道~白磁の人~
2012年/日本
‘刺激的’な演出について
総合
20点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
1966年に実際に起こった袴田事件を基にした「BOX 袴田事件 命とは」(2010年)に引き続き、実話ものを扱う高橋伴明監督以上に、「種まく旅人~みのりの茶~」(塩屋俊監督 2012年)においてお茶を扱い、本作で樹を扱う吉沢悠のエコロジーぶりが気になるところではあるが、高橋伴明監督の演出には相変わらずひっかかるものがある。
特に後半あたりから演出が荒くなり、例えば三・一独立運動を機にチョンリムの息子が抗日独立運動に加わることになるのであるが、いくら朝鮮人でもまだ幼い子供に爆弾を持たせて一人で朝鮮民族美術館を爆破させるようなことをするだろうか? チョンリムの息子が一人で勝手に犯行に及んだ‘スタンドプレー’ということも考えられるが、父親が殺されることもなく、息子をそこまで突き動かす動機が弱い。浅川巧の葬列に小宮という官憲が列の背後から「責任者は誰だ?」と言いながら後列を歩いている朝鮮人たちに暴行を加えるのであるが、列の先頭まで行って訊ねればいいものを、葬列という認識さえ出来ないということは理解しがたい。やがて日本の敗戦を機に、虐げられていた朝鮮人たちが朝鮮にいる日本人を襲うことになるのであるが、近隣に住んでいながらチョンリムに指摘されるまで朝鮮人たちが、盛大な葬儀が行なわれた浅川巧の家と分からずに彼の家族を襲おうとする設定にも違和感が残る。
要するにどれも伏線が弱く、ただ観客のナショナリズムを刺激しながらストーリーを展開させるために高橋伴明監督の演出は必然的に不自然なものになっているのである。個人的にはこのような演出は全く評価できないが、浅川巧という人物の存在を知ることが出来たことだけは評価しないわけにはいかないと思う次第である。
キラキラネーム高2女子の本音は?(R25) - goo ニュース
不運にも「キラキラネーム」をつけられてしまった人は本当に気の毒だと思う。平凡な名前と
比べるならば、それが何に対してなのかは誰にも分からないにしても、間違いなく倍以上の
期待を持たれてしまうからである。もちろんそれ相応の“芸”や“美貌”でも持っているので
あれば、「キラキラネーム」が有効に働くこともあるだろうが、若い頃からつきまとわれることに
なってしまう「キラキラネーム」にはほとんどの人が重みしか感じないだろう。フジテレビの
「笑っていいとも」に先日、宝塚出身の真飛聖が出演していた。「キラキラネーム」といえば
宝塚であろうが、真飛聖によると、特別「キラキラネーム」をつけたいわけではなく、過去の
多くの先輩の名前と被らないようにする結果、選択肢がどんどん狭まってきてしまい、特異な
名前になってしまうらしい。とにかく最初に名前で目立ちたくはないと個人的には思う。