君への誓い
2012年/アメリカ
変わらない作風について
総合 70点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
本作は実話を元にしており、実際にラストでモデルとなったカーペンター夫妻の写真が映し出されるのであるが、もちろん脚色はしているはずであり、交通事故で妻のペイジ・コリンズが夫のレオ・コリンズと過ごした4年間の記憶を失っているという設定は、実話かどうかはともかく、ペイジが自分の家族と縁を切り、独立して生きていたことが必ずしも本人が心の底から望んでいたことではないという意図が感じられ、それが夫との思い出の弱さに結びつき、さらに彼女が制作している‘荒れた’彫刻作品に反映されている演出は上手いと思う。しかしそれであるならば、ペイジが改めて独立して生きていくことになった時に、ペイジが制作している彫刻作品に変化が感じられなかったことが気になってしまうのであるが、いずれにしてもレイチェル・マクアダムスの可愛さは十分に堪能できる。
本作に関して日本版のウィキペディアには‘映画に隠された真実’として「この映画には犯罪が隠れてます。 無差別にアメリカ夫婦を狙って意図的に交通事故で記憶喪失にした後、本を書かせて映画まで作るように仕向けてます。 すべて日本人による犯行です。 使用機材には特殊な装置で気がつかれないように行われてます。」と書かれていたが、もしそうならばアメリカでは興行収入1位になっているが、日本ではそれほどヒットしていないのに、そこまでするその主犯の日本人のメリットが一体何なのかが全く分からない。使用機材の‘特殊な装置’という設定もあやふやで甘いし、犯行動機ももっと緻密に練らなければ面白くない。
「また逢う日まで」&ベスト盤が1位(日刊スポーツ) - goo ニュース
内田裕也「ホタテマン一緒に歌った」(日刊スポーツ) - goo ニュース
時々、尾崎紀世彦をテレビで見るたびに、何故これほどの実力を備えた人の代表曲が
1971年の「また逢う日まで」しかないのかと不思議に思っていたのだが、どうやら尾崎は
シャイな性格で社交的ではなかった上に、ブランデーのレミーマルタンが好きで、ステージの
リハーサルのたびに1本空けてしまうほど飲んでいたようで、アルコール依存症だった頃が
あったらしい。しかし尾崎には「また逢う日まで」があっただけでも良かったのかもしれない。
安岡力也も歌い手として相当の実力がありながら代表曲といえば、1983年のコミックソング
「ホタテのロックンロール」しかないのが悲しい。才能があっても、それを上手く活かしてくれる
有能なマネージャーに巡り合えなかったことが残念でならない。