の一部となったものと思っています。
私もささやかながらこの映画の上映のために、力を寄せました。
映画には時には力があります。人生を変える力のこともあれば、世の中を変える力のこともあります。
「渡されたバトン」もそんな映画であればという期待を持って、今度観てくることにします。
二年がたち、放射能問題は終わったことにしようという強い圧力があり、当事者以外の普通の人にとっては二年間も同じ問題を考え取り組み続けるということは大変なことなので
終わったかのような雰囲気が日本中に広がっています。
それでも問題は終わっていません。
春休みを機に、避難する人もいるし、支援しようという人たちもまだまだいます。
こちらをみると全国の団体のことが一部ですが、伝わってきます。
二年というのは質が変化するときなのだと感じます。地域による違いはますます大きくなっているようです。