MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

綺麗な理由

2009-05-24 00:08:40 | Weblog

「マスクに手洗い、日本は偏執狂」 NYタイムズ神戸発ルポ(産経新聞) - goo ニュース

今日放送されたTBSの『報道特集NEXT』を見て驚いたのだが、マスクは基本的に

インフルエンザに感染した人が他の人にうつさないために着けるものであり、感染

防止にはほとんど効果がないらしい。つまり日本人は杉花粉とインフルエンザを

同等に見てしまっているのであるが、花粉の大きさなら防止できてもインフルエンザ

ウイルスの小ささをブロックすることはできないのである。しかしそんな日本人の

潔癖症に対して“パラノイア”という定義は余計なお世話であろう。この過剰な潔癖さ

を持ち合わせているからこそ他国と比べて日本はきれいな国なのだから。


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すぐにでも審査を受ければいい

2009-05-23 00:04:52 | Weblog

「剣道2段」森田健作知事に免状なし…40年以上も“自称”(読売新聞) - goo ニュース

 それにしても森田健作の言動は知事らしからぬ恐るべき軽さではないだろうか? 

「今後も剣道二段を名乗るのか」という質問に対して「四十数年、指摘されたことは

なかったので、私の思いはそういうつもり」と答えている。誰も指摘しなかった理由は

森田が当然免状を持っていると思っていたからであって、免状をもっていないことを

知っていれば誰でも森田の嘘を指摘するであろう。知事の立場にいる人間にこんな

“自称”を許してしまっては全日本剣道連盟の存在意義がなくなってしまうだろう。

少なくとも森田は二段を許してくれた範士の先生の名前を明らかにしなければ

今後も森田のデタラメは様々な方面でまかり通ってしまうことになる。


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ランキングの崩壊

2009-05-22 00:22:09 | Weblog

漫才なし?ライセンス藤原“ビジュアル一本勝負”(スポーツニッポン) - goo ニュース

 みんなが気がついているのに誰も本当のことを言わないので私が言っておくが、

吉本芸人の男前ランキングは既に死んでいる。吉本男前ランキングが成り立って

いた理由はたまたまロンドンブーツ1号2号の田村亮、次長課長の井上聡、そして

チュートリアルの徳井義美という3人の本当の男前がいたからである。今年の男前

の上位の顔ぶれ、例えばライセンスの藤原一裕やはんにゃの金田哲を見てみても

男前とは程遠い、程遠いにも程があるだろうというくらいに程遠い。目糞が鼻糞を

せせら笑っているくらいに間違いなく一般的にはブサイクランキングに入らなければ

いけない顔ぶれである。もっともギャグとして続けるぶんには文句はないが。


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『ウォーロード/男たちの誓い』 90点

2009-05-22 00:01:20 | goo映画レビュー

ウォーロード/男たちの誓い

2007年/香港=中国

ネタバレ

誤解されやすい‘聡明さ’

総合★★★★☆ 90

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 最も聡明な人間が最も恨みを買ってしまうというこの作品の物語は奇異に思われるかもしれないが私に『スラムドッグ$ミリオネア』を思い出させる。
 清朝軍将軍パンは死んだフリをしてでも自分の部隊が全滅する中で一人生き残った。一見卑怯のように見えるがかなりの‘知能犯’でもある。実際、その後のパンの活躍は目覚しいものがある。だからアルフとウーヤンと義兄弟の契りを結んでも、それまでのパンの行動を見ている私たち観客は、パンが本気ではないことが分かる。恐らくパンの行動の指針となっているものは野望ではなくて多数に利益がもたらされるようにする‘民主主義’である。‘民主主義’のためなら自分に利益がなくてもいいとパンは考えていると思う。だから本当は蘇州城主ホアンのように自分が抱える民衆を助けるために命を捧げてもいいと思っているはずだが、結局アルフの現実無視の理想のためにホアンが犬死にしてしまったように裏切られることがあるためにパンはあえて‘悪’を引き受けるのである。
 ウーヤンもアルフの理想に付き合うほど愚かではないが、パンほど聡明ではない。ウーヤンはパンとアルフの妻のリィエンの密会を目撃して、不倫のためにパンはアルフを殺そうとしていると誤解する。しかしそもそもパンがリィエンと不倫することになった理由はリィエンがアルフとの仲が上手くいっていないために何度も家出をしていたからである。
 結局パンは、正面から‘私的なこと’による誤解からウーヤンに刺されて、背後からパンが野心を持っているという‘公的なこと’で誤解した西太后の側近に銃撃されるという壮絶なラストで絶命してしまう。だから私はパンが『スラムドッグ$ミリオネア』の主人公ジャマールの兄のサリームとダブって見えてしまうのである。
 文句無しの出来栄えであるのだが、私はいわゆる‘任侠もの’が苦手である。


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欲望剥き出しの泳ぎ方

2009-05-21 00:03:18 | Weblog

大麻疑惑で出場停止のフェルプス、復帰戦で2種目制す(読売新聞) - goo ニュース

 バタフライの話をしてみたい。以前タモリが『笑っていいとも』で、バタフライという

泳ぎ方が理解できないと言っていた。どうしてわざわざあのような無理な泳ぎ方を

するのだろうかと。私の考えではその無理な体勢の泳ぎ方にこそ秘密があると思う。

自由形や平泳ぎや背泳ぎには理性が感じられる。一番効率が良い自由形、安定感

のある平泳ぎ、呼吸が確保されている背泳ぎと全て理屈に沿った泳ぎ方ではある。

ところでバタフライであるが、私はバタフライに激しい欲望を感じてしまう。例えば

どうしても泳いで行きたい場所が目の前にあって、目的地を見失わないように速く

行こうとすると最終的にバタフライの型になってしまうのではないだろうか


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『天使と悪魔』 60点

2009-05-20 23:33:28 | goo映画レビュー

天使と悪魔

2009年/アメリカ

ネタバレ

ロン・ハワードという‘鬼門’

