MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』

2015-08-14 00:17:36 | goo映画レビュー

原題:『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』
監督:樋口真嗣
脚本:渡部雄介/町山智浩
撮影:江原祥二
出演:三浦春馬/水原希子/長谷川博己/本郷奏多/三浦貴大/桜庭ななみ/武田梨奈/石原さとみ
2015年/日本

誰も撮らなくなった気味が悪い映像の重要性について

 前篇を観ただけで早々に酷評されていることが気の毒になってしまうが、個人的にはこれほど気持ちの悪いグロテスクな映像の新作を観ることができたことだけで満足している。昔は石井輝男監督などがこのような作品を撮っており、それはもちろん『鋼鉄の巨人(スーパージャイアンツ)』(1957年)ではなく、例えば、『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』(1969年)のようなものである。このようなものを観慣れているためなのか、CGのクオリティーなども全く気にならない。

 さらに本作の脚本を担っているのは辛口の映画評論家として有名な町山智浩であり、誰も予想がつかない後篇の大どんでん返しは保証されているようなものだという「フリ」を書き留めておいて後篇の怒涛の展開に期待しておこう。


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