MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『ローマでアモーレ』

2014-02-18 22:24:20 | goo映画レビュー

原題:『To Rome with love』
監督:ウディ・アレン
脚本:ウディ・アレン
撮影:ダリウス・コンジ
出演:ウディ・アレン/ロベルト・ベニーニ/アレック・ボールドウィン/ペネロペ・クルス
2012年/アメリカ・スペイン・イタリア

ストーリー間を交錯するコントラストの妙について

 イタリアにおいて、このようなオムニバス作品はよく見かける。例えば、、ロベルト・ロッセリーニ、ジャン=リュック・ゴダール、ピエル・パオロ・パゾリーニ、ウーゴ・グレゴレッティ共同監督による『ロゴパグ』(1963年)やロジェ・ヴァディム、ルイ・マル、フェデリコ・フェリーニ共同監督による『世にも怪奇な物語』(1967年)や、ヴィットリオ・デ・シーカ監督の『昨日・今日・明日』(1963年)もイタリア映画であるのだが、イタリアでオムニバス映画がよく制作されていた理由ははっきりしない。
 コメディーという作品の性格上、余計な説明は不要であるとしても、例えば、仕事場で自分の意見を聞いてもらえないことに不満を持っていたレオポルドが、ある日突然「有名人」としてパパラッチに追いかけられ、特別な才能を何一つ持たない男の一挙手一投足が騒がれる様子と、ジャンカルロの歌手としての才能を見出した元オペラ演出家のジェリーがジャンカルロの才能を引き出すための悪戦苦闘のコントラストや、あるいは、ベテラン俳優のルーカ・サルタに夢中になるミリーと、売れない女優のモニカに夢中になるジャックというコントラストの妙は指摘しておきたい。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

佐村河内に再検査させる意味

2014-02-18 20:51:03 | Weblog

佐村河内さん、聴覚再調査に応じる意向 横浜市側と面会(朝日新聞) - goo ニュース
聴力は回復するのか、専門家に聞いた 佐村河内氏問題(朝日新聞) - goo ニュース

 横浜市の健康福祉局の職員が聴覚障害2級の障害者手帳を交付している佐村河内守に

「約3年前から聴力が回復していた」という謝罪文の内容が事実かどうか、手話通訳を

介して尋ねたところ、「その通りです」と口頭で答え、再検査についても「受けます」と

応じたというのであるが、聴力が回復している人に対して手話通訳を介している

ところが笑えるし、聴力が回復していると本人が申告しているのに、検査をすることで

3年前以前から聞こえていたと詐称が判明するというのであるのならばともかく、

再検査を受けさせることに何の意味があるのかよく分からない。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする