小さな幸せ

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さぶ

2020-03-01 10:11:57 | 読書

山本周五郎 長編小説全集

全26巻 

2013年6月刊行

 

その中の第3巻

「さぶ」

を読みました

 

テレビでやっていたのをたまたま見て

これは原作を読まなくてはと思っていたら

県立図書館の新刊コーナーにこのシリーズが並んでいました

脚注がついていてとても読みやすいです

やっぱり山本周五郎さんの作品は素晴らしいです

読んでよかったとつくづく思いました

 

 

あらすじ

解説より

 

江戸下町の若い表具職人、栄二は、器用で俊敏、将来嘱望されていた。

だが、ある日突然、無実の罪を着せられ、人足寄場へ送られる。

陥れた者たちを呪い、自暴自棄になる栄二だったが、

同じ職人仲間で何をやっても愚鈍なさぶの、ひたすらな友情に励まされ、

少しずつ生きる勇気を取り戻していく。

しかしそこにも、たちの悪い男が現れて・・・。

栄二曰く、

「寄場であしかけ3年、おれはいろいろなことを教えられた、

ふつうの世間ではぶっつかることのない、

人間同どうしのつながりあいや、気持ちのうらはらや、

いきてゆくことの辛さや苦しさ、そういうことを現に、

身にしみて教えられたんだ」

厳しい試練に、必死で立ち向かう若い男女の友情と愛を、

切々と描いた逸品。

最後の最後まで、息がつけない、眼がはなせない。

 

付録に

特別エッセイ 山本周五郎と私

「人生の問い」

葉室麟さんが書かれています

 

 

表題はさぶですが主人公は栄二

そのさぶに何度も何度も泣かされました

 

でも、ひとつとっても残念だったのが

栄二を陥れたのは誰か?

これをテレビで見てわかっていたので

知らずに読めばもっと楽しめたかなと思いました

 

しばらく県立図書館は閉館

第5巻

柳橋物語・むかしも今も

を借りてきました

 

 

はやく憂いのない日々を過ごしたいですねえ

手洗い、手洗い

 

 

コメント
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