MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『ミッシング ID』 40点

2012-06-03 23:10:43 | goo映画レビュー

ミッシング ID

2011年/アメリカ

ネタバレ

知らぬ間に変身させられる‘超能力者’

総合★★☆☆☆ 40

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 友人のカレン・マーフィーと学校の社会学の課題に取り組んでいる内に、主人公のネイサン・ハーパーが誘拐児童を載せたウェブサイト上に13年前の自分の写真を発見するというアイデアまでは良かったのであるが、ストーリーの展開のさせ方が上手くないと思われる理由は、脚本を練り上げる段階で、CIA諜報員も含むネイサンたちの‘敵側’に負けないようにと、例えば、ごく普通の女子学生であるカレン・マーフィーが、列車内で敵に見つかり、殴られた後に、両手首を椅子に縛り付けられていたにも関わらず、ガラスのコップを落として、割れたガラスの破片で、手首を縛っていたものを切って脱出するという離れ業を演じてしまったり、ネイサンの友人で、偽造IDを作ることを得意とするギリーも普通の学生であるはずなのだが、妨害されることなく携帯電話でネイサンと連絡がつく上に、ギリーは命を狙われる様子がない。つまりストーリーの都合上、ネイサンの命を最後まで守らなければならないために、普通の学生たちがいつの間にか‘スーパー学生’になってしまっており、サスペンスとして緊張感に欠けてしまい、さらにはネイサンと実の父親のマーティンとの関係も深みが感じられず、せっかくの良いアイデアが上手く昇華されていないのである。


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言葉足らずという言い訳

2012-06-03 00:04:47 | Weblog

尖閣購入の寄付金、10億円突破 東京都(朝日新聞) - goo ニュース

 尖閣諸島の購入に向けて全国から集めている寄付金が、5月31日に10億円を突破した

ことをうけて、石原慎太郎は会見で、「わずか1ヵ月でここまで多くの志が寄せられたことに

たいへん驚いている。領土を守りたいという強い思いを受け止め、購入に向け手順を踏んで

いく。寄付金全体で島が購入できるなら、それにこしたことはない。これからキャンペーンも

していきたい」と述べ、おそらく寄付をしてくれた人の中には多くの都民がいることも気が

ついたのであろうが、5月29日の日本外国特派員協会での講演で、20年夏季五輪招致

に対する都民の支持率が低迷に関し、「東京五輪が実現しても都民は来なくていい」という

発言に対して、「言葉が足りなかったと思う」と釈明してしまっている。何度も言うが、本来

作家にとって「言葉が足りなかった」という言い訳はありえないと思う。幸か不幸か石原は

どうみても良いとこ3流の作家だから通用するのである。


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