おとなのけんか
2011年/フランス=ドイツ=ポーランド
そつの無い演出について
総合
90点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
冒頭とラストの公園のシーンを除いて、ロングストリート夫妻が住むアパートメントにおける密室劇であり、このようなシチュエーションの時にこそ監督の力量が問われると思うが、さすがロマン・ポランスキー監督のそつの無い演出と思えるシーンを記しておきたい。
アラン・カウワンが妻のナンシー・カウワンの機嫌をとるために、窓の外を見るように促した際に、丁度列車が通るようにタイミングを計って撮っているが、これは中国出身の映画監督であるジャ・ジャンクーが好んで使う演出方法である。
ロングストリート夫妻の家にあるはずの時計が映し出されることはないが、代わりにアランの腕時計が2度程映し出され、午後4時40分を挟んで‘おとなのけんか’をしていることが何気に明かされる。
狭い室内であるためにハンディカメラが用いられているが、ほとんどカメラの手ぶれは気にならなかった。後半の方で見られた、ナンシー目線によるカメラの手ぶれの映像が異様なものに映った理由が、ナンシーが酔っていることを表現したものかどうかははっきりとは分らなかったが、ジョン・ウェインはともかく、ジェーン・フォンダを嫌っているのはゴダールだけだと思っていたが、私の想像を超えてかなり嫌われていることは分かった。
惜しむらくはラストで、水に浸かったアランの携帯電話が復活したというオチは、唐突なナンシーのゲロと比較するならば余りにも弱く、いっそのこと、ペネロピによってナンシーのカバンがひっくり返されたように、頻繁にかかってきていた携帯電話を爆発させればよかったのにと素人ながら思う。
北朝鮮「人工衛星」、発射強行なら米朝合意破棄(読売新聞) - goo ニュース
最初の米朝枠組み合意は1994年に取り交わされ、結局破棄される事になるのであるが、
その後も北朝鮮は食料欲しさに“核カード”を使ってアメリカに食料支援を要請し、なるべく
戦争をしたくないアメリカは北朝鮮の“外交ゲーム”に翻弄されるだけで、今日まで全く何も
進展はなく、「誰も北朝鮮を信用していない。バカにでもならないと、北朝鮮を信用する事は
できない」というライス元アメリカ国務長官の公式見解が出されたにも関わらず、またしても
同じ転轍を繰り返している。“人工衛星”を発射出来るほどの金銭的余裕があるのならば、
先ず何よりもそれで自国の国民に食料を調達するべきだし、そもそも北朝鮮の金桂冠
(キム・ゲグァン)第1外務次官の面構えを見ただけで、こいつは信用出来ないという直感が
働かなくては外交など出来るわけがなく、アメリカは再び同じ誤ちを犯すことになるだろう。