MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『天使と悪魔』 60点

2009-05-20 23:33:28 | goo映画レビュー

天使と悪魔

2009年/アメリカ

ネタバレ

ロン・ハワードという‘鬼門’

総合★★★☆☆ 60

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 本作は2006年の『ダ・ヴィンチ・コード』の続編であることは言うまでもなく、『ダ・ヴィンチ・コード』がキリストの血統の秘密を暴くことで神を人間のレベルまで下げようとする試みであったことに対して、『天使と悪魔』は逆に科学を駆使して人間を神のレベルまで高めるという試みであることも今さら言うまでもない。
 それにしてもロン・ハワード監督である。この長編小説をよくここまでまとめたと評価してもいいのかもしれないのだが、前作同様豊富な素材を生かしきれていないような気もする。魅力的なキーワードはたくさんあるのに物語自体に深みが感じられない。イルミナティに所属している人数は分からないが、ヴァチカンを相手にする割にはずいぶん規模が小さいように感じる。しかしいくらなんでも‘科学者’たちを中心とした秘密結社に所属している首謀者が‘隠しカメラ’で犯行がバレてしまうということは頓珍漢としかいいようがない。


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