シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム
2011年/アメリカ
シャーロック・ホームズを持て余す映画監督
総合
60点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
2009年の『シャーロック・ホームズ』と同様にメインとなるアクションシーンの規模は更に拡大され、女装のみならずボディペインティングまでも駆使して徹底的に‘反紳士’を貫くホームズでありながら、彼の推理のプロセスを丁寧に描き、クライマックスのチェスを挟んでのホームズとジェームズ・モリアーティ教授の心理戦なども本シリーズをヒット作にしているのであろうが、冒頭の教会内で火災が発生しているにも関わらず、何故か誰も消そうとせずにホームズを残して立ち去ってしまうあたりから既にガイ・リッチー監督の演出に対する不安が生じていた。
それでもその演出の粗雑さが却って本作に効果的でもあったのだが、意外なところでボロを出してしまっている。敢えて指摘するまでもなくラストシーンなのであるが、ライヘンバッハの滝に、ジェームズ・モリアーティ教授とともに転落死したはずのホームズが五体満足でジョン・H・ワトスンのオフィスに出現した時には、その演出の拙さに唖然としてしまった。荒唐無稽でありながらも、例えば、ワトスンの妻のメアリー・モースタン・ワトスンをホームズが走っている列車の窓から放り投げた後のメアリーの顛末は丁寧に描かれており、滝から転落死したホームズ本人が、その後どのように生還するのかを描くことは映画監督の腕の見せどころのはずなのであるが、それを放棄したガイ・リッチー監督は自ら監督として力量不足を認めたことにしかならないと思うのである。
新ものまね女王? 福田彩乃とミラクルひかるの違い(ハリウッドチャンネル) - goo ニュース
「ミラクルひかるが『100点満点』あるいは『120点』というネタをいくつも持つのに対し、
福田彩乃の場合、単純に点数だけ見ると『まあまあうまい』70点~80点の出来栄えのネタ
が多い印象はある。でも、100点はなくとも、『70点~80点のもの』を幅広くたくさんできる
というのは、やっぱり強い。」という意見には同意できるが、福田彩乃のその“強さ”という
ものはあくまでもテレビの“バラエティ番組”の上でのことでしかない。もしも今ミラクルひかる
に「オセロ」の中島知子のモノマネを好きなようにやらせれば爆笑を取ることは間違いない
はずなのだが、どこのバラエティ番組も“自粛”ということでさせないだろう(もちろんライブ
ではやりたい放題だと思うが)。モノマネにはある種の“毒”が欠かせないはずだが、その
“毒”の薄さが逆の意味でバラエティ番組での福田彩乃の“強み”なのだと思う。