ライアーゲーム -再生-
2012年/日本
しくじった‘再生’
総合
60点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
『LIAR GAME』に関しては、漫画にしてもテレビドラマにしてもそれ程熱心にフォローしているわけではないが、本作の魅力のひとつとして、主人公の神崎直を演じた戸田恵梨香のとぼけた感じと、秋山深一を演じる松田翔太のクールさのギクシャクした組み合わせにあったと思う。『再生』において、松田翔太のクールさは残されたが、戸田恵梨香のとぼけた感じは取り払われ、代わりに多部未華子が演じる篠宮優というキャラクターの真面目さが置かれたことで、‘ライアーゲーム’がずいぶんと‘重い’ものになってしまったような印象を受ける。それは主人公が変わったことだけが原因ではなく、神崎直と同じように‘ボケ’役だった福永ユウジがゲームに参加させてもらえず、終始無表情の江角マキコが演じる主催者の下で笑顔を禁じられた、アリスを演じる芦田愛菜にも起因している。
イス取りゲームそのものは面白く、「ライアーゲーム」というタイトルにはそぐわないラストの大団円は大目に見るとしても、本作の演出上の瑕疵は、結局、優勝者が誰なのか分らないところであろう。一応、高橋ジョージが演じる猿川ケンジが‘ゲーム’の勝利者とされているのであるが、映像を見る限りでは猿川ケンジが最後に椅子に座っていた様子はない。桐生ノブテルが最終戦で猿川が椅子に座っていなかったと思い、「何故椅子に座っていないんだ?」と猿川に文句を言い、その最も肝心な点に対して猿川が「椅子には座った」と反論しなかったこともストーリーをグズグズにしていると思う。誰もそのことに関して疑問を呈していないのが不思議であるが、所詮テレビドラマの映画版だという‘軽さ’が本作を観る上でのたしなみということであるのならば、大人しくそのルールに従うしかない。
本木夫妻 オセロ中島への提訴取り下げへ(日刊スポーツ) - goo ニュース
今回の、お笑いコンビ「オセロ」の中島知子に関するテレビ報道において気になったことが
一つある。中島が都内の自宅マンションの家賃390万円(月65万円)を滞納したとして、
所有者の俳優である本木雅弘夫妻が滞納家賃の支払いを求めている問題が発生した際に
使用されていた写真はかなり太っていた、浴衣を着ている無表情の中島のものであったが、
本木夫妻が中島への提訴を取り下げることが明らかになったとたんに、使用される写真が
笑顔の中島のものに変わったことである。つまり訴えられた時点では中島を“悪者”として
扱うが、訴えられないことになると“良い人”になったというイメージを視聴者に与えるという
番組制作サイドの意図が感じられるのであるが、そこまで“演出”する意味があるだろうか