原題:『Fighting with My Family』
監督:スティーヴン・マーチャント
脚本:スティーヴン・マーチャント
撮影:レミ・アデファラシン
出演:フローレンス・ピュー/ニック・フロスト/レナ・ヘディ/ジャック・ロウデン/ドウェイン・ジョンソン
2019年/アメリカ・イギリス
家族と共に戦う意義について
遅まきながらドウェイン・ジョンソンがプロレスラーだったことを本作を観て初めて知った次第なのだが、主人公のサラヤ・ジェイド・ベヴィスが家族経営のイギリスのローカルなプロレス団体からアメリカのメジャーなプロレスラーになった実話が忠実に描かれていて面白くはある。タイトル通り(私の家族と共に戦う)これはプロレスという闘いだけではなく、選ばれた妹と選ばれなかった兄との心の葛藤が上手く描かれているのではあるが、結局、トライアウトで兄のザックが選ばれず、サラヤだけが選ばれた理由が最後までよく分からなかった。
サンダープッシー(Thunderpussy)の「仕事に御用心(Takin' Care of Business)」を和訳しておきたい。元々はカナダのロックバンド「バックマン・ターナー・オーヴァードライヴ(Bachman-Turner Overdrive)」のヒット曲なのだが、オリジナルを越える良い出来だと思う。
「Takin' Care Of Business」 Thunderpussy 日本語訳
あなたは時計のアラームで毎朝起きると
8時15分の電車に乗って街に向かう
頭上で発車のベルが鳴るから
人々が押し合いへし合いしだすけれど
それでも女の子たちは自分をキレイに見せようとしている
もしもあなたが乗る電車が時間通りに来るならば
あなたは9時までに仕事に就いて
奴隷のようにあくせく働きつめて
給料をもらうことができる
もしもイライラするようならば
私を見倣いなさい
脱サラしている私を
一日中何にもならない仕事が大好きなのよ
私は毎日上手くやっている
私はあらゆる手を尽くしてやっている
私は上手くやっている
全て自分の責任だから
私は上手くやっている
残業もして何とかノルマをこなすんだ
もしも魚釣りのように容易いことならば
あなたはミュージシャンにもなれただろう
もしもあなたが大音量かムードのある音が作れたならば
中古のギターを手に入れればいい
もしもあなたが優秀な仲間と共にバンドを組めば
あなたは成功を得るチャンスを掴む
太陽の下でただ寝て楽しんでいるあなたをみんなが見ている
こんな感じが好きなんだとあなたはみんなに言う
そういう仕事を避けている私たちはみんな自営業
私たちは一日中何にもならない仕事が大好きなのよ
私は毎日上手くやっている
私はあらゆる手を尽くしてやっている
私は上手くやっている
全て自分の責任だから
私は上手くやっている
残業もしている
私は本当に上手くやっている
毎日出かけているのよ
あなたは時計のアラームで毎朝起きると
8時15分の電車に乗って街に向かう
頭上で発車のベルが鳴るから
人々が押し合いへし合いしだすけれど
それでも女の子たちは自分をキレイに見せようとしている
もしもあなたが乗る電車が時間通りに来るならば
あなたは9時までに仕事に就いて
奴隷のようにあくせく働きつめて
給料をもらうことができる
もしもイライラするようならば
私を見倣いなさい
脱サラしている私を
一日中何にもならない仕事が大好きなのよ
私は毎日上手くやっている
私はあらゆる手を尽くしてやっている
私は上手くやっている
全て自分の責任だから
私は上手くやっている
残業もしている負けない!
上手くやっている
上手くやっている
上手くやっている
上手くやっている
私は毎日上手くやっている
私はあらゆる手を尽くしてやっている
私は上手くやっている
全て自分の責任だから
私は上手くやっている
残業もしている
Thunderpussy - Taking Care Of Business | Fighting With My Family OST