MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

“植物化”するポストモダン

2009-07-11 00:30:33 | Weblog

「草食男子」も悪くない 草食男子と婚活、負け犬と肉食女子 中国や台湾でも草食男子ブーム(日経ビジネスオンライン) - goo ニュース

 “草食男子”という存在は問題になることはない。本人たちがそのようなあり方で

いいと考えている以上、無理して“肉食”になる必要はない。“草食男子”が問題に

なるとしたら、必然的に“肉食男子”の数が足りなくなるということである。その結果

増殖しつつある“肉食女子”たちは“肉食男子”の奪い合いになり、この状態が続く

ことになると“肉食男子”の浮気が“合法化”することになるのである。“肉食男子”

がモテることになるのだが、それは個人の資質によってモテるというよりもただ単に

“肉食”であるという今や現代における貴重な特質によるからである。以前“動物化”

という言葉が流行っていたが、もうすぐ“植物化”としてのポストモダンが語られる日

が来ることになるだろう。植物相手では語りようがないのであるが。


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『アマルフィ 女神の報酬』 80点

2009-07-11 00:09:46 | goo映画レビュー

アマルフィ 女神の報酬

2009年/日本

ネタバレ

この時期にこの作品は偶然なのか?

総合★★★★☆ 80

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 あの織田裕二が久しぶりにサスペンス超大作に主演すると聞き、その彼の勇姿を一刻でも早く確かめたいと思い、ついに公開初日を待たずに観に行ったのであるが、その期待は裏切られることなく無事に終わった。
 しかし物語の芯となる部分は、主人公の外交官の黒田よりも、あえて名前は出さないが3人の女性の心の成長の物語であり、その3人に刺激されてメインの2人の男も‘大人’になることを強いられるという物語なのだと思う......とまとめたかったのだが、やっぱり織田裕二は織田裕二のままであり、一貫して織田裕二のまま自分を崩さない。それが悪いわけではないが、織田裕二が必要以上に‘織田裕二’を演じているためか、その過剰さで何故か織田裕二が‘杉下右京’のように見えてしまった。多分本人は高倉健を目指していると思う。
 それにしても娯楽作品であるにもかかわらず、あからさまな外務省批判には驚いた。イタリアのローマが舞台ということもあってもしも外務大臣の名字が‘中川’か、あるいは名前が‘昭一’であったら大笑いできたのであるが、この作品はコメディではないので無難な演出だったと思う。


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