総合★★★☆☆ 60

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 本作は2006年の『ダ・ヴィンチ・コード』の続編であることは言うまでもなく、『ダ・ヴィンチ・コード』がキリストの血統の秘密を暴くことで神を人間のレベルまで下げようとする試みであったことに対して、『天使と悪魔』は逆に科学を駆使して人間を神のレベルまで高めるという試みであることも今さら言うまでもない。
 それにしてもロン・ハワード監督である。この長編小説をよくここまでまとめたと評価してもいいのかもしれないのだが、前作同様豊富な素材を生かしきれていないような気もする。魅力的なキーワードはたくさんあるのに物語自体に深みが感じられない。イルミナティに所属している人数は分からないが、ヴァチカンを相手にする割にはずいぶん規模が小さいように感じる。しかしいくらなんでも‘科学者’たちを中心とした秘密結社に所属している首謀者が‘隠しカメラ’で犯行がバレてしまうということは頓珍漢としかいいようがない。


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選挙対策委員長の禁句

2009-05-20 06:42:38 | Weblog

「総選挙投票率は低い方が望ましい」自民・古賀氏が発言(朝日新聞) - goo ニュース

 国会議員というものは絶対的に国民全員の意思が反映されて初めてその存在に

意義が宿るはずなのであり、仮にも選挙対策委員長という肩書きを持つ人間が

選挙の投票率は低い方が望ましいなどと発言してしまった時点で、その党は敗北が

確実であることを認めてしまうことになる。それに恐らく今度の選挙の投票率は

決して低くはならないだろう。どれだけ今度の選挙を国民に待たせていると古賀は

考えているのだろうか? 今回の民主党の新人事で選挙に関しては古賀VS小沢

という構図になり、その上2人とも自ら望んで選挙対策委員長になっているので

両者の自慢の手腕が見物となるであろう。


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マスクについて

2009-05-19 00:06:29 | Weblog

NYの学校で集団感染拡大、教頭が死亡(朝日新聞) - goo ニュース

今回の新型インフルエンザで日本と世界の対応の違いがはっきりと分かったことは

日本人がするように世界ではマスクをする人がいないということであろう。マスクに

対してアメリカではどのように考えているのだろうか? 健康よりも見た目を重視する

ということなのか、マスクをするくらいなら外に出るなということなのか? あるいは

日本人が心配しすぎるということもありえるだろうが、それでも命に係わることで心配

しすぎるということもないだろう。このままアメリカ人はマスクをしないままやり過ごす

つもりなのか? 私の関心はどの段階でアメリカ人がマスクをし出すのかにある。

もしかしたらアメリカ人は端からマスクの有効性を信じていないのかもしれない


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絶妙な選挙手法

2009-05-18 17:09:04 | Weblog

与党、相次ぎ民主批判(産経新聞) - goo ニュース

 細田博之は「民主党は党首が代わったが、政権運営は経験がなく初心者だ。仮に

我々が野党になって攻めればたちまち立ち往生するのは目に見えている」と述べた

らしい。是非野党になって攻めて欲しい。河村健夫は早期の衆院解散の可能性に

ついて「首相はそういう『間隙を縫って』という姑息な考え方はもっていない」と述べた

そうである。私にはどこに“間隙”があるのか見えないのだが。いずれにしろ小沢の

選挙の上手さは今回の民主党代表選挙でも発揮されたように思う。仮に国民の

期待通りに岡田が選ばれて、党運営が上手くいかなかったら期待が大きいだけに

落胆も大きくなるだろう。最初からそれほど期待されていない鳩山であればどっちに

転んでも党にそれほど深刻なダメージはもたらさない。結果的であれ絶妙だと思う。


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『バビロン A.D.』 0点

2009-05-17 22:58:06 | goo映画レビュー

バビロン A.D.

2008年/アメリカ

ネタバレ

テーマが大き過ぎたのか?

総合☆☆☆☆☆ 0

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 同じようなアクション映画として『マックス・ペイン』と抱き合わせで連続上映されているのだが、『マックス・ペイン』と比較してみると、映像はともかくストーリーは全くダメである。そもそもラストが尻窄みでストーリーがよく分からない理由は前半で予算を使い尽くしてしまったためのような気もする。だからここでは私の想像で‘本来の’ストーリーを記しておきたい。
 この作品のクライマックスは最初で描かれる、主人公のトーロップが本気になってオーロラを助けようとした時に、オーロラに「I need you to live(私は生きるためにあなたが必要なの)」と言われながら殺されるシーンであろう。オーロラの父親であるアーサー・ダルクワンディエ博士もオーロラの‘母親’である新興宗教団体ノーライト(Noeliteの‘Noel’はフランス語で‘クリスマス’の意味)の教主に殺されてしまう。オーロラは処女のまま双子を産むと‘7日目’に死んでしまうが(そのようにプログラムされていた)、その双子は二人とも女の子である。つまりこの作品には明らかに‘男性嫌悪’が描かれている。それは男性によって近未来の地球が壊滅状態になってしまったからであろう。‘男性’を廃絶することで新しい世界を築き上げるというのがノーライトの教主の最終目的であったと思う。
 ‘ヒーロー’を否定することによる新しい世界の構築の可能性を探ることがこの作品のテーマであったと思われるのだが、残念な結果になってしまった。


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