人骨

オートバイと自転車とか洋楽ロックとか

北海道ツーリング15

2004年11月18日 | ツーリングのレポート
7月27日(火)

【きょうの行動】

キャンプ場~羽幌~ひまわりの里~キャンプ場400kmくらい




AM7:30
爽やかに起床。昨夜の雨はすごかったと妻は云うが、今は晴れ渡っている。サバイバルに巻き込まれた妻もさすがに爽やかな朝の景色に感動している。借りてきたマットを床に敷き、寝袋を開いて掛け布団代わりに使って寝たのだが、冷え性のぼくは未明は少々肌寒かった。菓子パンと昨日の唐揚の残りを食べる。顔を洗って出発準備完了。妻が海が見たいと言い出した。お目当ての廃墟の一つである羽幌炭鉱は日本海側だから、海を見るついでということにして、ヨシ今日はこちらまわりのルートででかけよう。今朝も昨日に引き続き便意をもよおしてきた。ぼくは和式だと1分くらいで足が痺れて自由に用を足せないので、どこぞの巨大スーパー等へ寄ることに決めた。さて改めてバイクを見てみると、雨で濡れたのはともかく、昨日の雨天走行でエライ汚れていた。ヘルメットのシールドだって虫だらけである。雑巾を持ってきたのは実に正解だった。水道もあることだし、雑巾しぼって清掃しておく。

AM8:30
出発である、ルートはR40を北上し、士別からR239で海を目指し西へ走るというもの。キャンプ場から旭川方面へ走って忠別川を最初の橋で渡り写真甲子園の町(?)東川町へ入り道道1160へ。右手すぐにセンブンイレブンがあった。ちょっとここへ寄って朝飯のゴミを失礼。それだけでは悪いからペットのお茶を購入。一応トイレを借りますと声を掛け中に入ったが、たった今店員が使ってたばかりでウンコ臭いし汚い和式だったのだパスした。ウンコは気持ちよくしたいものだ。旭川市内を避けるため道道37号を使ってからR40に入った。間もなくして比布町に入る。ピップ、ピップ。蘭留、和寒とR40は空いていて快走。国道上前方へ目をやると、雲の影の端の部分が、自分の前方100mくらいのところへ差している。今自分は影の下だが、その先は太陽が当たっている具合だ。この影がさっきから自分と同じ方向へ走っていることに気が付いた。80km/hで雲を追いかけると、かろうじて追い越し晴天の下へ出ることができた。ちょっと減速すればまた雲がぼくを追い越し影の中になる。実に北海道だなあ。この遊びを妻に説明したがどうしても意味が分かってもらえなかった。続いて士別市へ入った。大きいスーパーとホームセンターが並んでいる。すわットイレタイムだ。でも時間は10時ちょっと前。より綺麗そうなスーパーの駐車場へ入ったが、ギリギリ開店前だった。停まっている車たちは開店待ち。なので隣接するホームセンターの方へ向かう。確かホーマックという店だ。こちらも入ってみれば十分綺麗な設備だ。思う存分用を足した。多分20分は粘ったのではないか?気分はあまりに爽快だ。思わず職場へメールを送ってしまった。妻と合流すると、女子便はなんとウォッシュレットがついていたそうだ。だが妻はここで済ませたい気持ちばかりが先行してだめだった模様。もう一度逝ってくると云って、再トライ。がんばれ!

AM10:30
結局不完全燃焼だったようだが、まあしたくないものを無理にする必要もあるまい。気を取り直してGO。士別市内からR239へ左折。丘の中を抜ける快走道路である。美瑛もこんな感じだったが、今日のほうが天気が良い。北海道らしい風景に思えた。一方で左手に不思議な施設がある。付近にトヨタの士別試験場というのがあるらしいのは地図にも書いてあるのだが、雰囲気があまりにものものしいのだ。土手のようなものが築かれていて、境界には鉄条網が張られている。高い土手が一旦凹み出入口らしいものが設けられている箇所があったが、ここは黒幕で覆われていて外部からは中が見えないようになっている。米軍施設並みの厳重警備にみえる。本当にトヨタなのか?そうだとすれば自動車メーカーの秘密主義も大変なものだ。いまだに果たしてトヨタの設備なのか半信半疑のままである。R275と交差するあたりで幌加内町というところへ入る。町の絵看板には「-41.2」という文字が。よく知らないが日本最低記録か何かだろう。どうりでさっきから少し肌寒い気がする。カッパの上着を羽織ることにした。さて道内いたるところでカラスをみかける。全国共通の風景だが、よく見ると見慣れたカラスどもとは微妙に違う。東京にはハシブトしかいないのだが、あれはハシボソガラスなのだろうか?はたまた別の種類だろうか?まあいっか。さてこの先のR239は、何もない高速ワインディングが続く。例によってページを繰れなかったツーリングマップルにも、めくった先に同じようなことが書いてあった。ところでバイクではいつものことであるが、特に人気の少ない道内では走りながらもう大声で歌いっぱなしだ。もっぱら四人囃子の「空と雲」「一触即発」が頭から離れない。後々も北海道のテーマとなりそうだ。「ああ空が破ける/ああ声も聞こえない」これを書いている後日、人の背中で同じ歌を聞きっぱなしだった妻はすっかりこの歌が嫌いになってしまったようだ。霧立峠とかいう山を越えるのだが、ここも酪農家の廃墟のようなものが散在していてかなり触手をそそるものがある。
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